お店のシャッターが壊れた状態のまま営業しても大丈夫?リスクと対処法!

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お店のシャッターが壊れてしまった…

店をやっていると、
そのようなこともあるかと思います。

実際に私が雇われ店長をやっていた際のお店でも
シャッターが一部破損したことがありましたし、
街中でシャッターに”故障中”という張り紙をしている
お店を見たこともあります。

しかし、シャッターが故障してしまった…となると、
どうしても修理には費用が掛かってしまいますし、
正直なところ、故障の度合いによっては
”修理しなくてもある程度何とかなってしまうこと”も多いのです。

とは言え”シャッターが壊れたまま放置しておく”
ということは色々な意味でのリスクも伴いますので、
その点をしっかりと理解して、対応していく必要があります。

”シャッターが壊れたまま営業する”という点の
リスクや対処法を解説していきます。

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できれば修理した方がいい

当たり前のことですが、
お店のシャッターは”必要だから”ついているものです。
必要でなければ、最初からシャッターなど
つける必要はありませんし、
これだけ色々なお店がシャッターをつけたりすることも
ないわけです。

そのため、金銭面とか色々な事情を無視した上で言えば
”シャッターは修理した方がいい”と、いうのが答えになります。

ただ、現実問題、
シャッターの修理にはそこそこの費用が掛かりますし、
”面倒臭い”ことであるのも事実ですし、
なかなか忙しくてそれどころじゃない!なんてお店も
あると思います。

それでも、理想を言えば”できる限り早く修理する”というのが、
一番安全かつ、確実な方法であるのは事実です。

シャッターが壊れたまま放置することでのリスクや
応急処置などについても、順番に解説していきます。

防犯上のリスクが高まる

まず、シャッターが壊れたままになっていると
防犯上のリスクが高まります。

例えば、閉店時間になったら、次の開店時間までは
シャッターを閉めておくお店(シャッターがあるところは)が
ほとんどだと思いますが、それにも立派な防犯効果があります。

シャッター自体もそうですし、中の様子が分からない、
人がいるのかいないのかどうかも分かりにくい、という
状況にできるわけですから、シャッターがある・ないでは
防犯上の観点から見ると、大きく変わってきます。

仮に、普段シャッターを閉めているお店が、
シャッターが壊れてしまい、閉まらないような
状態になってしまえば、
”普段はシャッターで守られているお店が、
入口を突破するだけで入ることができるようになってしまう”
ことを意味しますし、
その上、閉店後の店内の様子が外から見えたり、
店内に人がいるか、いないかについても
(※シャッターが閉まっていれば、人がいるかどうか、
予想はできても確証は持てません)まるわかりに
なってしまいますので、
空き巣などからしてみれば”かなりやりやすい環境”を
提供することになってしまいます。

シャッターが壊れたまま放置しておくことによって
”そのお店の防犯上のリスクは飛躍的に高まる”ため、
この点は厳重注意が必要です。

シャッターが壊れている状態が放置されている…
ということは、当然、そういう悪さをする側の人間も
よく見ているでしょうし、
”チャンス”であると目を付けられる可能性も
高まってしまいます。

対処方法としては”なるべく早めに修理する”しか
ありませんが、それが何らかの事情で出来ない!
という場合に関しては、”いつも以上に店の中の防犯対策”を
しっかりと行っておくことです。
(例えばお店の売上をすぐに銀行に預けて、
なるべく店内に現金を残さないようにする、など
色々対策ができるはずです)

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来客に影響が出る可能性

シャッターが”開いている状態”で故障した場合は
この点はあまり関係ありませんが、
シャッターが故障するのは”開いている状態”だけとは
限りません。

例えば、シャッターが閉まった状態のまま
故障してしまった場合は、店への出入りが
難しくなってしまいます。

完全に開かなくなってしまったかつ、
他に入口もないようであれば、
すぐにでも業者を呼ぶしか方法はありません。

一方で、お店への出入りが可能なレベルであれば、
そのまま営業を続けることはできますが、
シャッターが半分閉まっていたり、一部のシャッターが
閉まったままだったり、シャッターが開かなくなってしまって
他の出入り口から出入りをお願いしているような
状況である場合
お客さんからすれば「あれ?今日はやってないのかな?」と
思われてしまい、結果的に来客数や売上にも影響が
出る可能性がありますので、
このあたりはしっかりと、対処しておく必要があります。

とは言え、壊れてしまっているシャッターがある以上は、
修理するまではどうすることもできませんから、
大きな張り紙で「営業中」と書いたり、
入口が普段と別の場所になっているのであれば
「入口はこちら」と分かるように、
とにかく大きくアピールする必要があります。

怪我など、思わぬ事故の可能性

シャッターが半端に開いたままの状態や
シャッターを支える柱が壊れてしまっている場合など、
シャッターが”いつも通りに開け閉めできない”状態は
思わぬ事故や怪我に繋がる可能性もあります。

実際に私も、シャッターの柱が上手くはまりにくくなったり…
というトラブルや、シャッターが一時的に閉まらなくなって
しまうトラブルに雇われ店長時代、遭遇しましたが
「危ない」感じはありましたし、
シャッターの柱の時は、手を少しすりむいたりもしました。

当然、こういう怪我などに繋がる可能性はありますし、
最悪の場合は、もっと大きな怪我などに
繋がってしまう可能性もありますので、
このような点も、しっかりと注意しておく必要があります。

”自分が軽いけが”なら、まだ良いですが
思い怪我を負ってしまったり、
お客さんが怪我をしてしまったりした場合は
大変なことになる可能性も十分にありますから、
しっかりと対策をしておくことが重要になります。

一番の対処方法は「修理」、それまでは応急処置を

シャッターが故障してしまった場合、
一番の対処方法は「修理」です。
自分で直せそうならそれでも良いですが
多くの場合は業者にお願いすることになります。

ただ、先ほども書いたように、費用面や
時間の都合など、すぐには修理を依頼できないような
ケースもあるかと思います。

その場合の対処方法としては

・シャッターが閉められない場合は防犯対策を徹底する
・シャッターが開かない場合は、別の出入り口を確保する
・開かない場合、お客さん向けの案内(入口はこちら、など)を貼る
・頭を打ったり、怪我をしたりしないように注意する

などを中心に、応急的な対応をしていきましょう。

ただ、シャッターは放っておいても直るものではありませんし、
ずっとそのままでは、いずれトラブルになる可能性も高いです。

「業者を呼ぶと高い!きつい!」というのは本当によく分かります。
私もそう思いますし、実際店舗経験者だと分かると思いますが
”きつい”です。

それでも、そのままで、シャッターすら修理できないような
状態のお店には、恐らく未来はありません。

なるべく早い段階で終了を手配できるように
対応していった方が、最終的にはお店のためにもなります。

まとめ

シャッターが壊れたまま営業する、
ということには色々なリスクが
付き纏いますので、
できれば早い段階で
シャッターは修理できるようにしておきましょう。

ただ、即日修理は流石に厳しいところも
多いと思いますから、
シャッターの壊れた状況に応じて
応急処置や応急的な対応をしていくことが
大事になります。

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