自分でやっているお店の閉店日を決めるポイント!注意点は?

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自分でお店をやっている場合…

時には不本意ながら
閉店しなくてはならないようなことも
場合によっては出てくるかと思います。

資金的な問題だったり
年齢的な問題だったり
その他色々な事情だったり…

では、もしも自分でやっているお店を閉店する!
となった時には、どのように
閉店日を決めて行けば良いのでしょうか。

実際に閉店を経験した体験談ももとに、
お話をしていきたいと思います。

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閉店日はどうすればいいの?

「閉店日」を決めるのは自由です。
賃貸でお店をやっている場合、その退去日などに関しては
大家さんと相談する必要がありますが
退去日までに片づけられる日付であれば
いつを最終営業日にするのかどうかは
個人の自由ですし、
好きなようにすることができます。
特にこの点に関しては、決まりはありません。

雇われ店長の場合に関して言えば
閉店日を自分自身で決めることはできません。
会社側が閉店する日程を指定し、
雇われ店長は、ただそれに従うのみ、ということに
なりますね。

ただ、自営業の場合は
そうではありません。
閉店を告知する日も自分で決めて
閉店する日も自分で決める、
全ては自分の責任によって決める、
ということになりますから、
しっかりと最後まで、こういう部分は
やっていかなくてはいけません。

では、どのように閉店日を決めれば良いのか。
そのポイントについてのお話を
していきたいと思います。

退去日に間に合うように

自分の家や自分の所有する建物で
お店をやっていた場合は気にする必要はありませんが
賃貸でお店をやっていた場合に関しては
まず、閉店を決断した際に大家さんに
相談しましょう。

いつまでこの物件を借りるのか、ということですね。

契約によっては〇か月前までに申し出ること、
などと決められているケースも
存在していますから、その点に関しても
注意をするようにしましょう。
急に「来月閉店する予定なので」というのは
通用しません。
契約書に「3か月前に申し出ること」と
書かれていれば3か月前に
申し出なければいけない、ということですね

また、退去する日が決まったら
その日に間に合うように閉店をしなければいけません。
閉店後も片づけはあると思いますから
退去日直前までお店を営業しているのではなく
ある程度早めにお店の営業は終了する!
ということが必要になります。

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ダラダラと長引かせないように

逆に、閉店の決断が出来ずに
ダラダラと引き伸ばしてしまうことも
問題です。
止めるのであればすっぱりとやめるべきですし、
この決断の際に迷ってしまって
中途半端な時間が続くのであれば、
家賃などはそのままかかることに
なってしまいますから、
結果的には、どんどん、自分の首を絞めているような
そんな感じになってしまいます。

閉店を考えるということは
何か理由があるはずです。
その理由を考えてみて、現実的に
改善が不可能であると判断したのであれば、
さっくりとお店の営業は
やめてしまう必要があるかと思います。

ダラダラと長引かせる!ということは
何のプラスにもならないことなので、
細心の注意を払うようにして下さい。

周囲と相談する

自営業の場合、最終的に決断をするのは
自分自身です。
これに関して言えば、他の従業員がいようと
いまいと同じことです

最後はあなた自身が「閉店」という二文字を
掲げることになるのです。

が、相談するぐらいは問題ないでしょう。
一緒に働いている人間がいるのであれば
その人と相談して考えるのは良いと思いますし
ご家族がいるのであれば、
家族に相談してみるのも良いでしょう。
友達の意見などもひとつの参考材料には
なるかもしれません。

が、どんなに相談しても
最後の決断は自分自身です。
あまり長引かせることなく、
すっぱりと終わらせる!ということも
時には大切なことになってくるのです。

片づけの時間を考える

先ほど書いたように、
大家さんとの話し合いをし、
いつまでに退去する、と決めた場合は、
その退去日までに退去できるように
動いていかなければなりません。

そのため、
退去日=閉店日ではない、
ということをまず、覚えておきましょう。

退去日が決まったら、
閉店日も決めなくてはなりませんが、
これに関しては”閉店後、片づけまでにどのぐらいかかるか”
を考えてみて、ある程度余裕を持ち、
早めに閉店日を決めて閉店をすることを
おすすめします

閉店したあとにも、お店に残った棚だとか
ショーケースなどがある場合、それを処分
しなくてはいけませんし、
賃貸から退去するにあたって原状回復などを
求められる(最初、入居する前の状態に戻す)
可能性もあります。

そうなれば、ある程度の時間がかかることは
確実になりますから、
そういった面までしっかりと考えて、
片付いていないから退去ができない!
なてことになってしまわないように、
注意しておくことが大事になります

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閉店日を告知する

閉店日が決まったら、
お店を利用してくれていた人に
対して告知するために
「閉店のお知らせ」を貼りだすなりして
お知らせしていく必要があります。

何も書かないまま消えたら
流石に皆様もびっくりするでしょうからね…。

閉店日が決まってからすぐに
告知する必要はありませんが、
自分の中で一番良いと思うタイミングに
しっかりと告知はしていくようにしましょう。
告知はお店の店先に貼りだすのと
ネットで告知でもしておけば充分であると思います。

”売りたい閉店セール”があるのであれば
ポスティングもひとつの手段ではありますが
そこまで売りになるようなものが
無ければそこまではする必要はないと思います。

その場合はポスティングよりも
自分の片づけの方を優先していくべきでしょう。

なお、お店の閉店告知に関しても
自営業の場合は、自分でそのタイミングを
決めることになります。
特別な決まりなどはありませんから、
自分自身でしっかりと、良く考えて
決断していくようにしましょう。

ただ、一度発表したら
”やっぱり伸ばします”みたいなことや
”やっぱり今日閉店します”みたいなことは
控えるようにした方が
良いかとは思います。

今後のことも考える

閉店を決定し、
閉店する日も決定したのであれば
まずは片づけなどを優先するべきではありますが
少しずつ、”今後のこと”についても考え始める
必要は出てくるかと思います。

自営業でお店をやっていた場合
そのお店を閉店すれば
基本的には収入は無くなります。
そして、そのまま何もしなければ
当然収入は入ってきませんし、
無職、ということになります。

確かに、自分のやっていたお店が無くなるのは
ザンネンなことだと思いますし、
良い気持ちではないと思いますが、
それは乗り越えていかなければなりません。

今後、自分がどうしていくのかについても
閉店を意識し出したころから、ゆっくりと
考え始めて、
何か準備が必要なのであれば
下準備をしていく、
ということが大切になります。

自分のお店の後始末に
今後のことも考えなくてはいけない…
なかなか大変なことだとは思いますが
しっかりとやっていくようにしましょう。

まとめ

自営業の場合は
最終的にお店の閉店日を決定するのは
自分自身です。
賃貸の契約上の都合などから
自分自身で考えて
決断をしていきましょう。

閉店すると決めたら、ダラダラと
中途半端な対応をすることは
おすすめできません。
”やめる”と決めたら
スピード感を持って行動していく
ことが大事になりますから、
その点も、しっかりとやっていくようにしましょう。

長引けば長引くほど、
自分の今後が苦しくなる場合もありますから、
ちゃんと次のことまで
考えて行かなくてはなりません。
閉店日をどうしようどうしよう、とずっと
迷っているようではダメなのです。

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