店長はサービス残業だらけ。出勤しても残業代も出ない恐怖の実態!

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私の旧勤務先はブラックでした!
働いたのに、時にはお金がもらえないことも…。

つまり、サービス残業ってヤツですね。

会社に忠誠を尽くしているような犬のような人間であれば
ともかく、私はそうでは無かったですし、他の店長たちも
半分ぐらいはそうではありませんでした…

なので「働いているのにお金がもらえない」というのは
とてつもなく不満でしたし、ストレスでしたね。

なので、私同様に自分の店舗が閉店になった時に
退職した店長も少なからず存在します。

今回の記事では、そのブラック企業の実態。
お金を貰えない部分について書いていきます。

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残業時間が定められている!

別の記事にも書きましたが、何故だか「残業時間」の上限が
決まっていました。
”持ち時間 30時間”

つまり、30時間を超えて残業しても、残業代は出ない、
そういうことになります。

逆に言えば、30時間以内であれば、店長側が残業時間も
申請するので、どんなタイミングでも貰おうと思えば
残業代を払ってもらうことはできるのです。

しかし…
お店の仕事は基本、朝から晩まで。

この残業の持ち時間など半月もしないうちに
必然的に消費されます

すると…何とびっくり!残りの勤務時間は全て
サービス残業にされてしまうんですよ~

本当にびっくりですね!笑

では持ち時間を超えたら残業しなければ?

「持ち時間を超えたら残業しなけりゃいいじゃん」
そう思いますよね?
しかし、そう上手くはいかないのです。
持ち時間を超えたあとも”本部の強要”による
残業がいくつも発生します。

私の旧勤務先では
”持ち時間”を超えて残業しない、なんてことは出来ません。

むしろ、持ち時間を少な目に設定して
必ずオーバーするように計算されていたのだと思います。

と、いうことでそのカラクリと残業扱いされない
部分・強制的な残業などについて順番に書いていきますね。

くっそぅ…カネヲヨコセー!

①朝の強制会議

まず、朝の開店時間前(つまり勤務時間前)に
謎の店長ネットミーティングがありました。
基本的に強制参加です。
これは勤務時間外に行われる会議だったので、
そのままだとサービス残業になってしまいます。

なので、ちゃんとお金を貰うには残業申請
しなくてはいけません。

1回あたり30分程度。
なので、これを毎日分申請しただけで、
出勤が20日としても10時間分の残業になるわけです。
(申請は自由ですが、しなければ当然サービス残業に
なって損をするだけです)

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②日々の営業…

店長って、基本、朝から閉店までいることが
求められる職業です。
24時間営業なんかでは無理ですが、
私の勤務先の場合は11時~21時30分の営業だったので
ずっと居ることになるわけですね。

で、一応私の場合は勤務時間が
9:40~18:40という契約で月給を
貰っていました。つまりこれをはみ出た分は、
”残業申請”をしなければサービス残業です。

私も基本、営業時間中は居ましたから
(人員的にも人件費的にも帰れないようになってる)

店の閉店後の片づけ作業などを含めると
22時まで仕事をしていました。

つまり、毎日残業が3時間20分は発生していたということ。

まぁ少な目に見積もって月20日出勤していたとすると、
あらら…もう残業時間が60時間を軽くこえちゃいましたね^^

しかし、私の旧勤務先の残業時は
”持ち時間 30時間” つまり。
半分はサービス残業にさせられてしまうわけです。

当然、上で書いた「朝の強制会議」もありますから
この分の残業時間も含めると既に70時間越え。
サービス40時間にも達しています!

ふざけるなーー!^^

③急なトラブル・欠員など…

しかし、店長の残業はそれだけではありません。
例えば休日。
お店で急なトラブルが発生すれば、店長は当然、呼び出されます。
これも申請しなければサービス残業です。
ですが…もう申請する枠がない!!!

何かトラブルが起きるたびに店長は
ボランティア出勤です。
これは笑うしかありませんね!!

そして、アルバイトスタッフさんが体調不良を起こしたときなど。
この場合は店長が埋め合わせをするしかないので、当然出勤
することになります。

もちろん、アルバイトスタッフさんに罪などありません。
誰だって体調は崩すものですから。
(私も崩しますし)

ですが…
カ ネ ガ デ ナ イ!!!!!

別に私は金の亡者ではありませんよ?
でも、会社のために働いて何の見返りもないって、
おかしくないですか???

というか、残業代の持ち時間って
何ですか???

笑わせてくれる!(笑)

…と、いうことで既にどこの店舗の店長も、
日々の残業で持ち時間を使い果たしていますから
休日出勤をした場合でも残業代を申請することすらできず、
そのまま泣き寝入りです。

笑うのは会社だけ。
楽しそうでいいですね~会社は!

④会社都合による出勤でも出ない…

店長の休日は時として、突如破壊されます。
例えば、店長会議の招集が突然かかった場合などもそうです。

会社上層部の会議は、突然前日に開催が決定することも
あるぐらい、おかしな会社でした。

急に決定されると、当然、休日出勤になるわけです
(会議日が休日だった場合の話です)

もちろん、残業を申請すればお金は貰えます。

で・す・が!
既に「持ち時間」を使い果たしている店長は
残業申請することができないのでした~~~

何だこのゴミみたいなシステムは!?

…と、いうことで会社からすれば
各店長は残業申請してこない(できない)ので、
「休日に自らの意思で会議に出席している店長たち」
そう言う風に見られているのでしょう。

笑うしかない…

対抗策はないの?

対抗策…
私の旧勤務先の場合はなかなか難しかったですね。

とある店長が残業代を素直に全て申請したことがあったらしいですが
「これ、間違いですよね?」みたいなニュアンスの電話(脅し??笑)が
かかってきて訂正させられたのだとか。

なので、もうずる賢く生きるしかないですよね。

私の持論は
「ブラック企業で働くなら、
 自分も(会社に対して)黒くあれ」  です(笑)

モノを盗る、とかそういうことではなく、
「やってよいこと」の範囲内で黒くあれ。
そういうことです!

私の場合は、
”通院”と偽り(ちょうど体質上の都合があるので)
朝の強制会議を週2回休んでいましたし

週に1回はアルバイトスタッフさんを配置して、夕方には
お店を帰っていました。

また、本部都合で会議を入れられた場合は後日振替休日を
設定して、勝手に休んでましたし、
残業代調整の為に、人が多い時は長めに休憩したりもしていました。

こういうずる賢さ(?)も必要ということですね。

なので、各店長の平均残業は
100時間ぐらいになっていた(と予想…)思われますが
※実際に各店長がお店に居たか、正確な時間までは把握できないので。

私の場合は60時間前後には抑えられていたとは思います。

ただ、、これでも”持ち時間”は30時間ですから、
30時間分の残業はサービス残業なのですよね。。

月に1日分以上を会社に無償で捧げている。
あぁ…あたまがおかしくなりそう

ま、自営業は大変ですが、辞めて良かったのです。

まとめ

と、いうことで私の旧勤務先でのサービス残業はこんな感じでした。
働いているのにその対価を払わない会社。
救えませんね…。

よく上層部は社員に横暴な態度で激を飛ばしていましたが
ちゃんと働いた対価を払っていない会社に
そんなこと言う資格はありません。

もちろん、最近ではやる気のない社会人がいるのも事実ですが
それらを含めたとしても、まずはちゃんと払うべき給料や
残業代を払ってから偉そうなことは言うべきでしょう

会社よ。
まずは払うべきものをしっかり払いなさい。
話は、それからです。

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