実録!恐怖の買取Vol10 雨で全て台無しになるカード…

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店員Kです!

恐怖の買取も第10弾になりました^^
まぁ、別に何もありませんけれど…(笑)

買取時の恐怖は色々あります。

クレームをつけてくる人もいれば、
お金が欲しいが故に、店員を騙そうとして、
利益を得ようとする人も居ます。
そして、非常識的な人や、
おかしな行動にでる人まで…

この世の中には色々な人間が居ますからね!

今日、ご紹介する買取事例は、
別にクレームをつけられたわけでも、
お店に迷惑をかけたわけでもないのですが…

「何で今日なのかなぁ…」と
ちょっと同情してしまったお話です…。

こういう方も居るのですよ…

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カードゲームのノーマルカード

カードゲームのノーマルカード。
つまり、一番普通のカード。
簡単に言えば、よく出るカードのことなのですが、
私の旧勤務先では1枚1円での買取になっていました。

同業では数センチで1円とか、
10枚1円とかのお店も多かったので、
同系列のお店としてはかなり高い買取金額だったとは思います。

1円で買取して10円で販売、というカタチをとっていました

(お店によっては10枚1円で買取⇒30円で販売、
 などという高いところもあります)

まぁ、こういう感じで前のお店では買取を行っていました。
しかし…

ある雨の日…

私が店長時代。雨が強く降っている日がありました。
何故強く降っていたのかはちょっとうろ覚えなのですが
確か、台風接近だとか、そんな感じの理由だったと記憶しています。

そういう日はやはり、お店にお客さんもほとんどやってきません。
雨が強い日は、皆様わざわざ外に出たりはしませんし、
仕事帰りで店の前を通っても、びたびたとした状態でお店の
中に入るのは面倒、ということでそのまま素通りされる方も
増えます。

なので、この日もほとんどお客様がおらず、
店舗内はガラガラ。
まぁ、よくある暇な状態だったわけです。
しかし…

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ズブ濡れの学生現る…

しかし、そんな雨の中、ズブ濡れの状態で学生さんが
お店へと入ってきました。
雨にぬれて雨宿りのためにお店に入ってくる方も結構いらっしゃるので
この方も、そんなお客様の一人だと最初は考えました。

しかし…
その方はぬれた紙袋をレジカウンターにおいて
一言、言いました。

「買取お願いします」と。

雨の日の買取は珍しいので
「珍しいな…」などと思いながら
お持ち頂いた商品の確認を始めました。

するとなんと…

カードもズブ濡れ…

ぬれた紙袋の中に入っていたのは、
大量のノーマルカード。

しかし、枚数を数えるために、カードを
取り出してみると、ほぼ全てのカードがぬれてしまって
いました…
残念ながら、これはかなり致命的…。

確かにぬれてしまったカードは、時間が経てば
乾きはするのですが、
一度濡れてしまったカードは、完全には元に戻りません。

濡れた痕が残りますし、
カード自体もよれた感じになってしまい、
売り物としては非常に大きなダメージです。

なので、残念ながらお店側としても、
この状況では1枚1円という平常価格で買い取りを行うことは
できず、10枚1円、濡れがひどいものに関しては
100枚1円の査定となりました、

一部、レアカード(なかなか出にくい貴重なカード)も
ありましたが、これもやはり濡れていて、買取査定額は
大幅に下がってしまっていました。

売れないものを高く買い取ることはできない

この件の場合のようなノーマルカードだと、
通常は1枚10円ノーマルカードコーナーというところで
私の旧勤務先の場合は、販売していました。

しかし、今回お持ち頂いたような濡れたカードだと
その金額で出しておいても誰も買わないでしょう。。
(結構酷い濡れ方だったので…)

カードって、結構買う側も敏感なので、
折れていたり、傷がついていたり と言った、
「傷み」があるとお店が売るときの値段も落ちてしまいます。
なので、売るときは気をつけてくださいね!

で、今回の濡れたカードだと、
前の勤務先の場合、
傷アリカード100枚入り100円の
オリジナルパックに入れて販売する感じでした。

なので1枚1円で買い取ってしまうと
何の利益も出ないのですよね…

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査定結果をお伝え

そして、その学生さんを呼び出しして、
査定結果をお伝えしました。
カードの枚数はそこそこあったのですが、
濡れてしまっていたが故に、買取金額は大幅に下がって
100円いくか、いかないか、ぐらいの厳しい結果に
なりました。

その学生さんも最初は「え…?」という感じでしたが
カードが濡れてしまっていること、
濡れている状態だとお店としても利益を出すことができないこと
などを説明すると、納得したご様子でした。

「まさかそんなに濡れちゃうなんて思わなかったです…」

その学生さんはそう言ってましたね…

まぁ、この方には残念でしたが、
雨の日の怖さ(?)を勉強する機会にはなったかと思います。。

雨の日に商品を売りにいくときは注意!

と、いうことで雨の日に何か商品を売りにいくときは
注意しましょう!
ゲームソフトなどの場合、多少濡れても外の箱だけなら
大丈夫ですが、
今回の件のようなカードが濡れてしまうと、
買取査定額が大幅に落ちてしまいます。

また、書籍類などもそうですね。
本が濡れてしまうと、正直なところ、もう売り物にすら
ならなくなってしまいますので、こちらも注意が必要です。

とにかく、紙類のものを持っていくときは注意です。

今回ご紹介している事例のほかにも、
雨の日に無理やり持ってきて、結果、減額になって
しまっているお客様もいらっしゃいます。

そうならないためにも、買取のお店を経験した
店員Kとしては
”雨の日に売却しにいくことはおすすめしない”と
思います。

厳重にガードしたつもりでも結構濡れますからね…。

どうしてももって行きたい場合は、紙などではなく、
ビニール袋などに入れることをおすすめします。
それも、2,3重にしておくと確実です

この件のその後

買取したカードは、上でも書いたとおり、傷ありカードパックに
入れて、100枚100円で販売しました。
一応、お店側の利益も微々たる物ですが、
できていたようです。

ちなみにこのお客様は後日別のカードを売りに来ていました。

その後も定期的にカードを中心にお店を利用していた印象です。

この方ではありませんが、その後も何回か似たような
事例があり、
”もったいないなぁ…”とは思いました

この件の対応について

雨で濡れたものを1枚1円で買取することはできませんから、
お客様には申し訳ありませんが、
雨で濡れた分、減額して買取した…

これは正しい対応だったと思います。

確かに、かわいそう、という気持ちはありますが、
「かわいそう」だと感じるたびにいちいちサービスしていたら
キリがありません。

買取業務を行う人間は、ある程度
”情”も捨てないといけないかもしれませんね。

買取査定に私情を挟むようになってしまっては終わりです。

どんなに嫌いな相手だろうと、
どんなに恐ろしい相手だろうと、
公平に査定しないと行けません。

なので、今回の方の場合も
かわいそうではありますが、減額はやむをえないことです。

まとめ

このように、雨に濡れると大幅に減額されてしまうケースがあります。
もしも貴方が商品をどこかのお店に売りに行く!という場合は、
雨に濡れないように厳重にビニールか何かで包むことをおすすめします!

ともかく、買取は商品の状態が命です。
雨に濡れるのもそうですし、
付属品をなくしたり、汚したり…
こういったことで、どんどん買取のお値段は下がっていきます。
本当に商品によっては傷みが原因で、半額ぐらいに
減額になってしまったケースも。。

なので、お店に売るまではなるべく綺麗な状態を維持するようにしましょう!

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