こんな場所・タイミングでも熱中症に?油断してはいけない場所は…?

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「熱中症」は夏場を中心に
毎年多くの人が病院に搬送されたり、
最悪の場合は亡くなったりしている
恐ろしい症状です。

しかし、この熱中症…
イメージとしては、”外にずっといたり”
”暑い部屋でエアコンをつけずにいたり”などなど…
そういったイメージを持っている人も多いと思います。

勿論、そのイメージは間違いではありませんが、
熱中症は”これならならないだろう”と思ってしまうような
場所・タイミングでも場合によっては
なってしまうこともありますので、
”あまり熱中症のイメージがない場所・タイミング”でも
油断しないようにしていくことが大切です。

では、意外と気付きにくい場所・場面での
熱中症について、それぞれ解説をしていきたいと思います。

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熱中症は、意外な場所やタイミングになることも

熱中症は意外な場所やタイミングでも
発症することがあり、
詳しくはそれぞれ後述しますが、
外にいる場合だけではなく、家でも熱中症になることはありますし、
昼間だけではなく、夜間にも熱中症になることはあります。

また、場合によってはエアコンを使っていたりしても
熱中症になってしまうようなこともありますので、
しっかりと、それぞれの点に注意をしていきましょう。

熱中症は”大丈夫”だと思っていても、突然体調を崩すものなので、
(実際になった先に急激に体調が悪くなりました)
「あっ!」と思った時点では、もう手遅れです。
(もちろん、命まで落とすケースは稀ですが、一度体調が悪くなってしまった時に
後悔してももう遅く、休んだりしないとなかなか回復しません)

ですので、決して油断をしないように
それぞれ注意していくようにしましょう。

屋内でも熱中症になる

これは、分かっている人も多いと思いますが
基本的な部分として、まず確認をしておくと
”屋内”でも熱中症になります。

熱中症は屋外のものだ!と勘違いをしている人も
中にはいるかもしれませんが、
屋内であろうとも、エアコンなどをつけていない場合は特に、
普通に30度を超え、さらには35度を上回ったりしてしまうことも
可能性としては十分にあることです。

そういった環境にいれば、普通に熱中症になりますので、
そのようなことになってしまわないためにも、
可能な限りエアコンなどを利用し、
自分のいる屋内を涼しい環境にすることを心がけて下さい。

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夜間でも熱中症になる

これも、落とし穴の一つですが、
熱中症になるのは日中だけではなく、
夜間にも熱中症になる可能性は
十分にあります。

最近では、昔と比べても”熱帯夜”と呼ばれる
気温が下がりきらない夜を迎える日も多くなりましたし、
当然、そういった気温の高い状況下にいれば、
太陽の光がなかったとしても、熱中症になる可能性は
十分にあることです。

勿論、屋内にいる場合も昼間と同様に環境次第では
熱中症になってしまう可能性がありますので、
夜間であっても油断をしないようにし、
しっかりと水分補給をすることは勿論、
エアコンなどを利用して、室温を最適な温度に
保つようにしてください。

夜間の方が”リスク”は低いのは確かですが
リスクがゼロになるわけではありませんので、
その点を勘違いしないようにしましょう。

エアコンを使っていても熱中症になる可能性も

エアコンをつけていれば100%安心かどうか、と
言われると残念ながらそうでもなく、
エアコンをつけていても”絶対に安心”と、いうことはありません。

エアコンの使い方次第では、
それでも熱中症になる可能性はあるので、
この点には注意が必要です。

もちろん、”エアコンをつけるとマイナスになる”ということはないので
熱中症を防ぐ観点から、エアコンは使うべきですが
熱中症のリスクは室温28℃を上回ると高まる、と言われており、
エアコンを使っていても室温が28度を上回ってしまっているような場合は、
要注意です。

エアコンの設定温度を下げたりすることで
室温を下げることができればそれが一番ですが、
場合によってはエアコンの限界でそれ以上室温を
下げられないようなこともあるので、
(経年劣化しているエアコンなどの場合、25度設定にしても
 28度を切らなかったりすることはあります)
その場合、エアコンのクリーニングなどを検討するか、
エアコン自体の見直しも、必要になってきます。

ただ、いきなりエアコンを買い替えると言われても
なかなか難しいとは思いますので
なかなか室温を下げられない場合は
水分補給や、扇風機などの併用など、
なるべく熱中症にならないような対応を
していくことが重要になります。

寝ている間も熱中症になる

熱中症というのは、起きている間だけの話ではなく、
寝ている間にも熱中症になってしまう可能性があり、
こちらの場合も、最悪の場合は
命に関わる可能性があります。

先程も書いたように、夜間にも熱中症になる可能性はあり、
それは起きていても、寝ていても同じ、ということになります。

そのため、就寝時にも、
室温が上がってしまっている場合は
やはり、エアコンを利用することがベストですし、
エアコンはできればつけっぱなしにしておく
(タイマーなどで途中で切れると、朝方に気温が上がって
結局熱中症のリスクが出て来てしまいます)
ということをお勧めします。

また、就寝前に水分補給を行っておくことや、
就寝時にも夜中に目が覚めたりして、
喉が渇いている時には水分補給ができるように
水などを側に置いておくと良いかと思います。

あまり飲みすぎるとトイレが近くなるので
上手く、自分で加減して、というところが大事になります。

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夏以外の季節でも熱中症になる

これも、誤解する人もいるかもしれませんが
熱中症は”夏限定”ではなく、
夏以外の季節でも、気温や湿度などが悪条件となれば
当然熱中症になる可能性はあります。

また、春先など”季節外れの暑さ”が急にやってきた場合、
自分の身体自体がまだ暑さに慣れていない状況であるため
熱中症のリスクは高まります。

夏以外の季節でも、気温の高い日や
急激に暑くなる日などに関しては
注意をするようにしましょう。

加えて、近年は”秋”も、前半は十分に暑く、
”残暑”などと言われる状態がしばらく続きます。
熱中症のリスクは秋になっても当たり前のように残るので、
この点も注意をしておくようにしましょう。

体調が良くても熱中症になる

勿論、元々体調が悪い方が
熱中症になるリスクは高まりますが、
”体調が良くても”熱中症になるリスクは
当然ありますので、
”今日は体調がいいから大丈夫だ”などと油断するようなことが
ないように注意して下さい。

また、熱中症は
”身体が強いから”とか”普段から健康だから”とか、
そういったことはあまり関係なく、
身体が強かろうと、健康であろうと
なるときはあっという間に体調の悪化を招きますので、
自分自身の健康に自信を持っている人にありがちですが
己を過信しすぎないように、注意が必要になります。

もちろん、熱中症は根性などでどうにかなるものではありませんので、
未だに根性論のようなものを熱中症に持ち出す人もいますが
それは”完全に間違い”なので、意識を改めましょう。

まとめ

熱中症は、上記のような場所・タイミングでも
発症する可能性があり、
非常に恐ろしいものです。

”それまで全然大丈夫”だったのに急に来ることも多いので、
熱中症を甘く見るようなことは
絶対にするべきではありません。

なってしまってから後悔しても遅いので、
しっかりと油断をせずにそれぞれ、対策をしていくようにしましょう。

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