自営業の閉店セールのポイントを解説!なるべく減らすために!

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自営業のお店も、いつかは閉店することに
なるお店も多いかと思います。

利益的に苦しくて閉店を迎えるお店も当然あると思いますし、
年齢的にそろそろお店を畳もうかな、というお店も
あるかと思います。

そんな中、心配なのが「在庫」ですね。

商品を抱えないような飲食店だとか、
そういうお店であれば良いですが、
小売業などの場合は、閉店時に在庫が余ってしまうことも
あるかと思います。

そんな場合に、少しでも利益に変えるための方法が
「閉店セール」になりますね。

今回は、自営業の閉店セールのポイントをご紹介
していこうと思います

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自営業の閉店セールのポイント

自営業の店舗において、閉店セールをやるか、やらないかは
全て自分の判断になります。
アルバイトや従業員を雇っている場合でも、
最終的な判断を下すのは、事業主である自分自身です。

チェーン店などの閉店セールの場合は、
上からの指示に従って、閉店セールを行うことに
なりますが、自営業ではそういうことはありませんからね…

なので、閉店セールはやらなくても大丈夫ですし、
逆に大々的にやったって、問題はありません。

では、自営業の閉店セールのポイントを見ていきましょう。

お店を閉める前に現金化

自営業のお店を閉店する際には、色々と費用もかかると思います。
また、商品の在庫を残しておいたところで、
チェーン店などとは違い、他店に送る、ということも
できませんから、自分にとって必要なものを除けば、
本当に要らないモノになってしまうのです。

そのため、出来うる限り
閉店の日を迎えるまでに現金化しておくことを
おすすめします。
現金化しておかないと、後々、売るのは難しくなってしまいますから
店舗があるうちに閉店セールを実施することをおすすめします。

また、閉店セール以外の方法での現金化(後述)についても
考えておく必要はあるかもしれません。

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閉店セールをやれば売れる?

閉店セールをやっても、在庫全てを売り切ることは非常に
難しいです。
どんなに投げ売りの価格設定にしたところで、
全部の商品を完全に売り切ることは非常に困難です。

ですが、ある程度の商品を売りさばくことはできるでしょうし、
自営業の閉店時には、出来る限りお金も必要になると思いますから、
閉店セールは必要であるかと思います。

どのぐらい値引きするか、という点についてですが、
これは自由です。
一般的なやり方としては、閉店日が近づくにつれて
割引のパーセントを増やしていく方法だとか、
売れ無さそうな商品の割引率を高めに設定しておく、
だとか、そういう方法になるかと思います。

閉店セールの告知

閉店セールは告知しなければ効果を発揮しません。
閉店セールをやっていることすら知らない人は、
わざわざお店に来ませんし、
お店に来ても、レジで初めて「あ、セールやってるんだ」と
なるような人も居ます。
そういうことになってしまうと、あまり効果を発揮することが
できなくなってしまいますから、
閉店セールの告知はしっかりと行いましょう。

自営業の場合で、閉店するような状況になっている場合、
なかなか大規模な宣伝を行うことは難しいかと思います。
そのため、自分たちのできる範囲で、宣伝を行うようにしましょう。

まず、店頭にPOPなどをデカデカと貼り付けて告知を
行うことももちろんですが、
ネットなどでの告知であれば、費用はかかりません。
普段から、お店のブログやツイッターなどを更新していた場合、
そちらでの告知も行うと良いでしょう。

また、チラシなども、新聞折り込みなどは厳しくても、
時間があれば、自分でポスティングすることはできるはずです。
ある程度ポスティングするなどして、閉店セールをやっている、
ということをお知らせするのも、一つの方法であるかとは思います。

フライングしてセールを実施

閉店を何らかの事情でまだ告知はしていないけれど、
在庫は処分し始めたい、と言う場合は、
フライングでセールを実施しましょう。

閉店を告知できない理由、というのは
自営業の場合はあまりないかとは思いますが、
もしもそういう事情がある場合は、
何らかの別の文句をつけて、セールを実施して
在庫を減らしていくのが、ポイントではないかと思います。

年末年始セールだとか、
夏休みセール、秋のセール、何でも構いません。
その時の時期に合わせた言葉で、上手くセールを実施して、
在庫を処分していくのが、ベストなのではないかと、思います。

まぁ、突然大規模なセールを始めれば、
人によっては「あれ?ひょっとして…?」なんて人も
居るかもしれませんが、
そういう人には、こっそりと教えてあげると、
良いかもしれませんね。

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閉店セールはどのぐらいの期間やればいいの?

これは、特に決まっていません。
閉店が決まった瞬間から初めて、
閉店まで、あと3か月!というのであれば
3か月間閉店セールをやっても良いですし、
最後の1週間だけ、さっくりと閉店セールをやるのでも、
別に良いかと思います。

このあたりは、本当に自己判断によるところに
なると思いますから、
いつから始めても構いませんし、
どのぐらいの間、閉店セールをやるのか、
という点に関しても、あくまでも自分次第です。
ただし、閉店の予定が全くないのに
閉店セール、というのはあまり良くないですから、
その点は注意しましょう
(在庫がなくなったら閉店!だとか
 そういうのは良いと思いますが
 閉店する気0なのに閉店!は問題です)

閉店セールでも売りきれない場合は…

閉店セールを実施しても、全ての商品を処理
できる可能性は限りなく低いです。
ほぼ確実に何らかの商品は残るでしょう。

そのため、他の方法で処理を行わなくては
なりません。一応、他の方法としてあるものは…

・自分のものにする
自分で使えるものに関しては、自分のものに
してしまうのもアリだと思います。
ただ、自分にとって全く使い道のないものは、
この方法は使えません

・業者などに売る
取り扱っている商品にもよりますが
閉店時の買取を行ってくれる業者もありますし、
同業他社で買取をやっているお店などがあれば、
そういったところに全て売ってしまうのも一つの
方法ではあります。
閉店セールで売るより、利益は下がるとは思いますが
それでも、0よりはマシかもしれません。

・何らかの方法で処分する
どうしても、どうにもならない商品は処分
してしまうことも視野に入れなくてはなりません。
自宅に持ち帰っても良いですが、全く使い道の
ないものであれば、ただ、邪魔になるだけです。

お客さんにプレゼントとして配布してしまうのも
良いですし、誰か欲しがっている人が居れば
あげてしまうのも良いかと思います。
最悪の場合、廃品回収業者を依頼して、
お店の要らない備品(ショーケースなど)と一緒に
持って行ってもらうしかないかと思います。

お客さんにプレゼント、として配ろうとしても
それでも誰も持って行ってくれないような商品も
本当にありますから、閉店時の商品の処分は
悩ましいところではあります。

無駄なあがきはマイナスに

閉店セールを初めても
思いの他売れない場合などに関しては
早めに、閉店セールすらも切り上げるぐらいの
勢いで物事を進めるようにして下さい。

とにかく、自営業のお店を閉店する際には
なるべく自分自身にとって打撃や影響が
残らないように考えることが大切です。

考えることに時間をかけすぎていれば、
大きな打撃になる可能性もありますから
注意するようにして下さい。

まとめ

自営業の場合、なるべく現金化はしておきたい
ところだと思いますから、閉店セールの実施は
1つの大事なポイントになるかと思います。

今回の記事では、閉店セールということに
注目して書きましたが、実際には在庫管理などの
問題もあるでしょうから、自分のお店の
在庫管理方法なども考えながら、
しっかりと処分していくようにしましょう。
いずれにせよ、閉店直前はあまりセコセコせずに
セールをやってしまった方が良いかと思います。

チェーン店のように「余ったら他の店に」と
いうことはできませんからね…。

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