部下が熱中症になってしまうのは上司の責任!しっかり管理を!

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職場の部下が熱中症で
倒れてしまった…

これは、上司の責任でもあるのです。

特に夏場は熱中症には注意しなくてはいけません。

もちろん、部下が勝手に
熱中症になるようなケースもありますから
”全部が上司のせい”ではありません。
部下ひとりひとりに密着して
熱中症にならないように!なんてことは
できないでしょうからね…

ですが、上司の行動や方針が
部下の熱中症を招く可能性が
あるのも事実です。

もしも何かが起きてしまってから
後悔したのでは、遅すぎますから
そういったことにならないように
注意が必要なのです。

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上司が原因で部下が熱中症に?

そんなことあるのか?と思うかもしれませんが
これは、あり得ることです。

例えば、上司が「水分補給を禁止」していた場合で、
それで部下が熱中症で倒れてしまったら
これは”水分補給を禁止”していた上司のせいで
部下が熱中症になったと言えるでしょう。
上司が余計なことを言わなければ、部下は
熱中症になる前にしっかりと水分を補給したはずです。

「そんなにきついなら先に言ってくれればよかったのに」
などという”言い訳”をする上司もいるかと思いますが、
倒れる前に行っても「それは甘えだ!」などと突っぱねるのは
目に見えています。

が、部下が倒れてからでは後悔しても遅いのです。
確実に問題になります。

そうなってしまわないためにも、
しっかりと、部下に対する接し方というものは
考えておく必要があります。

熱中症は気合や根性でどうにか
なるものではありません。
そこのところ、勘違いしないようにして下さい。
熱中症は気の持ちようなどという
古臭い誤解をいまだにそのまま持っている人もいますが、
熱中症は気合や根性などではどうにもなりません。
そこのところを絶対に間違えないようにして、
しっかりと理解するようにして下さい。

昔はそんなことならなかった!と言う人もいますが
昔と今では気候がそもそも違います。
頑固にならず、そこの所をしっかりと理解するようにしましょう。

では、上司として注意するべき点を
まとめていきたいと思います。

水分補給はしっかり行わせる

まず、熱中症を予防するためには
水分補給が必要不可欠です。
くれぐれも水分補給をさせない!みたいな
行為はしないようにして下さい。
休憩中以外水分補給をしてはならない、だとか
そういったルールは絶対にNGです。

むしろ仕事中であっても積極的に
水分は補給させるべきです。
これは接客業だとか室内の仕事であっても
同じことで、室内でも熱中症になる危険性が
ありますから、そこのところをしっかり
理解しておき、
自分も含めて、水分補給はしっかりと
行うようにしましょう。

もちろん「飲め!」みたいなことは
良くないですが
”いつでも水分補給していい”という雰囲気を
作るのは上司の責任でもあります。
間違っても、水分補給してはいけないと
宣言したり、水分補給出来ないような
雰囲気を作ったりしないようにして下さい。

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休憩を取らせる

これは熱中症云々以前の問題ですが
しっかりと部下には休憩を取らせるように
して下さい。
休憩も取れないような空気を作り出してしまう
ことは絶対にしてはいけないことですし、
法律上も、休憩は必ず必要なものです。

逆に、仕事を理由に休憩に行かないような
部下がいたら上司である自分の口から
休憩も大事なことであるとしっかりと教えて
休憩に行くように導いて行かなくてはなりません。
”休憩しない癖”がついた人は
無理に頑張りすぎてしまう可能性もありますし
将来的にその人が人の上に立つ立場になった時に、
休憩に行くな!みたいな態度を取ってしまったり
することもありますから、休憩は取らせるべきです。

もちろん”休憩をする”ということは
熱中症対策においても重要なことです。
自分自身はもちろん、ベテランから
若い人まで、しっかりと休憩を取るように
する、ということは非常に重要なことです

室温をしっかり調整する

屋内での仕事の場合、”室温を調整する”ということも
大事なことのひとつになりますね。
くれぐれも、電気代をけちって、
暑い状態のままにしてしまったりだとか
そういったことは無いようにして下さい。
室内であっても、室温が高く、条件が
揃ってしまえば、熱中症の危険性は
充分に考えられます。

室温を適度に保つのも上司の役割です。
特に、新人レベルの部下だったりすると
なかなか暑いと感じても
勝手に室温を調整したり出来ない空気
だったりすることもありますから
上司から部下に暑くないか
寒くなりすぎていないかしっかり確認し
適切な室温を保つことは大事なことになります。

熱中症に対する考え方で絶対にしてはいけないことは
”自分は大丈夫だから”という考え方ですね。
熱中症に全員同じタイミングでなるのか?
と言われればそうではありません。
個人差というものがあります。
自分を物差しにして考えてしまうのは
危険な考えですからそのような考え方は
しないように、心がけて下さい。

体調が悪い部下がいたら…

体調が悪い部下、あるいは悪そうな部下が
居る場合は、しっかりと声かけをして
状態を確認するようにして下さい。

体調が悪いと感じていても、
なかなか上司に言いだせないような部下も
必ずいます。
そんな部下が、無理してそのまま仕事をし続けて
倒れてしまった、なんてことになってしまえば
本人も辛いでしょうし、
当然、上司である自分にとっても、
仕事上の不都合や、場合によっては責任問題に
発展するような可能性は十分にあるのです。

調子が悪そうな部下を放置しておく、
ということはその本人だけではなく
自分にとってもマイナスになってしまう
可能性がある、ということですから
その点はしっかりと対応していくようにしましょう。
調子が悪い場合は無理をさせない、ということも
大事になります。

そこまで面倒見てられるか!という気持ちも
あるかと思いますが、
そういった部分に配慮することで
その本人のためにもなりますし、
余計な騒ぎにならないように、ということで
自分自身のためにもなりますから、
そのあたりのことはしっかりとしておくようにする、
ということはとても、大事なことになります。

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自分自身も注意する

当然のことではありますが、
部下だけではなく自分自身も熱中症には
注意していく必要があります。

自分が倒れてしまえば、
当然部下に迷惑がかかることになりますし
自分自身も辛いと思います。

部下のことに配慮していても
自分自身の健康状態に配慮できないようでは
問題ですから、ちゃんと、自分自身も熱中症に
なってしまわないように注意して下さい。

”自分は大丈夫だ”という考えは
非常に危険な考え方です。
上司だろうと部下だろうと若者だろうと年配だろうと
誰にでも熱中症になってしまう可能性があります。
自分はならない、というのは間違いです。
条件が揃えば、誰もが熱中症になる
可能性があります。

来るときは急に調子が悪くなるものですから、
決して熱中症を甘く見るようなことが
無いようにして下さい。

古い考えはNGだと書きましたが
それは、自分に対しても同じことです。
自分がどんなに熱中症にならないと思い込んでいても
そんなことはまるで意味がなく、
なるときは簡単に熱中症になってしまいます。

まとめ

熱中症は本当に恐ろしいものです。
若くても熱中症になることはありますし、
時に命を脅かす可能性もあるのが
熱中症の恐ろしいところです。

そんな熱中症になってしまわないように
上司は自分自身のこともそうですし、
部下のことも注意して
熱中症にならないように
対応していかなくてはならないのです。

くれぐれも古い認識のままいるようなことは
無いようにしましょう。

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