万引きをした客を捕まえた時にやってはいけないことを詳しく解説!

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お店で万引きをした客を捕まえた際には
事務所などに一度連れて行き、
盗まれた品物の確認や、
その万引きをした本人から、話を聞くことなどを行いつつ、
警察に通報をして
最終的には警察に引き渡す、というのが
一般的な流れになります。

ただし、警察に引き渡すまでに
お店側として”やってはいけないこと”も
色々とありますので、
そのあたりについて解説していきます。

万引きをした人間の方が悪い、というのは
当然のことですが、
だからと言って、やっていいことと悪いことがあり、
万引きをした人間に対して
”間違った行動”をしてしまうと
”お店側も悪い”ということになってしまいますので、
その点は注意してください。

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度を越した行動はしないように注意する

万引きした客に対して腹が立つのは
当然のことだと思いますし、
面倒くさいな、という苛立ちを感じるようなことも
あるとは思います。

万引きが現れれば当然”その対応”を行わなくては
いけなくなりますから、”本来やらなくてもよかったはずの”
無駄な仕事が増えることになります。

万引きをした客を捕まえて、事務所に連れてきて
話を聞いたり、警察に通報したり、万引きされた商品の確認をしたり、
警察と話をしたり、防犯対策の見直しをしたり…。

防犯対策の見直しはともかく、
他のことに関しては、本来、万引きさえなければ
”しなくてもよかった仕事”です。

ですので、腹が立ったりする気持ちも当然、理解できます。

しかしながら、お店として、万引きをした犯人に
度を越した対応をしてしまえば、当然問題に
なってしまうので、
この点はしっかりと注意しつつ、自分の感情を
コントロールしていく、ということが
大事なポイントの一つになります。

では、どのような点に注意するべきなのか、
その点を見ていきましょう。

同情して見逃してはいけない。必ず警察に通報する

まず、一番やってしまいがちなことが
”万引きをした人間に同情して警察への通報を怠る”ことです。

これは絶対にやってはいけないことの一つで、
万引きした相手がどのような人物であったとしても、
どのような理由であったとしても、容赦なく
警察に通報するようにして下さい。

と、いうのもこれを見逃してしまうと、
その人間は再度、そのお店で万引きを繰り返したり、
他のお店で万引きをしたりする可能性がありますし、
”あの店は盗んでも通報されない”という
良くない噂が広がってしまう可能性もあります。

そうなってしまうと、お店の万引き件数が
増えるなどの事態に繋がってしまう可能性もあります。

そのようなことになってしまわないためにも
”相手がどんな人間”であっても、
相手がどんな理由であっても
とにかく、警察に通報してください。

子供でも、有名人でも、お金に困っている人でも、
何であったとしても警察に通報する…
このことを忘れないようにしましょう。

なお、万引きした理由などを
相手に確認するのは構いませんが
理由を聞いて同情してしまうことのないように
注意してください。

万引きするような人は大抵悪知恵が働きます。
同情を誘うような理由を口にして
警察沙汰になることを逃れようとする
悪い人もたくさんいるので、
注意して下さい。
(実際に捕まえた後に嘘泣きした子供もいました。
容赦なく通報しましたが…)

”生活できない”だとか
”同居人に毎日嫌がらせされて辛くて”だとか
そういう理由でも、とにかく通報してください。

その”理由”が嘘の可能性だって十分にあるわけですし、
仮に本当だったとしても万引きをしていいという理由には
なりませんから、しっかりと通報を行ってください。

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暴言や暴力は控える

万引きした人間が悪い。確かにこれは事実であり、
これ自体は相手が何をしようが、どんな理由があろうと
揺るぎのないことです。

ただ、度を越した行為をすれば
”お店側も悪い”になってしまいます。

万引きをした本人が”悪い”ということはもちろん
変わることはありませんが、
”両方悪い”になってしまう可能性がある、
ということですね。

どんなに万引きされたことに対して、
腹が立ったとしても、その万引きした客に暴力を
振るったり、度を越した暴言
(叱ったりするのは良いのですが、
それを通り越して言う必要のない暴言などまで
口にしてしまったらアウトです)などを言ってしまうと
後々大きな問題になる可能性がありますし、
特に暴力は重大な問題です。

確かに、万引きは腹が立つものですが、
相手と同じ”犯罪”という土俵に立ってしまうことがないように
注意するようにしましょう。

ただし、相手が逆上して襲い掛かって来るようなことがあれば
その時は”守り”の目的であることは大前提ですが
この場合は”無抵抗で大怪我させられたりする必要は流石にない”ので
自分の身を守るための行動をして下さい。
(もちろん反撃は最小限が望ましいですが
それで命を落としてしまったら意味がないですからね)

過度な要求をしてはいけない

万引きをした人間は悪いですが、
過度な要求をしてはいけません。

例えば”金銭”を要求したりするのは当然NGですし、
万引きしたことへの謝罪を求めるのはともかく、
その場に土下座させたりだとか
”一般的に考えてやりすぎ”な行為は
お店として、絶対に行わないよう、注意してください。

これをやってしまうと、お店側も後々
問題になってしまう可能性がありますし、
万引きをした客側に反撃の口実を与えることにも
繋がりかねません。

また、万引きした商品の費用を要求することも
控えるようにし、そのあたりは
警察に対応を任せるようにすることが確実です。

晒すような行為は控える

万引きした客の顔写真を撮影して
店に掲示したり、ネット上に公開したり、
そういった行為は、気持ちは分からないでもないですが、
これは後々大問題に発展する可能性の高い行為に
なりますので、やらないようにして下さい。

以前も↑のようなことで問題になったお店を
見たことがあります。

店に顔写真を貼りだす、
ネットに顔写真を掲載する、
個人情報を聞き出してそれを店に掲示したり、
ネット上に晒したりする…
こういった行為には注意し、
怒りに任せてやってしまわないように、注意しましょう。

ただ、監視カメラの映像を情報提供のために
警察などに提供する、など
そういった”証拠として必要なものを適切な用途で利用する”
のでしたら問題はありません。

怒りに身を任せて個人情報を晒すなどの
行為だけ、気を付けるようにしましょう。

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毅然とした対応を行い、後は警察に任せる

万引きをした客を捕まえた際には
まずは同情などはせずに、
毅然とした対応を行うことを
心がけて下さい。

上でも書いたように”やりすぎ”はダメですが
甘い対応も絶対にしてはいけない対応なので、
見逃すようなことは絶対にないようにしてください。

一方でここまで書いてきたように、
暴力を振るったりだとか、
過剰な要求を叩きつけたりだとか、
ネット上に犯人の顔を晒したりだとか
そういった行為は”やりすぎ”の行為になりますので、
怒る気持ちは分かりますし、
万引きと言う行為に対して怒りを感じることは
当然のことですが、
怒りで我を見失って、度を越した行為に
走らないように、注意が必要です。

まとめ

万引きを捕まえた際には
必ず警察に通報を行い、
警察が到着したら、後は警察に任せるような
流れで対応していきましょう。

可哀そうだと思って警察への通報を控えたり、
逆にお店側で勝手に罰を与えようとしたり、
そのようなことがないよう、心がけていきましょう。

甘い対応も、過剰な対応も、
お店にとっては最終的にマイナスとなる可能性があります。

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