実録!恐怖の買取Vol11 身分証明証提出&記入拒否!

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店員Kです!

恐怖の買取…
それはお客様が来店されたときから始まることも。

買取のトラブル等で一番多いのはやはり
査定金額にまつわるトラブルと、
あとは、店員を騙そうとして、買取金額を上げようと企む
人たちのトラブルですね^^

その二つが大半です。

ですが、中にはそこにすらたどり着くことができない
お客様がいらっしゃるのも事実。
そこにすらたどり着けない、とはなんなのか。

見ていきましょう…。

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買取に必要なもの…

買取に必要なもの。
皆様なんだかご存知ですか?

そうです。身分証明証です。
これが無いと買取はできません。

何故か?
それは警察等の指導のもと、法律で定められているからですね。

盗まれた商品が売られたりした場合に、
買取時に記入した事項を元に、警察などが調査を行うわけです。

まぁ、純粋に売却したい!というだけのお客様は
特に気にする必要はありません^^

身分証明書は、
免許証、保険証、住民票、住民基本台帳カードやマイナンバーカード、
学生証などを使うことができます。

ただし、公共料金の支払い票などは使うことができないので注意
しましょうね!

記入事項も必要!

で、商品を売るときには、個人情報の記入も必要になります。
これも、やはり盗まれた商品などのトラブルを防止するための
記入ですね。

今の世の中、悪い方も多いですから、
こういう風にどんどん厳重になっていってしまうのも仕方のないことです。

お店によって異なるとは思いますが
主に記入するのは
氏名・住所・電話番号・生年月日などですね。
それに加えて学生さんの場合は学校名、
18歳未満の方は保護者の方のご承諾などが必要になってくるわけです。

どれか一つでもかけてしまうと基本的には買取
できなくなってしまうので、
お店に商品を売りに行く際には気をつけましょう!

何か文句を言われてもそれが法律なので、
お店としては法律を破って買取するわけにはいきませんからね…。

実録!恐怖の…

それでは前置きが長くなりましたが、恐怖の買取事例を
ご紹介します!

ある日のことでした(まぁ、みんなある日のことですけどw)
おじさんがご来店。
この時お店に居たのは、そのとき既に店長だった私と
他にアルバイトスタッフさんが2名。

私はちょうど、別件で買取を行った
中古ソフトの加工作業をやっていたので、
他のアルバイトスタッフさんがその方の接客に
あたりました。

その方はレジにやってくると
「これ、買取できる?」とレジにとあるものを
差し出しました。

iPhoneの買取

おじさんがレジに差し出したのはiPhone。
もう皆様ご存知だとは思いますがアップルの超人気商品ですね。

お店もiPhoneの買取があると
結構利益的には儲かるので、なかなか嬉しい存在ではありす。

お持ち頂いた当時、そのiPhoneの買取金額は
大体1万円から2万円程度。
それを販売すると3万円は超える、というなかなか人気の
商品でした。

レジで対応したスタッフさんがiPhoneを受け取り、
もう一人のアルバイトスタッフさんが動作確認を開始。
私は奥で利用制限の確認や、そのiPhoneの販売価格相場などの
確認作業をはじめました^^

iPhoneなどの買取を行うのであれば
毎度のように行う作業です。

しかし…
このときばかりはそれをする必要はありませんでした。

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様子が変わるお客様

そして、このお客様に買取のための
申込書の記入、そして身分証明のご提示をお願いすると…

「え、住所とか書かなきゃダメ?」と
困った様子で言い出しました。

アルバイトスタッフさんが
「法律で決まっておりますのでご記入いただかないと…」と
お伝えすると、
そのおじさんは何故かペンを持って、
買取申込書とにらみ合ったまま硬直。

怪しい感じなので査定を一時停止して、その成り行きを
見守っているとそのおじさんは言いました

「あ、じゃあいいや!」と。

そしてそのおじさんは足早にiPhoneを回収すると
そのまま立ち去っていってしまいました。
身分証明書のご提示をお願いして、
断られたのは、後にも先にもこの方のみでした。

もちろん、忘れちゃって…という人は居ましたが
それ以外の理由(たぶん身分証明書は持ってたので)
で記入を拒否されたのは初めてでした!

怪しすぎ…

スマホ類は、私の旧勤務先のゲームソフト類に比べて
出所の怪しいものも多く、より注意しながら買取を
しなければ行けない商品でした。

そして、この方が持ってきたのは人気のiPhone。
さらには身分証明証と個人情報の記入をお願いしたとたんに
考え込み始めて、あげくの果てに買取キャンセル、
何一つ記入することもなく、身分証明証を提示することもなく、
そのまま足早に立ち去っていったのでした…。

申し訳ないのですが、流石に怪しすぎです…。

身分証明証を持ってなくて「あっ…」って感じに
慌てて帰っていった可能性もありはするのですが、
そういう人はよくいらっしゃって、
決まって「あ、すみません、持ってないですねぇ」みたいな
反応をされるでの、
この方の場合は身分証明証を持っていた気がします
(実際にどうだったのかは分かりませんが)

結局、査定はほとんど進まないままお返ししたのでロックが
かかっていたりする端末かどうかは分らずじまいでした
(これでロックがかかってたらさらに怪しいので…)

この件のその後…

身分証明証を忘れただけのお客様であると、
その後数日以内に再度ご来店されて、
買取を改めてお願いされることも多いのですが、
このお客様の場合、それもありませんでした。

やはり、恐らくは何らかのいわくつきの
商品だったのではないでしょうか?
(盗んだ商品とは限りませんが
何かその方にとって不都合があったのでしょう)

結局、特に警察がそのiPhoneを捜している様子も
無かったので、あの方が何だったのかは
分かりませんが、お店にとっての買取時の恐怖の一つは
「何か問題のある品を掴まされてしまう」ことなので、
こういう事例は少し恐ろしいですね…

事件性のある商品を買い取ってしまうと
色々と面倒くさいことになるのです…
(お店が損をすることもありますし…)

この件の対応について

対応としてはなんら問題は無かったと思います。

身分証明証を出さない相手から
買い取ることは出来ませんし、
逆に買い取ってしまったらアウトです。

お客様自身もそそくさとお帰りになられただけで
別にクレームになっただとか、
そういうことではないので、
対応としては問題なしです。

もしも買取業務をやるかたむけに書いておきますが、
どんな理由であっても、
どんなにお店側が欲しい商品であっても、
正規の申し込み手続き
(身分証明証の確認と必要事項の記入)を
していない商品を買い取りしてしまうのは
アウトです。

何かあった場合、お店の営業自体を停止させられてしまう
恐れなどもありますから、
買取をする際には絶対にルールに従った
買取をするように心がけましょうね!

上のような事例の場合、確かにお店としては
iPhoneの買取が出来れば美味しいのですが、
確認が取れない以上、断るしかありません

まとめ

この件のように、「シロ」か「クロ」か分らないような
商品をお持ちいただく方も本当に居ます。
間違って「クロ」の商品を掴まされてしまうと
お店としても面倒なことになりますから、
お店は慎重に対応しなければなりません!

しかし、、身分証明証の提示拒否や
個人情報の記入拒否をしてそそくさ帰る、という行為は
たとえ理由が何であれ
「何かやましいことでもあるのかな?」と
店員から余計な疑いを持たれることにつながりますから、
この点は注意しましょう!

どうしても何か理由がある場合は、
店員に一言告げてから立ち去ったほうが良いと思いますよ。

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