妖怪メダルの大ブームと衰退を実際に目撃した元店長が語る！

妖怪メダル…

かっては大ヒットしていた玩具です。
子供たちの間で高い人気を誇っており、
大ブームを起こしていた当時は、
子供たちが喜んで購入していくような
そんな商品でした。

しかし、
ブームが過ぎ去った今、
あの時の熱狂は嘘のように無くなり、
静まり返ってしまいました。

そんな、”妖怪メダル”の栄光と没落を
妖怪メダルも取り扱うお店で店長をしていた
経験を元に書いていきます。

大ヒットした玩具
まとめ

大ヒットした玩具

妖怪メダルは、レベルファイブという会社から
展開されている「妖怪ウォッチ」という人気作品の
グッズの一つになります。
メダル以外にも映画、アニメ、玩具などなど
多数のメディアミックス展開がなされており、
大ヒットしている当時は、任天堂の人気作品、
ポケットモンスターと肩を並べるような
人気を誇っている作品でした。

今ではその人気が一定のラインまで落ち着いており、
ポケモンとはずいぶんと差がついてしまいましたが
当時は物凄い人気だったものです。

そして、妖怪メダル。
これも、妖怪ウォッチの人気と共に
流れるようにしてブームし、
そのブームは終わってしまいました。

絶頂期と衰退、両方について
実際にそれを目撃したお話をしていきます
（妖怪ウォッチが落ちぶれた理由の記事も参考にどうぞ）

妖怪メダルの大ブーム！

妖怪メダルが大ブームを起こしていた当時は
本当にすごい売れ行きでした。
入荷してはすぐに売り切れてしまう、そんな感じで、
仕入れするのも苦労するぐらいな…
そんな感じの大人気商品だったのです。

オークションに出せば、新品の定価以上の価格で
売れるようなこともありました。
本当に、妖怪メダルフィーバーが起きていた…
そんな感じでした。

当時は、中古の買取も各店舗で行われており、
妖怪メダルは、色々なお店で売ることができたのです。
オークションなどで、個人的に出品されているような
ケースも多かったですね。

お店では、トレーディングカードゲームなどと
同じように、妖怪メダルの中古買取を行っていた他、
中古の販売もされていました。
レアなものに関しては、ある程度高額で取引も
されていました。

それだけ、人気のある商品だったということです。

私も、妖怪メダルブームの全盛期には
お店で店長をやっていましたが、本当に
凄い人気でした。
それが、徐々に衰退していく様子を間近で見ていた、、という意味では
ある意味貴重な体験でした。
”ここまで変わってしまうのか”という感じでしたね。

妖怪メダルの衰退

しかしながら、そのブームにも終わりがおとずれました。
妖怪メダルが、と言うよりかは
妖怪ウォッチという作品全体の人気が低迷してしまった感じですね。
大元であるゲームソフトは、全盛期には
１００万本以上のセールスを記録していたものですが、
最近ではその半分以下の売上に低迷してしまっています。
それでも、ゲーム全体の中で見れば、売上は高いシリーズ作品では
ありますが、妖怪ウォッチの場合、
全盛期と比べると、相当にその売り上げは低下しており、
苦戦していることが伺えます。

それに伴い、妖怪メダルの人気も落ち、
今ではかつての栄光は見られないような状態です。

既に数年前にその人気は衰退しましたが、
その際に、劇的な変化が訪れました。
まず、その変化の一つが「新品が売れなくなった」と
いうことですね。
オークションで、普通に新品を出すだけで定価を
越えてしまうような商品だった妖怪メダルも
嘘のように売れなくなってしまい、
オークションで売れなくなってしまっただけではなく、
店頭に並べておいても、見向きもされなくなってしまいました。

そして、中古にも変化が。
買取価格の相場は業界全体でどんどんと下がっていき、
最終的には、買取を中止するようなお店も続出しました。
今では、妖怪メダルの買取などやっていないお店が
ほとんどでしょう。
お店で中古を並べておいても売れなくなってしまったので
当然、お店側は売れない商品の買取などしないのです。

私のお店は比較的長く買取していた方ですが
最後の方は子供たちが親と一緒にやってきて
”飽きたおもちゃをゴミのように捨てる”
本当にそんな感じで売却していきました。
１個１０円でしか買取できない（レアも含めて）と
言っても、全然いいですよ、みたいな感じに
なってしまっており、子供たちは本当に興味そのものを
失ってしまった感じでした。
飽きっていうのは早いものですね。

お店では、一律２０円（レアも全部２０円）で販売していましたが
それでも見向きもされない…

そんな商品にわずか数年の間に変わり果ててしまったのです。
この変化には、当時、本当に驚いたものでした。