仕事場で同僚や部下がパニックを起こした場合の対応は?

この記事は約7分で読めます。

仕事場で、同僚や部下(あるいは上司)が
パニックを起こしてしまった!
そんな経験はありませんか?

ミスをしてしまった際や、
怒られている際など、
人はパニックを起こしてしまう可能性があるものです。

人によって性格は様々です。
あなたから見て
”あのぐらいでパニックを起こすなんて”と思ったとしても、
パニックを起こしている本人からすれば、
それは大変なことなのです

人によって、感じ方も何もかも違う、
ということは理解しておきましょう。

スポンサーリンク

仕事仲間がパニックを起こしたら…?

では、自分ではなく、仕事場の仲間が
パニックを起こしてしまった場合は
どうすれば良いのでしょうか。
突然、人がパニックを起こすと、びっくりしてしまうと
思いますが、慌てて対応したり、
本人を不安に思わせるような対応をしないようには
気を付けましょう。

なるべく、穏便に事を済ませることが大切になりますし、
パニックを起こした本人を追いつめるようなことを
しても行けません。
対応方法のポイントについて、見ていきましょう。

怒鳴りつけたりしない

当然のことですが、パニックを起こしている人に
対して、さらに怒鳴りつけるようなことをすれば、
余計にパニックが強まるだけです。
たとえ、相手がミスをしていて、説教中だったとしても、
パニックを起こした場合、それを追い詰めるようなことは
しないようにしましょう。

もちろん、仕事上のミスなどに関して、
注意するべきところはしっかりと注意しなくては
いけないのは当然ですが、
相手がパニックを起こしてしまった場合は別です。

そのパニックの原因は分かりませんが、
パニック障害という辛い病気の可能性もありますし、
一旦、怒鳴りつけたり、チクチクと注意を続けるのは
やめてあげて下さい。
そうでないと、余計にパニックを増長させる結果に
なってしまいますので、注意が必要です。

そもそも、パニックを起こしている最中に、
注意を続けても、相手の記憶にもちゃんと残りませんし、
本当に伝えるべきことは、また改めて伝えるように
した方が良いです。

スポンサーリンク

落ち着かせることを優先する

何よりもまずは、本人を落ち着かせてあげることを
優先しましょう。
この時に決して、上でも書いたように怒ったりしないよう、
注意が必要になります。

どんなパニックを起こしているかによっても異なりますが、
まずは相手の言葉をしっかりと聞き、
安心させてあげるような言動を心がけるようにするのが
ポイントです。
なかなか落ち着かせるのは難しいことですが、
とにかく”更なる不安”を相手に与えないようにする、
ということは大切なことになります

その場その場の状況で判断しつつ、
対応をしていきましょう。
相手を落ち着かせること、
責めるような発言をしないこと、
必要に応じて休息を取らせることなどで
対応していくようにしましょう。

避けたりしないようにする

一度パニックを起こした同僚を裂けたりしないように
することも大切になります。
パニック障害に対する偏見なども世の中にはあります。
相手がパニック障害だったにせよ、そうでないにせよ、
そういった偏見は、パニックを起こしてしまった本人にとって、
確実に逆効果になってしまいます。

そうなってしまわないためにも、
なるべく避けたりするようなことはなく、
いつも通りに接してあげることが大切になります。

露骨に避けたりだとか、
パニック行為を原因としていじめの対象にしたりだとか、
そういうことは絶対にあってはなりません。

あくまでもいつも通りに接する、ということが
周囲の人間が本人に接するにあたり、大切なことになります。

ただし、その”いつも通り”の接し方に問題がある場合は
それを改善していかなくてはいけません。
普段から嫌味を言っていたり、いじめ行為があったり、
怒鳴りつけたりばかりしていたり…
そういう”社会人としても必要のない部分”があったのであれば
相手がパニックを起こしてしまったのをきっかけに
周囲の接し方も反省して、改善していく必要があるかと思います。

相談に乗る

本人が何らかの悩みを抱えているのであれば
同僚の立場であるならば、相談に乗ってあげることも
大切なポイントです。
もちろん、皆様にも自分の人生があると思いますから
深く介入しろ、と言っているわけではありません。

しかしながら、少しだったとしても、話を聞いてもらえるだけで
楽になったりすることもあるものです。
自分と本人の付き合いの範囲内で可能な限り、
話を聞いてあげる、というのは有効的な手段では
あるかと思います。

会社側の立場なのであれば、上司としてしっかりと
対応することが大切になります。
基本的にパニックを起こしたからと言って
処分を下したりだとか、そういうことはせずに
見守るスタンスでの対応が良いかと思いますが、
場合によっては、休暇や休職、通院の許可など
症状に応じて、会社側が適切に判断する必要があります。

このあたりは本人としっかり相談しながら
進めていくのがベストでしょう。

スポンサーリンク

病気扱いはしない

パニックを起こした人を病気扱いするようなことは
やめましょう。”お前は病気だ”みたいな扱いは
相手を傷つけるだけですし、より症状を悪化させる
場合もあります。

もちろん、パニック障害だと診断された場合などは
ある程度、そういう症状があるのだと認識した上で
会社側はお話する必要はあると思いますが、
それとこれとは話が別です。

”悪意のある病気扱い”や
”お前は病気だ”みたいな必要以上な病気扱い。
これは、本人にとってマイナスに働くだけですから、
できる限り周囲は配慮した方が良いかと思います

繰り返す場合は…?

パニックを繰り返し起こす人間が居る場合は、
やはり、会社としては何らかの対応はするべきでしょう。
何がパニックの原因になっているのか、
そういったことを突き止めて
場合によっては医療の力も借りながら対応
していく必要があると思います。

もちろん、この場合は本人側がちゃんと
自分を見つめ直すことも大切ですが、
会社側や周囲の同僚も可能な範囲では
理解を示してあげることが、大切に
なってくるのではないかと思います。

ただ、本人が全く自分の状況を
治そうとしていない場合などは
協力のしようがないのも事実ですが…

”本人”
”周囲”
2つの協力が必要不可欠になります

普段はいつも通り接する

普段はいつも通りに接することも
大切なポイントの一つですね。
これまでにも書いたように、変に病人扱いして、
裂けるようなしぐさをしたりだとか、
そういうのは、職場の空気的にも、パニックを起こしてしまった
本人にも良くありません。

ただ、”普段の接し方”に問題がある場合は
それは改めなければいけません。
いじめまがいの行為があるだとか、
常に怒鳴りつけていた、だとか
そういうことがあるのであれば、それは
すぐに改めなくてはいけませんし、
そういうことをしていれば、パニックを起こしてしまうのも
仕方のないことだと思います。
改善点がある場合に関しては、しっかりと改善していくようにしましょう。

視野に入れた対応は大事

仕事上普通に接すること大事ですが
繰り返す場合は「パニックを起こす可能性がある」と
視野に入れた上で仕事をさせることも
大事なことになります。

差別だとか、そういうことをするのではなく
「計算に入れる」ということですね。

職場としても、多少の対策は必要になりますし
何もしていないとなると、何か大きなトラブルに
繋がってしまう可能性も0ではありませんからね…。

まとめ

仕事場で、周囲にパニックを起こしてしまった人がいたとしても、
基本的には暖かく見守ってあげることが大切になります。
誰だってパニックを起こしたくて起こしているわけでは
ないのですから、
それに、冷たい言葉を投げかけたりするのは間違いです。

もちろん、中にはパニックを起こしたふりをして
騒がせるような人間が居ないとも限りませんが、それは、
ほんのごく一部ですし、そんなことは気にしない方が
良いかと思います。

しっかりと本人と上手く連携しながら
支えていくことが大切になるかと思います。

タイトルとURLをコピーしました