サービス残業は当たり前?サー残のどうしようもない実態とは?

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サービス残業とは、
賃金が支払われない残業のことです。

カッコよくサービスなんて名前がついていますが、
要するに、会社側が違法にボランティアを強要している、
ということです。

ロクでもない言葉なのは事実ですし、
働く側の人間としてはとても苦しめられるもので
あるのは事実です。

サービス残業なんて身近にはない!という人も
存在すると思いますが、
実際にはサービス残業は各所に横行しているのです。

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本来は違法の廃止されるべき残業

サービス残業とは、違法の存在であり、
本来、会社側がこのようなことを強要しては
いけないのです。
必ず、労働者には賃金を支払う必要がある、というのが
原則になります。

サービス残業=違法である、ということは覚えておきましょう。

ですが、非常に残念なことに、法律はあまり
機能しておらず、
世間では”みんなやってるから大丈夫”のノリで、
あらゆる会社がサービス残業を社員に課しているのが
実態です。

サービス残業は世の中に根付いてしまっているのです…。

当たり前のように行われるサービス残業

業種によっては、全く縁がないと思いますが、
サービス残業は、時にあたり前のように行われています。
サービス残業をすることが当たり前であり、
それを拒むことは許されない、というような風潮に
なってしまっています。

違法行為を堂々と強要する、今の世の中はそんな世の中です。
私の会社でも、サービス残業は横行していました。
会社に罪悪感などありません。
当たり前、思っていますし、それを拒む社員は”悪”だと
されてしまいます。

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どんな業種に多いの?

サービス残業はどんな業種に多いのか。
世の中にはたくさんのサー残が溢れていますが、
全ての業種でサービスが多く行われているわけではありません。
業種や立場によって、サービス残業の多さや頻度なども異なってきます。

サービス残業が多い業種としては、
接客業、サービス業全般(店員・介護職・運送業など)や
下請けのメーカー(上からの無茶な要求が来る)などに
なりますでしょうか。
とにかく”お客さん”が絡むものに関しては、
サービス残業が多く発生してしまいがちです。

もちろん、接客業でも、サービス残業のないところは
ありますが、”多い傾向にある”ということは
覚えておいたほうが良いかもしれません。

違法でも黙認されている

残念ながら、サービス残業は違法だ!と言っていても、
それが、黙認されてしまっているのが今の世の中ですね。
どこも、本気で取り締まろうとなどしていません。
でなければ、こんなに世の中にサービス残業が溢れているわけが
ありませんからね。

現状、明るみに出てしまったものを仕方なく対処している
そんな感じなのではないでしょうか。

企業の側も、サービス残業を無くそう!だなんて考えているのは
ほんの一握りでしょう。
ほとんどの企業は”みんなやってるから大丈夫”の精神で、
赤信号をみんなで渡るかの如く、平気な顔して
サービス残業を強要しています。

この、サービス残業はやらせても大丈夫みたいな
企業間における空気はどうにかしなければならないでしょうし、
企業側や、会社の上司にあたる人たちはサービス残業について
しっかりと”違法である”という認識は持つべきですし、
周囲がそれをしっかりと刻み付けてあげるような
状態にしなくてはなりません

細かいサービス残業はたくさんある

数分単位でも、本来であれば、残業として
カウントし、しっかりと賃金を支払わなくてはなりません。
しかしながら数分単位を切り捨てている企業は
非常に多いかと思いますし、
働く側も数分単位の残業代がつかないということは
”当たり前”になってしまっている節があるかと思います。

が、実際はそうではなく、数分単位の残業であっても
それに残業代を出さなければ、単なるサービス残業でしか
ありませんし、それは違法行為です。

この点に関しては、企業側も働く側も、認識を
改めていく必要があるのではないかと思います。

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拒めば冷遇の現実

サービス残業は、雇う側が責任を果たしていないことですので、
本来であれば、やる必要など全くないものです。
それだけではなく、「それは違法だ」と声をあげても良いモノなのです

が、それは綺麗ごとであり、
世の中はそんなに綺麗なものではありません。
サービス残業を拒んだだけで、
会社の待遇が悪くなったり、
上司や同僚、先輩からの嫌がらせを受けてしまったり、
不当に評価を下げられてしまう、というのが現実です。
残業を拒むとどうなるかの記事も参考にどうぞ)

最悪の場合は、不当に解雇されたり、
リストラの対象にされたり、そんなことまで考えられるのが
現実なのです。
酷い世界ですが、それが現実です。

サービス残業を無くすためには?

サービス残業を根絶するのは、相当難しいことです。
まず、社会全体が変わらなければ無理でしょう。
会社、会社の上層部の人間、政治、働く人たち、
労働基準監督署などの質の向上。
あらゆる部分が変わらなければ、無理だと思われます。

そして、その全てが変わるのは、
本当に難しい事であると思います。
現状は、法律では違法としながらも、それがしっかりと
取り締まりされているか、と言われれば答えは「No」ですし、
企業側もサービス残業をさせることは違法である、という意識を
正しく持てていないところも多いでしょう。
加えて、部下を持つ社員の認識も、
サービス残業は当たり前みたいな認識になってしまっていますし、
働く側も「諦めてしまっている」というのが現状ですね。

これらを全て変えるのは本当に難しいことですし、
サービス残業問題は、解決が難しいものであると感じます。

どうすればいいの?

サービス残業が当たり前のように行われている会社では、
”サービス残業を拒む”という当然のことをしただけで、
待遇が悪化したりする可能性も非常に高いです。
させようとする方が悪いのですが、何故かこちらが
悪者にされてしまう、というそういう理不尽な流れですね。

とは言え、それに対処する方法がなかなかないのも事実です。
労基などに駆け込むのも良いですが
ちゃんと機能するかは謎ですし、
そもそも、数分単位だと相手にされなかったり
会社が上手く隠したりする可能性もあります。

現状では”どうにもならない”というのが現実的なところでしょうか。
もしも、サービス残業に対抗するのであれば
その会社を辞めることになる覚悟をしなくてはならない、というのが
今の現状です。

労働基準監督署に申し出たり、
上司に相談してみたり、色々な手段はありますが、
違法なことに立ち向かうために、自分の身を危険に
晒さなくてはいけない、という非常に理不尽なのが
今の世の中です。

サービス残業に耐えられない場合、
(耐える必要すらないのですが…)
会社を辞めてしまうのが一番の方法です。
確かに、転職は難しいですが、そのまま我慢して
サービス残業をし続ける、というのもなかなかの問題です。
本当に自分の人生、それで良いのか、よく考えて決断
するようにしましょう。

まとめ

違法なことを堂々とやっている会社が多すぎます。
この流れは、いずれどうにかしないといけないでしょう。
サービス残業をしない=悪みたいな風潮がある会社すらあり、
自分たちが悪い事をしているのにも関わらず、
罪の意識が全くない、という状態です。

また、働く側も「サービス残業」は多少は仕方ない、
なんて考えの人も多いですが、
それでは本来いけないのです。
サービス残業は仕方のないことではないですし、
本体、やってはいけないことなのですから…。

少なくとも、今のままでは、この悪い流れが
変わることはないでしょう。

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