任天堂のちょっと苦戦してしまった商品たち!全部成功ではなく黒歴史も…?

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任天堂のゲーム機と言えば
ニンテンドースイッチやファミコン、スーパーファミコンに
Wii、ゲームボーイ、DSなどなど、
大ヒットを記録した商品の数々が浮かぶ人も多いと思います。

ゲームソフトに関しても、マリオやポケモン、カービィなど
人気ソフトが多く、ヒット商品が多いイメージを受けますよね。

しかし、そんな任天堂の商品でも
必ずしも”全て”が成功しているわけではなく、
中には苦戦を強いられてしまった商品や、
失敗に終わってしまった商品も存在しています。

そんな、苦戦してしまった商品には
どのようなものがあったのでしょうか。
その一例をご紹介していきます。

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成功の裏には失敗もアリ

どのメーカーの商品でも、成功する商品もあれば、
失敗する商品もあります。
やることなすこと、全てが成功する…というのは
任天堂ほどの大きなメーカーでも難しいことですし、
これは、任天堂以外のどんなメーカーであっても
同じことです。

任天堂のハードやソフトと言うと、
確かに大ヒットした商品は非常に多いのですが、
やはりそれでも、全部が全部大成功とはいかず、
色々な失敗も経験しています。

そんな、苦戦した商品や失敗してしまった商品を
それぞれ見ていきましょう。

64DD

任天堂のハード関係の中でも
最も黒歴史…と言えるのが
NINTENDO64の周辺機器として登場した「64DD」です。

ファミコンの際に発売された
「ファミコンディスクシステム」のような周辺機器で
専用ソフトが遊べる周辺機器でした。

しかし、この64DDは
当初の予定より発売が遅れたり、
発売予定になっていたソフトが軒並み中止になったり、
さらには早期でサービス終了になってしまったりと、
かなりの苦戦を強いられた商品でした。

ファミコンディスクシステムはヒット作品も
発売され、成功を収めていましたが
64DDはそうはならなかった、ということですね。

・発売延期が繰り返されたこと
・販売形式が特殊であったこと
・発売予定のソフトが軒並み普通のN64ソフトになったり中止されたこと
・既に次世代機の話題が出始めていたこと

これらが、かなりの悪条件になったものと考えられます。

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ゲームボーイライト

1998年4月に発売されたゲームボーイの
派生モデルの一つで、
画面にバックライトが搭載されていて、
光らせることができるものになっていました。

しかし、このゲームボーイライトもゲームボーイシリーズの中では
振るわない結果で終わり、
さらには海外では発売されないなど、
小規模の展開に終わりました。

原因としては

・それほど大きな変化がなかったこと
・約半年で次の「ゲームボーイカラー」が出てしまったこと

などが挙げられるかと思います。

ゲームボーイライトが苦戦した理由は?の記事も参考にしてみて下さい!)

ゲームボーイミクロ

全体的に好調なゲームボーイですが、
ゲームボーイミクロも苦戦したハードの一つです。

ゲームボーイシリーズとしては最後に発売された本体で、
2005年9月に発売された本体ですね。

ただし、売上は90万台という
ゲームボーイの中では非常に不調な数字で終わりました。

原因としては

・後継機のニンテンドーDSの発売後に発売されたモデルであること
・他のアドバンス系との周辺機器の互換が失われていること
・ゲームボーイ用ソフトが使えなくなっていること
・価格が従来のアドバンスより高かったこと

などが挙げられます。

特に、後継機発売後に、あまり変わらない値段で
発売した、というのはなかなか厳しいタイミングであったのは
事実ですね。

ゲームボーイミクロが苦戦した理由は?の記事も参考にしてみて下さい!)

バーチャルボーイ

1995年7月に発売されたゲーム機本体で、
日本では15万台の売上で終わってしまったゲーム機です。

ゴーグルを利用して楽しむという非常に特殊な形式の
ゲーム機で、ソフトも増えないまま、
市場から姿を消してしまいました。

原因としては

・遊び方がかなり特殊であったこと
・ソフトがあまり増えなかったこと

などが考えられます。

ただし、メーカー側は
ゲーム機としての位置づけではなく、
ゲーム機とは少し異なるおもちゃの位置づけで
発売したとされており、
ゲームボーイライトやミクロとは少し異なるもので
あることも確かでした。

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WiiU

2012年12月に発売されたWiiの後継機・WiiUも
任天堂ハードの中では苦戦を強いられた存在でした。

これまで紹介した64DDやゲームボーイライトやミクロ、
バーチャルボーイと比べればWiiUの売上は
圧倒的ではありますが、
任天堂の据え置きハードの中では(バーチャルボーイは例外)
最も低い売上を記録してしまっており、
前世代のWiiの好調ぶりから一転、一気に転落してしまった
形になってしまいました。

その結果、
任天堂の据え置きハードの中でも、
現役の時代は短く、
2012年12月に発売、2017年3月には次世代機発売と
短命に終わってしまいました。

原因としては

・発売直後の任天堂タイトルの不足
・前世代機の大ヒットで移行が遅れた
・ライト層に変化が伝わりにくかった

などが挙げられるかと思います。

特に、任天堂タイトルの投入の遅れが
かなりの打撃となっており、実際にこれまでの任天堂ハードを
見てみると発売後1年前後の任天堂タイトルの質・量が
かなりそのハードの運命を左右しているために、
(参考⇒任天堂ハードが苦戦する際の傾向
WiiUに関しては、特に発売当初の任天堂タイトルの投入が遅れたことが
痛手になってしまいました。

スプラトゥーンやスーパーマリオメーカー、マリオカート8など
ヒット作品も、その中でも当然登場はしていましたが
任天堂から発売されたタイトル数も
前世代機のWiiや、次世代機のニンテンドースイッチと比べると
本当に数少なくなってしまっており、
メインの据置ハードの中ではかなり苦戦を強いられた存在と
なってしまいました。

ソフトではそれなりに失敗も…

一方、ソフトの方を見て見るとマリオやポケモン、カービィなどなど
大ヒットシリーズの数は圧倒的で、
現在、日本国内において100万本以上売上を記録できるソフトは
ほとんどすべてが任天堂タイトルであるほどです。

しかし、任天堂タイトルであっても、
売れていないものも当然、存在しており、
中には1万本を切るような売上のタイトルも存在しています。

あまり知られていないソフトも
実は任天堂タイトルだったりすることもあるので、
やはりどんなメーカーでも、色々と試行錯誤を繰り返している、
ということになりますね。

ゲーム以外の分野で…

最近では、ゲームが中心で事業展開が行われていますが
以前はゲーム以外の分野も多数手がけていました。

ただ、これらの中には結構うまくいかなかったものも多く、
やがて、ファミコンを経てゲーム事業に本格的に参入、
今のような大きな会社へと変貌を遂げました。

もしもゲームに手を出さなかった場合は
今の任天堂はなかったと思いますし、
逆に、本格的にゲームに参入する前に、
何か別のもので成功を収めていた場合は、
ゲーム業界はここまで発展しておらず、
任天堂も全く別の会社になっていたと思いますから
そういった意味では、
これまでの失敗も全て含めて
今の任天堂という会社が存在しているのだと思います。

まとめ

ずっと成功し続けることは
どんな会社でも難しいことです。

ゲーム機においても、これまでも苦戦を強いられた
商品がいくつもあったように
今はニンテンドースイッチで大ヒットしていますが、
switchの次、そのさらに次、と進むうちに
また壁に当たるようなことも出て来るかとは思います。

そういった時にどんな風に巻き返していくか、ということも
会社としての手腕が問われる部分になりますね。

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