高齢者の万引きはどう対応すれば?お店側のポイント!

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お店にとって厄介な出来事の一つが
「万引き」です。

中には、子供や高齢者の方まで
「万引き」に手を染める人がいるのです。

では、お店として
「高齢者」の方の万引きを見かけた場合は
どのように対処していけば良いのでしょうか。

その点について、詳しく解説をしていきます。

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対応はしっかりと行うこと

まず、大前提として
「万引き」に年齢は関係ありません。
相手が子供であろうと、高齢者の方であろうと、
そのような行為は「犯罪行為」であり、
お店側が甘い対応をするべきではありません。

しっかりと、対処していく必要がありますし、
対処せずに野放しにしておくことは
お店の治安を悪くすることにもつながります。

相手が誰であろうと、悪いことは悪い、ということは
お店としてハッキリと言えなくてはいけませんし、
しっかりと”するべきことはする”ということが
大切になります。

同情してはいけない。悪いものは悪い

時折、高齢者の方が相手だと、
「万引き」という犯罪行為をしていても
同情してしまう人がいますが
それは、絶対にしてはいけないことです。

「悪いことは悪い」
これに、変わりはありません。

10円のものを盗った場合でも、
1万円のものを盗った場合でも
万引きは万引きであるように、

若くていかにもガラの悪い人が盗った場合も、
穏やかそうで、弱弱しく見えるお年寄りが盗った場合でも、
これは万引きは万引きであることに変わりはないのです。

ですので、相手がどんなに不自由そうな
おじいさんおばあさんであっても、
「万引き」をしたのであれば、
その部分に関しては厳正に対応していく必要があります。

そういうところで、甘い顔をするのは
「優しさ」ではなく「甘やかし」であり、
「自己満足」に過ぎません。

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甘い対応をすることは「次の被害」を生み出すこと

高齢者の方も含め、
万引きをした人に「甘い対応」をすることは
次の被害を生み出すことにつながってしまいます。
間接的にそういう行為を助長しているのと
同じことなのです。

例えば、その甘い対応をしてしまった高齢者が
また同じことを繰り返す可能性もありますし、
その現場を見ていた人が「ここは対応が甘いから
万が一見つかっても大丈夫だ」という風になってしまい、
盗難などの事例を連鎖させることになってしまう
可能性もあります。

また、その「甘い対応をしてしまった高齢者」が
今度は他のお店で同じことを繰り返す可能性も
十分にあり、間接的に「他のお店の被害」も
生み出すことになりかねません。

そのため、絶対に甘い対応をしてはいけませんし、
今後、自分のお店も含めて「被害」を拡大させないためにも
厳正な対応を行う必要があります。

捕まえたら警察に通報する

万引きの現場を見つけて、捕まえた場合は
高齢者が相手でも「容赦なく」通報するようにしてください。
決して甘い顔をしてはいけませんし、
仮に泣きつかれても「可哀そう」だと思ってはいけません。

そのような行為をしている以上
既に、相手に同情する余地はありませんし、
”お年寄り”であることを武器に使ってくるような人の
”罠”に引っかかってはいけません。

どのような理由があれど、
どのようなことを言っていようと、
”必ず通報する”ということは
とても大事なことなので、忘れないようにしてください。

万引きをしていた高齢者を確保したら、
お店の中の事務所など、ひとまず、他のお客様に
なるべく目につかない場所かつ、当事者が逃げ出すことのできない場所に
移動してもらい、そこで話をしつつ、
警察への通報も行う、という形が望ましいです。

話を色々してから警察、ではなく
「万引きした事実」だけ確認が取れたら
すぐに警察に通報してもらって構いません。
長々と話をしてから通報、という形にしていると
無駄に時間がかかってしまう、というのもそうですし、
相手に、変に情が移ってしまって
「警察への通報を見逃す」など、
間違った選択をしてしまう可能性が高まります。

そのため、あまり必要以上に無駄話をせずに
「事実を確認」さえしたら、あとは警察に
通報してしまうことをおすすめします。

その後の対応は警察に任せる

警察が到着したら、
あとはその後の対応は警察に任せましょう。

お店側が色々口出しをすると
逆にややこしいことになります。

警察の方が到着すると、
お店で少し話をしたあとに、あとは
警察の方が警察署に連れていくなどして
詳しい話を聞いたりすることになります。

対応はその時によって異なると思いますが
お店に駆け付けた警察の方の指示に従い、
対応していきましょう。

もちろん、何か伝える必要がある場合は、
それらも忘れずに伝えるようにしてください。

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高齢者相手と油断せずに慎重に

万引きを確認し、声を掛ける際には
「相手が高齢者だから」と油断しないように、
慎重に声を掛けるようにしてください。

と、いうのも場合によっては反撃してきたりする方も
”年齢問わず”存在するからです。

”この人はお年寄りだから大丈夫だな”などと
軽い気持ちで声を掛けると、思わぬ反撃を受ける可能性も
0ではありませんので、
”警戒しながら”声を掛けることは非常に大事なことであり、
絶対に忘れてはならないことです。

「高齢者は穏やか」
「高齢者は暴力などを振るってこない」と
考えているのであれば間違いです。
実際に接客業をやっていれば分かると思いますが
「非常に凶暴な方」は年齢に問わずいます。

高齢者相手でも声を掛ける際には
「反撃してくる可能性」
「突然逃げ出す可能性」などなど、
あらゆる可能性を想定した上で声を掛ける、ということが
非常に大事なことになってくるのです。

相手を怪我させないように注意

↑で、高齢者の方でも反撃してくる可能性がある、
と書きましたが、
それでも、確実に身体の各種機能は
衰えがあるのも事実です。

逃げ出そうとした際や、反撃してきた際などにも
相手を怪我させないように、ということは注意してください。

万引き犯と言えど、怪我をさせてしまうと
色々とややこしくなる可能性があります。

こちらから暴力を振るったりすることは絶対にNGですし、
相手を取り押さえたりする場合でも、力を入れすぎたりしないように
注意する必要があります。

そういった意味でも、
高齢者の万引きは「非常に厄介」なのも事実です。

同情する必要はない。粛々と処理する

高齢者の方の中には、
「見逃してほしい」と懇願してきたり、
同情を誘うような身の上話をしてきたり
するような人もいます

他の年代でもそういう人はいますが、
特にお店で働く年齢層の人間が
「同情してしまいやすい」相手であるのも
事実なので、この点は注意が必要です。

ただし、そういった話に乗ってしまってはいけません。
先ほども書いた通り、再犯などの可能性を
上げてしまうだけですから、
その場で相手に感謝されたとしても、
「見逃す」ということは、相手のためにもなりません。

容赦なく警察に通報すれば、
相手から「冷たい!」だのなんだの言われる可能性はあります。

しかし、警察に通報する、ということは
「その人にこれ以上罪を犯させないため」にも
とても大事なことであり、
本当の意味で、相手のことを考えている行為でもあるのです。

「冷たい!」と言われたとしても
何も引け目を感じる必要はありません。
堂々と、通報してください。

まとめ

高齢者の万引きであっても
それを見逃すようなことや
甘い対応をするべきではありません。

相手が子供の場合などでもそうですが
万引きに金額や年齢は関係ないのです。

万引きをした相手が
どんな人間であろうとも、
お店側は「平等に」罪は罪として
毅然とした対応を行う必要があります。

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