シンプル1500シリーズとは?たくさん出てるけど面白いの?

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「SIMPLE1500シリーズ」とは
ディースリー・パブリッシャーというメーカーから
プレイステーション1向けに展開されたシリーズです。

黒い背景に、シンプルな絵柄が描かれた
「THE〇〇」というゲームソフトが並んでいるのを
見たことがある人も多いのではないでしょうか。

今でも、中古のPS1ソフトを扱っているお店に行けば
必ず1個ぐらいは「THEなんちゃら…」が、並んでいると思います。

これはいったい何なのか、面白いのかを解説していきます。

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お手頃価格を売りにしたシリーズ

1998年よりプレイステーション1で展開されて、
100以上の作品が発売されたシリーズで、
当時、5000円前後ぐらいのソフトが多かった中、
「1500円」(代わりにゲーム内容はとてもシンプルなものも多い)
という破格の定価で展開を開始、
ヒットしたシリーズです。

中には10万本以上のセールスを記録している作品も
複数存在していました。

今でこそ、ダウンロード専用のソフトでは
500円とか、1000円とか、そのぐらいの価格帯は
珍しくありませんが、
当時はパッケージ版ソフトしか存在しない時代で、
価格も5000円とか、6000円が当たり前だったため、
「ゲームが1500円」というインパクトは強かったものと
考えられます。

シリーズごとに繋がりはあるの?

基本的には繋がりはありません。
「シンプル1500シリーズ」は、
「定価が1500円のディースリー・パブリッシャーから発売されるゲーム」の
総称だと考えて下さい。

例えば「THEブロックくずし」と「THE将棋」では、
同じシンプル1500シリーズのゲームですが
内容や世界観など、何も中身の繋がりはありません。

稀に「THEブロックくずし2」のように、
続編が出ることもありますが、
そういった、直接的な続編以外では、内容に繋がりがあったりすることは
ありません。

そのため、シンプル1500シリーズVol1から順番に遊んでいく必要はなく、
自分の好きなものだけを遊ぶスタイルで十分です。

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ゲーム内容は面白いの?

ゲームが面白いかどうかは、個人の好みによるものです。
例えば、1000人が同じゲームをプレイすれば、
必ず意見は割れます。

どんな人気ゲームであっても、その中には
「つまらない」と感じる人も確実にいるわけです。

それを踏まえた上でお話をすると、
シンプル1500シリーズの中でも世間的に評価の高い作品と
低い作品が混在しており、
中には出来栄えが厳しいソフトも確かに存在します。

また、全体的に見れば
やはり定価が1500円なので、「それなり」のゲームも多いのは事実です。

ただし、先ほども書いた通り
”好みは人それぞれ”になりますから、
最終的には、どう感じるかは自分でプレイしてみないと
分からない、と言うのが答えになります。

どのぐらいの種類が存在するの?

シンプル1500シリーズは全部で104種類存在しており、
2003年頃まで展開が続いていました。
後継機のプレイステーション2が発売されてからも、
数年間は展開されていたことになりますね。

前半は、非常にシンプルなゲームが多かったですが、
後半になってくると、
あまり他では見られないようなジャンル・題材のゲームも
多くなり、よりバリエーションが豊かになった感じですね。

その後も派生シリーズは続いている

シンプル1500シリーズはVol104で終了を
迎えましたが、その後も派生シリーズは続いており、
プレイステーション2では
「シンプル2000シリーズ」が展開されていました。
(こちらは定価が2000円になっています)
シンプル2000シリーズは123種類発売され、
さらに長寿シリーズとなっていました。

以降のゲーム機では、あまり数は発売されませんが
WiiやPS4、ニンテンドースイッチなどでも
シンプルシリーズ自体は展開されています。

また、最近では、そのゲーム内容から
ダウンロード専売でシンプルシリーズを展開するような
動きもあり、シンプルシリーズなりに
新しい道を模索しているような感じですね。

ちなみにプレイステーション1時代にも
シンプル1500の派生シリーズがいくつか展開されており、
「実用系」ソフトを集めた実用シリーズ(18作品)や、
キャラクターとのコラボのゲームを集めた
「キャラクターシリーズ(これは2000円)」17作品など
色々な派生タイトルも登場していました。

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今現在の状況は…?

PS1の中古コーナーを見ると、シンプル1500シリーズも
見かけると思います。
ほとんどの作品が数百円(場合によっては100円前後のものも)で
売られています。

が、発売されてから年月が経過した現在では、
100円前後で売られているPS1ソフトはたくさんあるため(中古)、
1500円という安さのアドバンテージは
中古になったことで生かせなくなっているのは
確かですね…。

当たり・ハズレも大きいのも事実ですが、
気になるものがあったら手に取ってみるのも一興です。

まとめ

シンプル1500シリーズは
内容自体は値段相応な感じの作品も多いですが、
中には「よくこんな題材のゲームを出せたな…」と思うような
面白いアイデアのゲームが存在しているのも事実です。

今では、ほとんどのタイトルが安くなっているので、
気になるタイトルがあれば、手に取ってみても
良いのではないでしょうか。

なお、当時は「低価格路線ゲーム」が少し流行ったのか
他のメーカーからも似たようなシリーズが
展開されていました。

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