独身の寿命は短いの?その答えは?あまり気にする必要なし!

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「独身」の方が寿命が短い…
そんな話を聞いたことがある人もいると思います。

実際に関連のデータなどを見てみると
確かに、独身の方が平均して寿命が短い、
というデータも出ていますが、
これには、どんな理由があるのでしょうか?
そして、実際のところはどうなのでしょうか。

結婚を推し進める材料として使われていたり、
あまり客観的に解説していないところも多いので、
客観的に、”実際はどうなのか”という部分を
中心に解説していきます。

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独身は長生きできないとは限らない

まず、一番大切なことになりますが、
「独身は長生きできない」みたいに
決めつけているサイトもありますが、
これは、ただの”決めつけ”です。

そんなこと、ないです。独身の方でも
長生きしている人はたくさんいますし、結婚している方でも
逆に短命に終わってしまっている人もいます。

なぜか、データを見ただけで
独身=短命 既婚者=長生き、と
あたかも決めつけてしまっているようなサイトや人もいますが
これは、単純にデータを数字としてしか見れないか、
何らかの理由で結婚する人を増やしたいか、そのどちらかで
ある可能性が高いです。

実際は、
独身者でも長生きする人はたくさんいますし、
既婚者でも、若くして命を落としてしまう人もいます。

人間が命を落としてしまう理由なんて、
ひとつではありませんからね。

ですが、平均値として「独身」の方が
寿命が短い、というデータが出ているのもまた、事実ではあります。

これだけを見ると「長生きできる人も当然いるのは分かるけど、
でもやっぱり、長生きできない可能性の方が高いんじゃ?」と
思ってしまう人もいるでしょう。

その気持ちは分かります。

では、実際はどうか。

実際にリスクとなる部分はある

「結婚して幸せだから長生きする」とか、
そういう、一種の迷信的なものはさておき、
独身の方が寿命が短くなってしまう原因になるかもしれない
リスクはいくつか存在しています。
その点を、見ていきましょう。

ただし、その”リスクとなる部分”も、
独身だと改善できないのか?と言われると
一部を除き、そうではない、というのも事実です。

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食生活の乱れや生活習慣の乱れはリスク

結婚したから、これが改善される、とは限りませんが、
とは言え、やはり食生活や生活リズムは一緒に
誰かがいたほうが、整う可能性は高いでしょう。
規則正しい生活や、健康的な食生活をすることで、
”長生きできる可能性が高まる”のは事実ですし、これは、
一つ、実際に「独身の方が平均寿命が短い」と言われてしまう
原因の一つにはなっているとは思います。
どうしても、一人だと乱れがちに”なりやすい”ですからね。

とは言え、一人でも生活リズムや食生活を整えることは
可能ですし、既婚者でも、二人そろって生活リズムが
乱れているような場合もあるでしょうから、最終的には本人の
問題、とも言えますし、食生活など、独身でも
改善する意思が自分にあれば、改善はできるはずですから、
独身でも、最終的には自分の気持ち次第にはなります。

病気などのリスク

これは、独身の方が高い、というのは
否定できない事実…と言えます。
そして、食生活などのように、自分の意思で改善するのも
なかなか難しいです。

と、いうのも、例えば突然倒れてしまった場合…。
家族がいれば、救急車などを呼んでもらえる可能性は
高い(一人で留守番中だったりしたらダメですが)ですが
一人の場合は、発見まで時間がかかり、それが原因で
命を落とす可能性はあります。

また、病気でも自分ひとりの場合は、家のことから
仕事まで、色々やらなければ生きていけないですから
そういう”無理をしてしまうリスク”があるのも事実です。

この点に関しては、”どんなに健康な人”でも
急に倒れてしまうことがあるのが人間ですし、
独身の人の寿命を縮めるリスクの一つと言えるでしょう。

普段から健康に気を遣っておくことで、
こういうことになってしまう可能性を下げることは可能ですが
それでも、100パーセント倒れない!ということには
できませんからね…。

精神的な問題の部分は…?

これは、最終的には個人の問題ですから、
独身になったからどうこう、というのも違う気がします。

独身だと、自ら命を絶つ人が、既婚者に比べて多く~
等と言っているサイトや人もいて、確かに数値上も
そうなっていますが、
これって実は
「独身だから命を自ら絶ったのか」は
数値からでは分かりません。

別の理由かもしれませんし、
自ら命を絶つような「何か」を抱えていたからこそ、
そもそも結婚にたどり着かなかった可能性だってあります。

”自ら独身を選んだ人”で、”自ら命を絶った人”の割合というのは
数値だけでは見ることができず、
「独身になったから」そういうことになったのではなく
「そもそも独身・既婚とか関係なく」元々大きな悩みを抱えていて、
独身だから=そういう行動に走った、ということと、必ずしも結びつかない、
というのが答えになると思います。

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若い人の未婚率が高いことによる”数値のカラクリ”

こういう統計は色々な種類があるので、
一概には言えませんが
「全ての年齢」あるいは「20歳以上全て」など、
範囲が広い統計の場合、独身者の方が、平均寿命や
中央値が低くなるのは当然です。

考えてみてください。
生まれたばかりはみんな、独身です。

つまり、もしも全年齢で計算すると、
当然、独身の人のほうが、平均寿命は短くなるわけです。
成人する前に、命を落としてしまえば、ほとんどが
独身ですからね。

また、20歳以上の場合でもそうで、
20歳代というのは、今の時代、独身者の方が
割合としては多いのです。
これは、国勢調査などでも、ちゃんとデータとして
出ている”事実”です。

つまり、20代で、何らかの原因で亡くなってしまうと、
大半の人は独身なわけですから、
当然、独身の平均寿命をどんどん下げることになります。

こういう”カラクリ”も存在していて、
そもそも人間は元々は独身からスタートするわけですから、
どういう風に調査しているかにもよりますが
条件としては”独身”の平均寿命の方が短くなるのは
当然のことなのです。

若い人は独身の方が多いわけですから
当然、若くして亡くなる人は”独身”の方が多いわけです。
そうなれば、20代で亡くなる人は独身の方が多い、と
当然なるわけ(そもそも20代の独身の人のほうが多いわけですから)
ですし、時々「独身だと20代からこんなに…」なんて、
グラフとかだけ見て勘違いしてしまってる人もいますが、
それは”20代は独身の方が多いからですよ”というのが
答えになります

独身の寿命がどうこうは気にする必要なし

独身か、既婚かで、人間の寿命は変わりません。
平均寿命の数値も、色々な要素が絡んだ結果で
あるため、この点もあまり気にしなくて良いです。
独身ゆえのリスクも説明しましたが
既婚には既婚のリスク(相手との仲が悪いとストレス、
事件沙汰のリスクもある、など)があり、
これも、ある意味では平等です。

最終的には自分がどう生きるか、であり、
あまり独身だから寿命が短くなる、とか
そういうことは気にしなくても良いですし、
自分で選んだ道なのであれば、
ストレスにもならないでしょうから、なおさらです。

まとめ

結婚は自由です。
誰かに強制されて、なんておかしな話ですし、
結婚したければするのも自由、
結婚する気がなかったり、できなかったりしたら
結婚しないのも自由、ということです。

寿命云々は、”数値上”だけ見ると
独身の方が平均寿命は短いですが、
仮に平均通りだとしても
あなたは平均以上に生きれば良いだけですし
気にする必要など、ないのです。

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