落ちぶれた妖怪ウォッチ!人気が落ちてしまった理由とは…?

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店員Kです!

「妖怪ウオッチ」
皆様はご存知ですか?

ゲームソフトから始まり、アニメ、映画、
妖怪メダルと、大ヒットを記録した人気キャラクターです。
一時期は、あのポケットモンスター(ポケモン)に並ぶとまで
言われた人気作品ですね。

しかしながら、今では、
すっかりとその人気が落ちてしまっているのも事実です。

それでもまだ人気があるのもまた事実なのですが、
かつてのような爆発的人気はなくなってしまいました。

では、どうして妖怪ウォッチの人気は
低迷してしまったのか。
元ゲーム店店長として、考えていきたいと思います。

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妖怪ウォッチの人気低迷の理由…

妖怪ウォッチは今でも一定の人気はあります。
そこらの作品より人気があるのも事実ですし、
ゲームソフトに関しても、新作がでれば
10万本以上は売れるでしょう。

ですが、それでも過去には100万本を軽く越えていた
シリーズの現在と考えると、かなり寂しい結果に
なってしまっているのは事実と言わざるを得ないでしょう。

では、どうしてこのような結果になってしまったのか。
そこの部分を考えていきたいと思います。

全体的な展開などを見てみると、そこには
いくつもの”原因”が浮かび上がってくるのです。

メーカー自体が維持するのが苦手

まず、そもそもの問題として、
妖怪ウォッチを展開しているメーカー、
レベルファイブ自体がシリーズの人気を維持することを
苦手としている傾向にあります。

過去にも大人気シリーズをいくつも展開していた
レベルファイブですが、それらの人気も結果的に
低迷してしまっており、メーカー自体が
長期間、シリーズの人気を維持することを
苦手としている傾向があるように感じます。

新しいシリーズを登場させ、
爆発的にヒットさせる手腕には長けていますが
それを維持することができない。

勿論、新しいコンテンツを次々と生み出していく
やり方なのかもしれませんが、
爆発的にヒットするにも関わらず、
一気にその人気が低迷して、
隅っこにいる存在になってしまう…
そんな感じの作品が多いです。

妖怪ウォッチ以前にも、
「レイトン教授」「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」
などの人気作品を生み出してきました。
どれも当時は爆発的なヒットをした作品ですが、
現在では、衰退しています。
ある程度の人気は残していますが
かつての栄光は見る影もない、というのが
現実であると思います。

そして、妖怪ウォッチに関しても、同じ事が言えます。
妖怪ウォッチや前述の3シリーズを超えるほどの
圧倒的人気で、ポケモンに肩を並べるような時代も
ありましたが、今では見る影もありません。

結局は、他作品と同じ運命を
たどってしまったのでしょう。

その原因は何なのか。

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展開スピードの問題

レベルファイブさんの展開は、とても速いです。
ゲーム、アニメ、玩具、漫画、あらゆる方面から
一気に一つの作品を人気作品へと押し上げる手法で
あると私は思います。

実際に過去の人気作品もゲームだけではなく
色々な分野での展開が行われていました。
この展開方法は、人気作品を生み出すための
1つの方法であると思います。

しかしながら、その一方で展開速度が速すぎるのも
問題ではあると思います。
例えば、ゲームにしても1作品発売されると
あっという間に次の作品が発売されます。
それだけではなく、完全版やバージョン違いなど
本当に次々と発売されていくので、
あまりにも早すぎる展開が、かえって寿命を
縮めているのではないか、とそう思います。

あまりにも同じものが連続すると
人間は飽きていくものですし、
完全版商法も結構頻繁に行うので
それに呆れてしまって離れていくユーザーもいるでしょう。
最近は少しましになりましたが
イナズマイレブンやダンボール戦機あたりのころは
完全版商法がすごかったですね…。
あまりにも露骨すぎました。

子供がメインターゲット

衰退が早い理由の一つとして
子供がメインターゲットのものが多い、
ということも挙げられるかと思います。
妖怪ウォッチもそうですし、イナズマイレブンやダンボール戦機も
比較的子供がメインターゲットの作品です。

もちろん、全年齢楽しめる作品ではあるのですが
”全年齢”というよりかは”子供向け”の側面は
強いのではないでしょうか。

実際にお店で勤務していましたが、
ポケモンなどの作品は大人や大学生ぐらいの人が
一人で購入していくことが多かったですが、
妖怪ウォッチはほとんどが子供連れの家族や
小さな子供であった印象です。

そういう一面も、ポケモンとの差であったのかもしれません。

人間が子供で居る期間は、ほんのわずかな時間です。
子供は成長すれば好きなモノが移り変わってきます。
妖怪にせよ、イナズマイレブンにせよ、全盛期は、ちょうど
子供が成長するまでの時間と同じぐらいの期間なような気がします。

つまりは、子供がメインだからこそ、
衰退していく宿命、ということもあるのかもしれません。

もちろん、”成長した子供が飽きても、また新しい子供が妖怪を”と
思うかもしれませんが、
レベルファイブさんは展開が早いので、
既に妖怪ウォッチの次のシリーズ展開を始めています。

スナックワールドという作品が代表的な作品でしょうか。

そうなると、子供たちは新しいものに飛びつきますから
新しい世代の子供たちは、妖怪ではなくスナックワールドを
楽しむ、と、そういうことになってしまうわけですね。

メーカーとしてはそれで良いのだとは思いますが
衰退を招いているのは事実かと思います。

ある程度の人気は残す

しかしながら、衰退した、とは言え、まったく人気が無くなってしまった、
だとか、そういうことではありません。
今でも、ある程度の人気は残しています。
妖怪ウォッチも、かつてのようにミリオンセラー(100万本以上販売)は
もう不可能だと思いますが、
春にはニンテンドースイッチで妖怪ウォッチ4の発売が決定しており、
数十万本は売れるかと思います。

レイトンも、新作が出ましたし
イナズマイレブンも新しい展開が始まっています。

もちろん、どれも全盛期のような人気に戻ることはできないと思いますが
メーカー側としてはそれが戦術であり、
新しいシリーズを生み出す力が無くならない限りは、
それで良いのかもしれませんね。

余談ですが、私がゲーム店で勤務しているころ、
最初のころは妖怪ウォッチのグッズ、妖怪メダルはすぐに
品切れになってしまうほどの超人気商品でしたが、
私が退職する少し前は、子供はゴミのような扱いをしていたり、
買取に持ってきて、全部1枚1円での買い取り、と伝えても
「もういらないし」なんて言われるぐらいに人気は
衰退してしまっていました。
子供の心変わりというものは早いものですからね。

全盛期には妖怪メダルの買取をしているお店も非常に
多かったのですが、
今では買取を中止しているお店がほとんどだと思います。
私が勤務していたお店、営業していたお店でも
買取は中止していました。
それだけ、売れなくなってしまったということですね。

まとめ

レベルファイブという会社の展開力は
見事なものだと思います。
レイトン、イナズマ、ダンボール、妖怪、スナックワールド…
あらゆる人気シリーズを次々と生み出すことのできる会社は
そう多くは存在しないでしょう。

ですが、それを維持できる力に欠けているのは
弱点と言えば弱点だとは思います。

が…子供がいくつもの作品を大好き!な状態で
親に色々買ってもらうのは難しい事ですから
新しい作品作りにチャレンジする以上、
こうなることは、仕方のないことなのかもしれませんね!

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