自営業の老後!退職金が無い自営業はどうすれば良いの?

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店員Kです!

自営業には「退職金」というものは存在しません。
サラリーマンであれば、勤め上げれば退職金が
貰えますから、それを老後の資金にすることができます。

ですが、自営業の場合には、そういうところも自己責任ですから
”自分で作る”ことはできても何もしなければ退職金に
あたるものは存在しません。

自分で何の備えもしていなければ老後、最低限の生活すら
保障されないのが過酷な自営業の世界なのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?

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自営業の老後の資金はどうする?

自営業が老後、生活していくための資金をどうしたら良いのか。
これは大変悩ましいことですよね。
そのまま何もしなければ生活することは難しいでしょう。

ですから、自営業と言う道を選び、
その自営業で最後までやっていくつもりなのであれば、
下のような対策をそれぞれしておかなくてはなりません。

自営業の老後のための資金確保、
どのようにすれば良いのか、書いていきましょう!

①国民年金

老後の生活資金として考えられるもののひとつが国民年金。
しっかりと納めていればある程度の額は支給されます。

…しかし…本当に”ある程度”です。
実はサラリーマンが納めている厚生年金に比べると
支給される金額はかなり低く、
現時点でも月々5~6万円程度と言われています。

5、6万円で生活…できますか?
かなり厳しいと私は思います。

国民年金を納めていれば安心だ!なんてことではないのです。
安心どころか国民年金を過信していたら
大変なことになってしまいます。

なので、自営業の人間が安心して老後を過ごすには
国民年金だけでは到底足りない!ということに
なってしまいます。

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②小規模共済の利用

自営業者向けに作られた積立制度で、老後のために
毎月1000円~7万円の範囲でかけ金を積み立てて
いくことができる、というものです。

小規模共済を利用すれば、サラリーマンの退職金の代わりとして
利用することが可能です。
退職する年齢の際に、まとまったお金を手に入れることができる
わけですから、老後の生活がある程度楽にはなるでしょう。

ですが、退職金と違って、毎月、自分でお金を積んで
いかなくてはならないわけですから、毎月毎月の支払が
苦しい!というような方には非常に厳しいものがあるかと思います。

ただ、自営業の場合、老後が国民年金だけだと本当に
大変な思いをすることになってしまいますから、
ある程度は考えておかなくてはなりません。

③自分で貯金しておく

勿論、自分の意思が固い方であれば、
上で書いたような小規模共済などを利用しなくても問題は
ありません。
自分で貯金しておけば良いわけですからね。

ただ、自分での貯金は、やはり気軽にお金を取りだせてしまいますし、
意思が弱いと「ちょっとぐらい大丈夫だろう!」と現金を
下してしまったりもするかもしれません。
そうなってしまうと、結局ズルズルと老後の資金がたまらないまま
年をとっていってしまうことになりますから、
もしも自分で貯金する場合は、自分なりのルールを決めて、
最低限、銀行に預けるなどはしておいた方が良いかと思います。

④粘り強く働く方法も…

どうにもならない場合は、サラリーマンの定年を超えて
働くことも時には考えないといけないかもしれません。
業種によっては体力面があまり関係ないものもあるとは思います。
ですから、自分の資金状況によっては、少し引退の年を先送りに
することも一つの方法だとは思います。

ただし、どんな元気な人でも、高齢になればなるほど
体力も判断力も何もかも衰えていくのは
残念ながら事実です。
生涯現役で働き続ける、ということはなかなか難しいとは思いますから
引退(定年は存在しないので、引退と書いてます)は
やはり必要なことだと思います。

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⑤収入が入るルートを確保しておく

自営業の仕事から引退しても、収入が入るルートを確保しておくことも、
大事なことの一つです。
上で書いた通り、国民年金の支給額だけでは到底、暮らしていくことは
難しいでしょう。

では、どうすれば良いか。
上で書いた貯金や小規模共済もそうですが、
一旦仕事を終えたあとにも、ある程度収入が入っておくように
できれば、良いですよね。

方法はいくつかあります。

まずは、自分の事業を大きくできていれば、誰かに後を継がせて
自分は隠居みたいなかたちである程度の収入を得ることはできると思います
(いつまでも居座ったり、口出しするのはやめた方が良いと思いますが)

ただ、そこまで大きくするのはなかなか難しいでしょうから、
副業などをしておくのも一つの方法です。
仮想通貨だとか、株だとか、ブログだとか何でも構いません。
例えば月に5万でも稼げるようにしておけば(5万っていうのも難しいですが)
国民年金と合わせて10万を超えます。
それでも退職金が無い事を考えれば少ないですが、
だいぶ、楽にはなるかと思います。

先々のことまで考えて、時間に余裕があるときは
そういう副次的な収入を得られるよう準備をしておくのも良いと思います。
仮想通貨にせよ、株にせよ、ブログにせよ、
時間は結構かかりますが、
肉体労働では無いので、頭の方がしっかりしているうちは
いけると思います

⑥ある程度の資産を持っておく

ある程度の資産を持っておくのも良い事ですね。
貯金ではなく、物理的な資産。
例えば、高く売れる持ち家があるだとか、土地を持っているだとか
そういうことです。
なかなか難しいことだとは思いますが、
資産があれば、最悪の場合、それを売り払うこともできるわけですから、
いざというときの為になるとは思います

⑦持ち物を全て売り払って資金確保

お金になるものを持っていれば、これもいざという時の資金源には
なりますね。
例えばお店などをやっていた場合、引退を決めたら
お店の商品を全て売り払ってしまうのも一つの方法です。

どのような商品を扱っているかにもよりますが、
業種によっては、なかなかの利益になるのではないでしょうか。

お店で使っていた備品などについても、
誰もお店を継がないのであれば、もう使わないでしょうから
売れるものは颯爽と売り払ってしまうのも一つの方法です。

⑧子供や孫を頼るのは…

引退後は子供や孫を頼るのも一つの方法ですね。
ただし、これは強要してはいけません。
子供たちの生活が苦しいのに、無理やり入り込んで、
支援を求めたりだとか、そういうことはしてはいけません。

あくまでも子供や孫から「一緒に住まないか?」みたいな
申し出があった場合に限ります。

強引に押し掛ければ家族といえど、トラブルになる可能性も
あります。
そこまで元気に過ごしてきて、最後は家族のトラブルで…
なんてことになってしまったら、本当に最悪ですから、
自分から図々しく支援を求めたりするのはやめましょう。

そして子供たちから支援されたり、
世話になったら必ずお礼の言葉は忘れないようにしましょう。
例え、今まで育ててきたんだ!という思いがあっても
”支援してもらって当たり前”みたいな考えは
反感を買ってしまいますから注意です!

まとめ

自営業の老後は本当に大変です。
何も考えずに国民年金だけ払い続けて
老後を迎えたら大変なことになります。

「さぁ~年金生活だ!」って思ってたら
5、6万しか入って来ないわけですからね…
目の前が真っ白になってしまいます…。

なので、自営業で、ずっとやっていく決意を
したのであれば、老後のことも考えつつ
上手くやっていかなくてはなりません。

なんだかとても厳しい世界のような気がしてしまうかもですが
自営業とはそういうものですし、ぼやいても始まらないので
ちゃんと準備しておくようにしましょう!

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