残業を拒否しているとどうなる?考えられること6つをご紹介!

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会社からの残業命令…
拒否したい、と思う人も居るでしょう。
もちろん、残業命令は、正当な理由があれば拒否することができますし、
会社側がきちんと協定などを結んでいなければ、
法律の規定時間を越えた残業を命じることは違法になります。

しかしながら、そうはいっても、残業を拒否していると
不当な扱いや理不尽な扱いをされてしまうのが、
この世の中です。

もし、残業を拒否しているとどのようなことが
考えられるのか、
見ていきたいと思います。

たとえ、正当な残業拒否でも、
下記のような扱いを受けることは本当にあるのです。
酷い世の中ですね。

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残業を拒否すると考えられること

残業を拒否するとどうなるのか。
普通であれば、たとえ会社が正当な手続きをしていて
残業を要求できる状態であったとしても、
ちゃんとした理由があれば、残業を断ることは
可能とされています。

ですが、ブラック企業も存在しますし、
そもそもブラック企業でなくても、残業の強要は
良くあることですし、
残業を断って理不尽な扱いをされる可能性も
高いのです。

世の中はそんなにきれいなモノじゃない、
ということですね。
では、残業を拒否した場合に考えられることを
それぞれ見ていきましょう。

①解雇される

これは、最悪のパターンですが、
残業を断ることで”不当に”解雇される可能性も
0ではありません。
不当解雇、というものです。

さすがに1回残業を断ったぐらいで解雇するような
会社は無いとは思います。
万が一、解雇された場合は不当解雇にあたります。

企業側は何でもかんでも解雇して良いわけではなく
正当な理由が無ければ解雇を行うことができません。

が、何度も理由なしに残業を拒否していると
場合によっては「懲戒解雇」に上手くあてはめられてしまう可能性もあります。

また、世の中の企業もあらゆる手を使いますから、
上手くリストラ対象にしたりだとか、
直接的な”解雇”でなくても、何らかの理由付けをされてしまう
可能性は充分にあるので、その可能性は視野に入れておかなくてはなりません。

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②出世が遠のく

残業を拒否していると考えられることは、
出世コースから外れる、ということですね。
出世をもしも目指しているのであれば、残業も多少は
仕方がないのかもしれません。
やはり、残業を断りつづけていると、会社の評価には
影響するでしょうから、それだけ、出世からは遠のいてしまいます。

また、ブラック企業の場合は、本来あってはならないことなのですが、
会社の命令に従ってサービス残業をしている人間の方が
優遇される、なんてこともあります。
サービス残業なんて、本来はしてはならないことですが
ブラック企業はそういう言いなりになる人材を好みますからね…。

ブラック、ホワイト、どんな企業だったとしても、
残業を何度も拒んでいれば、
それが正当な理由であったとしても、
出世コースから外される可能性は充分にあるのです。

③扱いが悪くなる

上司からの扱いが悪くなる可能性があります。
流石に残業を1回断っただけで扱いが悪くなるような
可能性はまずないと思いますが、何度も断っていると、
恐らく上司からの扱いは悪くなってくるでしょう。

あとは上司次第ではありますが、
上司によっては嫌がらせや、不当な扱いを始める
可能性も0ではありません。
嫌味を言って来たり、いじめまがいのことをしてきたり、
不当に評価を下げたり、そういうことも考えられるでしょうか。

また、上司だけではなく、同じ部署の先輩なども
嫌味を言って来たりする人間がいるかもしれません。
正当な理由で残業を断っている場合、それは責められるべきことでは
ないのですが、責められてしまう世の中でもあります。
あまりにも酷い場合は、会社の上に相談するしかありませんが、
それも、ちゃんと対応してもらえるかは、分かりません。

④残業を頼まれなくなる

残業を断っていると、やがて残業を頼まれなくなるでしょう。
残業をしたくない人にとっては、願ったりなことだとは
思いますが、残業をしたいときはしたい、という人にとっては
ちょっと困ってしまうことかもしれません。
「あの人に頼んでも無駄だ」となってしまえば、
それは上司も声をかけなくなるでしょうから、
これは仕方のないことではありますが、
もしも、程よく残業をしたい!という場合は、
うまくバランスを取りつつ、残業を断って行くのが
良いかと思います。

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⑤陰湿ないじめが始まる可能性

これも、嫌な話ですが、実際にあり得る話で、
陰湿ないじめが始まってしまう可能性も0ではありません。
部署がらみで、無視をし始めたり、
仕事上の大事な連絡をあえて連絡せずに、恥をかかせてみたり。
そういう嫌がらせ行為を会社がしてくる可能性は
充分に考えられます。

一度、陰湿ないじめの対象になってしまうと
なかなか対処するのが難しいのが現実です。
耐えられるのであれば、それはそれで良いですが、
あまりにも酷い場合は、やはり他部署に相談するなど
する必要があるかと思います。

⑥査定などへの影響

ボーナス査定だとか、そういったものへの影響も
考えられます。やはり、残業を断っていると理由がどうあれ、
会社からの印象が悪くなってしまうのは事実でしょう。
相手がブラック企業の場合は、サービス残業を
強要してきて、それを拒むと、査定を下げられる、みたいな
理不尽なことも考えられます。

あまり気にしないようにするのが良いと思いますが
そういう一面があるかもしれない、ということは
覚えておいた方が良いかもしれません。
理不尽に査定を下げられるようなことも
会社によってはあるかもしれません。

不当な扱いを受けた場合は?

残業を断って不当な扱いを受けたような場合は
どうすれば良いのでしょうか?
例えば、いきなり解雇された場合は、不当解雇として
争うことも可能です。
手間はかかりますが、相手に正当な理由が無い場合、
何らかの対応はしてもらえるでしょう。

また、部署内で嫌がらせなどが始まった場合は、
会社の上層部などに相談してみるのが良いと思います。
我慢するのも一つの方法ではありますが、あまり我慢しすぎるのも
身体によくないですから、
早めに相談するようにしましょう。
ただし、会社の上層部があなたを守ってくれるかどうかは
実際に相談してみないとわかりません。
案外、会社と言うのはそういう場所ですから、
理不尽な扱いで助けを求めても、たすけてくれない可能性は
充分にあります。

「断れない」はNG

残業を断ると色々なリスクがあるのも
事実ではありますが「断れない」状況になってしまうことも
マイナスになります。

ちゃんと断るべきときは断る、ということですね。
なんでもかんでもイエスではダメだと言うことです。
このあたりは後述している通り「バランス」が大事になります。

常にYesだと、会社側も「こいつは必ず残業をする」という
認識になってしまいますから、Noと言うべき場面では
Noという勇気も大事になります。

上手くバランスを取るのが大切!

残業を断る際には、上手くバランスを取ることが重要です。
もちろん、ブラック企業のサービス残業だとか、
そういうものはやる必要はないものですが、
ブラック、とまでは言えない企業のちゃんと残業代も出るような
残業は、頭ごなしに断るのではなく、
場合によっては力になることも必要だと思います。

が、やむを得ない事情がある場合は、当然無理をする
必要はありません。
その場合はちゃんと会社側に説明をして
周囲に理解してもらうようにしましょう。

まとめ

残業は正当な理由があれば断っても良いものですし、
本来、残業を断ったからと言って解雇だとか、
そういうことはしてはならないことです。
ですが、世の中はそんな綺麗なものじゃないですし、解雇だとか
そういうことが横行しているのもまた事実ではあります。

自分の会社がどういう方針かどうか、
上手く把握しつつ、バランスをとってやっていくしか
ないのだと思います。

ただし、サービス残業はする必要はありませんし、
サービス残業を何度も強要するような会社からは
可能であれば転職するなどして、抜け出すことを
おすすめします。

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