ゲームのフラゲ!業界の裏側とは?ゲーム前日販売の裏側を教えます

店員Kです!

ゲームソフトのフラゲ。
皆様はしたことがありますか?

新作のゲームソフト。
基本的には、発売日からの発売で、お店に並ぶのは
発売日からの開店時になりますが、
ごく一部のお店は前日販売(前の日からお店に並べている)を
しているところもあります。

確かに、買う側としては、前の日に手に入ると
嬉しいことではあるかと思います。

しかし、これ”裏側”はどうなっていると思いますか?

私の旧勤務先はゲーム屋で、
そこで店員Kは店長を勤めていました。

今回はゲームソフトの”前日販売”に関する裏側を
私の知る限りでお話します。

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ゲームソフトの前日販売

これは実際に行っているお店もあります。
最近では昔に比べ、少なくなりましたが、ごく一部、現在でも
行っているお店があるみたいですね。
これはどういう仕組みになっているのか?
そしてお店の前売りはメーカーが容認していることなのかどうか。
そのあたりもあわせてお教えしていきましょう。

新作っていつ届いてるの?

新作のゲームソフトは、基本的に”発売日の前日”にお店に届きます。
時間は地域によって異なりますが、朝から遅くとも昼過ぎまでには
入荷を終えているでしょう。

また、問屋さんによっては早いところもあり、
”2日前”に入荷する新作もあります
(これは、任天堂系ゲームソフトが多いです)

ここから発売日まではお店にありますが、販売していない状態、になります。

しかしながら一部のお店は、メーカーから、こうして新作ソフトが
届いた段階で、お店での販売を開始しており、
コレが結果的にフラゲが出来る要因となるわけです。

で、何故、発売日当日ではなくて、発売日前日にお店に
到着するようにメーカーが送っているかと言うと、
「発売日当日」は皆様、朝の開店時から新作ソフトが
お店に並んでいて当然、だと思いますよね?

そうです。
発売日当日の朝からお店で販売できるようにするには、
当日にお店に到着するのでは遅すぎます。

交通渋滞などで遅れるかもしれませんし、
店側も到着後に入庫作業を行い、
さらにはダミーパッケージなどの展開や、
予約分の確保など、色々と行う作業があるのです。

そう言った作業なども考慮して、発売日前日には
到着するようになっているのです。

どの業界でも、基本的に新商品が発売日当日まで
届かない!なんてことはないはずです。

メーカー公認ではない

発売日前日に新作を販売することをメーカーは容認しているのか?
答えはNoです。

どのメーカー様も発売日当日からの販売を厳守するように、と
お店側に通達を出しています。

たとえば、某大手メーカーから届く新商品のダンボールには
”発売日尊守のお願い”という注意書きが封入されており、
発売日を守るように、と改めて釘をさすかのように掲載されています。

また、直接メーカー様にフライング販売について問い合わせた
お客様もいらっしゃるようです。
「メーカーは黙認している」との認識をされている方もいるかもしれませんが
決して黙認はされていません。
この事例では、メーカーが問い合わせたお客様に販売店を
聞いており、その情報を元に、メーカーがその販売店に
ペナルティを課します。

フライング販売のペナルティ

フライング販売(前日販売)している事実がメーカー様に伝わると
販売店はペナルティを受けることになります。
メーカー様によって、対応は異なりますが
実際に挙げられているペナルティには下記のようなものがあります。

・入荷数の制限
人気タイトルを中心に入荷数を減らされる可能性があります。
これはゲーム店にとって大きな痛手となり、
このペナルティを受ければ、大ダメージは免れません。

・販促物の減少
こちらも大きな問題です。メーカー様よりお店には
ポスターやモニター展開用のPOPなどが発送されます。
しかし、前売りを行っていたお店に関してはこれらの数が
大幅にカットされることがあります。
すると、発売前の展開が行いにくくなり、お店にとっては
大きなダメージとなるのです。

・入荷日の変更
「発売日前日」に到着ではなく「発売日当日」に到着に
変更されてしまいます。
これがもっとも恐ろしいことです。
発売日の当日着ということは、最悪の場合、発売日の朝には
お店に並んでいない可能性もある、ということです。
また、当日の朝にソフトが到着すれば、現場は大混乱に陥り、
パニック状態になることも予想されます。
もっとも厳しいペナルティの一つでしょう。

・グループ全体に影響
グループ系のお店である場合、一店舗だけでなく、
その系列店全部に、上のような対応が取られる場合があります。
連帯責任、ということですね。
実際にそう記述されているメーカーからの文章を見たことがあります。

実際に聞いた&メーカーからの文章に記載されていた
ペナルティとしてはこんなところでしょうか。

前日販売の情報が入ると?

前日販売をしていると、他の競合店やお客様より
「あそこは前日販売している」という情報がメーカーに入ったりする場合も。

するとまずは、メーカー様が調査を始めます。
電話で「こういう情報が入ったのですが、大丈夫ですよね?」みたいな
確認をすることもあれば、
発売日前日にメーカーの営業さんがお店を(別の名目で)訪れて
前売りしていないかどうかを確認する場合もあります。

そして、現場を押さえると、上記のようなペナルティが
課せられることになるわけですね。

メーカー側もお客さんや競合店からの情報だけでは判断しません。
それだけで判断されちゃうと
”実際には前日販売していないお店”まで、ペナルティを受けてしまう
可能性がありますからね。

あくまでも情報が入る⇒調査、確認⇒ペナルティの
順番でメーカーは対応していきます。

前日販売を買うのは…?

前日販売を買うこと自体は現時点では問題ありません。
売られているものを買うな!という方が無理でしょう。
発売日を知らない人だっているでしょうし…。
なので、購入してしまっても、メーカー側から何か言われることは
基本的には無いはずです。
ですが、心配ならやめておきましょう

フラゲ店に対してできること

フラゲ店を見つけて、それを止めたいのであれば
メーカーに電話かメールでフラゲ販売をしていた店舗名を
お伝えすればOKです。
それで取り締まりが行われるはずです。
聞く話によればスクウェア・エニックスさんのペナルティが
比較的厳しいのだとか。

証拠(レシートなど)があるとより確実ですね^^
ただ、その店では今後フラゲ販売どころか、新作の販売自体に
支障がでる可能性はありますけど…

フラゲ店で商品を購入すると、
レシートなしが条件だったり、SNSで拡散しないことが
条件だったりする場合もあります。
これは、SNSに書き込まれると、メーカーの耳に入るかも
しれないから、という理由みたいですね。

また、発売日前のネタバレは悪質な行為ですので、
発売日前に手に入ってしまった場合でも
絶対にネタバレなどをしないようにしましょう。
場合によっては叩かれる対象になります。

まとめ

以上がゲームの前日販売、フラゲの裏側です。
ペナルティがしっかりと用意されているため、
基本的にどこの店もやってませんし、
ごく一部の店も隠れながら細々とやっています。

ペナルティはどれも、ゲーム販売店にとっては
死活問題になりうる内容です。

メーカーとの約束において本来「アウト」なので
前売りはされない方が良いかとは思います
(会社方針によると思うので1店長にはどうにもできないかもですが)

流石に最近では最大手は前日販売をやっていませんが、
中小系のグループ店舗や個人経営に近いようなゲーム店の場合だと
フラゲできるところもあるみたいですね。


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