お店でクーポンや割引券を配ったり
ネットで配信したりする…
そんなこともあるかと思います。
が、お店側も、何も考えなしに
クーポンや割引券を発行すれば
トラブルの原因になってしまいます。
お店側として
クーポンを出す際に注意しなくてはいけないことを
それぞれご紹介していきます。
注意点をしっかりと守っておかないと、
最終的にトラブルに発展してしまう
可能性もありますから、しっかりと
注意点を理解し、クーポンを作る際には
注意するべき点をしっかりと守った
クーポンを作るようにしましょう。
実際の店長経験を元に
注意点を解説していきます。
クーポンや割引券でトラブルを起こさないために
では、クーポンや割引券をお店として発行する際に
トラブルになってしまわないためには
どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
その点について、お話をしていきましょう。
クーポンを発行する際には
まず、発行するお店側がちゃんとしていなければ
無用なトラブルを招くだけになってしまいますし
お店のイメージや客寄せに貢献するどころか、
逆にマイナスになってしまう可能性まであります。
そのようなことになってしまわないためにも、
しっかりと準備をしておく、ということが
大切になりますし、
もしもちゃんと出来ないようであれば、
クーポンの発行などしない方がマシ、というのも
また事実であると思います。
割引額を明記する
まず、一番大切なこと。
何が起きるのか…
つまり、クーポンを使うと、どのぐらい値引きされるのか
ということをしっかりと明記することですね
「200円引き」だとか、いくら値引きされるのか。
こういった情報を明記しておかなければ
クーポンを利用する側も困ってしまいますから
これは最低限記載しておかなくてはいけない情報です
ごちゃごちゃと細かく書かれていれば
面倒臭そうなクーポン、ということでそのまま
捨てられて終わってしまう可能性もありますから
まずは第1印象として「クーポンを使うとどうなるのか」を
目立つように記載する必要があります。
対象商品や条件を明記する
対象商品や条件をしっかりと明記すること。
これも大切なポイントになります。
対象外の商品があるのであれば「何が」対象外なのか
しっかりと書いておく必要がありますし、
条件があるならば「〇〇円以上お買い上げの場合に利用できる」などの
条件もしっかりと書いておかなくてはなりません。
また、ポイントカードなど、他にも割引の方法が
あるのであれば「他の割引との併用はできません」など、
しっかりと明記しておかなくてはいけません。
何も書いていないのに
「あ、ごめんなさい、これには割引券使えないんですよ」
なんてことを言われたら「え?なんで?」と
なってしまうのは利用者側からしてみれば
当然の心理であると思います。
そういったことになってしまわないためにも、
しっかりと条件は明記しておき、
トラブルにならないようにすることが大切になります。
細かな注釈までしっかりと書いておくようにしましょう。
有効期限を明記する
これもトラブルになる原因の一つです。
クーポン・割引券などを作るのであれば
有効期限をしっかりと明記するようにしてください。
これが出来ていないと、後々突っ込まれたり、クレームの原因に
なったりする可能性が非常に高いので、
しっかりと「いつまで」利用できるのかどうかを
明記しておくようにしましょう。
いつでも使えるのであればそれはそれで構いませんが
そうでないのであれば、しっかり有効期限を明記しておくようにして下さい。
なお、有効期限はクーポン自体にしっかりと書くようにしないと
クレームの原因になります。
店頭に「クーポンはいつまで」だとかそういう感じのものだけでは不足です。
クレーマーもいる世の中ですから、予防に予防を重ねておいても損では
ありませんし、
過剰すぎるぐらいに予防しておくことも今の世の中では大切な
ことの一つになります。
また「何月何日」だけではなく「何年」までなのかも
しっかりと明記して下さい。
明らかに去年のだと分かっていても
時々「分かっていて文句をつけてくる人」も実際にいます。
そういった人に絡まれてしまうと面倒なことになりますので、
絡まれないように、注意することも必要になるかと思います。
〇年〇月〇日まで有効 と必ず記載しておくようにしてましょう。
偽造を防止する
念のため、偽造できないようにしておくことも
1つのポイントかもしれません。
例えば、ネット上のクーポンを印刷したり、
スマホで撮影したりして使わせるタイプであれば
偽造も何もありませんが、
(そもそも誰でも印刷できる状況なわけですからね)
限られた人に渡すタイプ、
お店で紙として配布するようなケースの場合は、
偽造されないように注意することも必要になっていきます。
とは言え、紙幣のように最新技術を導入して
偽造できないようにする、ということは
1店舗レベルでは無理だと思います。
一番簡単な方法としては、
お店の店印などをクーポンの裏側に
押しておくことでしょうか。
これをしておけば印刷されても気づくことができますし、
同じデザインの割引券を仮に作ったとしても、
店印が無ければ偽装されたものであることは
簡単に分かるかと思います。
ただ、この場合「店員側がそもそも店印を押し忘れないように」
することはとても大切になります。
自分たちが店印を押し忘れていれば本当に
お店で貰ったクーポンを持ってきたのにも関わらず
偽物扱いされてしまうお客さんが出てくることに
なってしまいます。
そのようなことにならないように注意することは
とても大切なポイントになります
従業員への周知徹底
割引券の配布や配信を行うのであれば
店長だけがそれを理解しているのではなく
アルバイトスタッフさんも含めた全員が
ちゃんとそのことを理解しておく必要があります。
理解していないと、割引券を出された時に
ちゃんと対応できなくなってしまい
結果的にこれもクレームやトラブルの
原因になってしまう可能性もありますから
クーポンなどを発行するのであれば
ちゃんと、全スタッフにクーポンを
発行したことを伝え、
「どんな人に渡すのか」
「どんな風に値引きをするのか」
「どんな風にレジを捜査すればいいのか」などなど
伝えておくべきことはしっかりと伝えておくようにして下さい。
店舗が分かるようにしておく
もしも系列店があるようなお店の場合
お店の名前だけではなく〇〇店と書くように
しておきましょう。
全店一斉にやるようなクーポンであれば構いませんが
個別の店舗が独自に作ったクーポンなどの場合、
しっかりと店舗名を明記しておかないと
他のお店でそのクーポンを使う人が出てきてしまい、
結果的に他のお店に迷惑をかけることになってしまう
可能性があります
そういったことになってしまわないために
個店で発行する場合に関しては
しっかりと〇〇店で使えるものである、ということを
明記しておく必要があるのです。
トラブルの原因にもなりますし、
他店にも迷惑がかかってしまいますから
このあたりはしっかりとやっておくようにしましょう。
間違えた場合は素直に謝る
クーポンの表記関係など、
お店側が何らかの間違いをしていた場合に関しては
変に言い訳をしたりせずに、素直に謝りましょう。
「あ、これは実はこういう意味でして…」のような
苦し紛れの言い訳をしてしまうと
逆効果になってしまいますし
逆にトラブルを招いてしまう可能性が
非常に高くなってしまいます。
間違ってしまった場合に関しては
素直に非を認め、まずは謝ることが
大事なポイントになります。
苦しい嘘は、つかないようにすることです。
まとめ
お店としてクーポンや割引券を
発行する際に大切なポイントとしては
このあたりでしょうか。
そんなに難しいことはないと思いますがんk
ついついうっかりと見落としてしまうような部分は
あるかと思いますから
そういった部分にはしっかりと注意をしておくようにしましょう。
せっかく、お店とお客さんにとってのプラスに
しようとして始めたクーポンがマイナスになったり
トラブルの元になってしまったら
本末転倒ですからそうなってしまわないように
注意する必要があるのです。