独身税を導入するとどうなる?導入のデマにご用心!

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独身税とは、
その名の通り、独身に課せられる税のことです。

もちろん、実際にそんな税は存在していませんが、
導入されるだとかなんとか言われることも
ありますし、実際に議論されたようなことは
あるようです。
また、海外では実際に過去に導入されていた国も
あるようですね
(これは失敗に終わっており、廃止されています)

では、実際に導入してしまうとどうなるのか、
その点についてと
”デマに惑わされないようにするために大事なこと”を
ご紹介していきます。

なお、独身税はあくまでも現時点では空想上の存在であり
実際に導入されていることはもちろんないですし
導入が検討されている、ということもありません。
時々”デマ情報”が流れているので
そういった情報には惑わされないように
注意してください。

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導入されるとどうなるの?

もしも万が一、「独身税」なるものが
導入されてしまったらどうなるのか。

これは、簡単なことだと思いますが
答えとしては「逆効果」になるだけでしょう。

”独身税が導入されたから結婚しよう!”なんて
ことにはなりません。
(厳密に言えば偽装結婚は増えるでしょうが)

マイナスの面ばかりが目立つことになるでしょう。

独身税が導入された場合
どのようなことが起きることが
考えられるか、見ていきましょう

未婚率や少子化対策にはならない

まず、独身税を導入したところで
純粋な意味での結婚が増えるかどうか、
と言われれば答えはNoでしょう。
少子化対策にもなりません。

独身税といえど、そう大きな額には
ならないでしょうし、多くの人は
そのまま支払うだけです。

まず「結婚する気がない人・興味のない人」は
独身税ができようと、結婚はしないでしょう。
するぐらいなら金を払ったほうがマシ、で終わる話です。

「相手がいない人」
これに関しては税があろうとなかろうと、どうにもできません。
努力したら結婚できる、みたいな考えは間違えです。

「お金がない人」
金銭的な問題で結婚できない人は、
独身税によりさらに結婚から遠のきます。

つまり、独身税を導入しようが、しなかろうが
結婚するのは、元々結婚を考えている人、だけであり
そういった人たちの結婚の時期は
早まる可能性はありますが、
↑のような「お金がない人」だとか、そういう人たちを
さらに結婚から遠ざける結果になるので、
少なくともプラスになることはないでしょう。

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偽装結婚が増える

独身税を導入することで、
偽装結婚は増えるでしょう。
これはどういう意味かと言うと
事実上はそういう関係にないのに
”結婚していることにする”ということですね。
婚姻届だけ提出して、
あとは赤の他人、ということです。

独身税などを導入すれば
これは確実に出てくることだと思いますし
誰だって無駄な税金は払いたくないでしょうから
そうなることは目に見えています。

そして、これの取り締まりは困難です。
偽装かどうかなんて本人たちにしか
分からないことですからね…。

こういった”偽装結婚”をあっせんするような
サービスも出てきて
悪徳業者などにお金が回るきっかけを
作ってしまう可能性も
あるかと思います。

そういう意味では独身税の導入は
非常に危険であると言えるでしょう。

不満が高まる

税金は、どんなものであっても
不満を抱く人はいます。
独身税についても、そうでしょう。

特に独身税の場合
好きで独身やってる人もいれば
やむを得ない事情で独身をやっている人も
いるわけですから、
より、不満は高まると思いますし、
さらに結婚などに対して
嫌悪感を強める人もいるでしょう。

また、結婚する、しないは個人の自由ですから
そこに税金を課す、というのは
本来おかしな話であるとも思いますね。

無計画な結婚が増える

独身税を導入すれば
当然、結婚を急ぐカップルも出てくるでしょう。
最初に書いたような「最初から結婚しないつもり」だったり
「できない」人が結婚に走ることはほぼないと思いますが、
人生の中で結婚しようと考えている人の
結婚時期は早まるでしょう。

そういう意味では晩婚化対策にはなるかもしれません。

が…それは、数値上だけのことであり
短絡的に駆け足で結婚すれば、
その後のトラブルが続出することは
目に見えています。

例えば、相手のこともよく知らないまま
お互いが納得しないままに結婚してしまい
結果的にあとから離婚したり
大きなトラブルに発展することは
増えるかと思います。
離婚率に関しては、独身税によって
”結婚を急かす”ことで、
最悪の場合は爆発的に跳ね上がる可能性がありますね。

また、子供に対する虐待なども増加する
恐れがあります。
無計画のまま、急かされて結婚した夫婦は
精神的に未熟であったり、まだ若かったり
することも考えられます。
そんな状況で子供ができれば
虐待につながったり、育児放棄につながったり
金銭的に子供が育てられずに…
なんてことになるのも目に見えています。

そのため、独身税によって結婚を
急かすことは
離婚などのトラブルの増加や
子供の虐待、育児放棄などの増加に
つながることは
ほぼ間違いないでしょう。

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貧困層がさらに貧乏になる

さすがに貧困層から独身税をむしり取る、
なんてことはしないとは思うのですが
当然、独身税が免除されずに
ある程度の金額を支払うようなことになれば、
金銭的に苦しい人間は、さらに
追い詰められることになります。

そうなってくるといろいろな問題が
発生することになってしまいますし
貧困の格差はさらに広がってしまう
可能性も十分に考えられることに
なってくるのではないでしょうか。

また、結婚しない・子供がいない、という
状況には”金銭的な面”もひとつの要素に
なっているのは事実です。
貧困層に独身税を課すことによって
さらに人々は結婚から遠のき、独身税が
逆効果に働く可能性は十分に
考えられること、と言っても良いでしょう。

税収は多少増える。けど、無駄遣いも増える

独身税を導入すれば
税収自体は、多少増えることが
予想されます。
上のようなマイナス面を全部背負った上でに
なりますから、
全体的に見れば大きなマイナスだと思いますが
税を集める側の収入だけは増えるのでしょう。

少子化を推進し、未婚率を上げる結果に
なるかとは思いますが
その代わりに税収は少し増える、ということですね
(税を取られる側からしたら
たまったものではありませんが…)

ですが、無駄遣いも増えるでしょうから
結局のところプラスになることはなく
税金が足りない!足りない!とわめき続けることは
目に見えていますから
独身税で税収を増やすことに、
意味はないでしょう。

導入の可能性はあるの?

0とは言えませんが、限りなく低いでしょう。
普通に考えれば、少子化対策などには
ならない、ということは分かるはずです。
対策するなら、プラスの方向で
対策したほうが友好的なのでは
ないでしょうか?

ちなみに、導入検討だとか
そういう話は今時点(記事掲載時点)では
一切出ていません。
変に不安を煽るような情報を出している人も
いますが、それらはデマ情報になりますので
惑わされないようにして下さい。

まとめ

独身税などというものは
何の対策にもなりませんし
マイナス面しかありません。
少子化や未婚率はさらに上がり、進むと思いますし、
偽装結婚などの行為も増えるでしょう。
育児放棄、無計画な結婚の増加もそうですし、
プラスになる面は何もない、と断言しても
過言ではありません。

そもそも結婚や子供を作ることは
強制されるべきものではありません。
強制するようなことがあれば
育児放棄や虐待が
爆発的に増加することになるでしょう。

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