Switch2の初週売上はどうだったの?ローンチタイトルの売上は?

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ニンテンドースイッチ2は、
大ヒットしたニンテンドースイッチの後継機として、
2025年6月5日に発売されました。

発売前の注目度も非常に高かったSwitch2ですが、
実際のところ、どのぐらい売れたのでしょうか。

ファミ通調べの売上(日本国内・ソフトはパッケージ版のみ)を
見つつ、これまでと比べてどうなのか、
今後の課題は何か、この辺りの点を見ていきたいと思います。

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Switch2本体はどのぐらい売れたの?

まず、ニンテンドースイッチ2本体は
初週でどのぐらいの売上を記録したのかを
見ていきましょう。

こちらに関しては、
初週売上で「94万7931台」という結果になりました。
通常版・マリオカート同梱版・多言語版を全部
含んだ数字ですね。

世界での販売台数は350万台とメーカー公式から
発表が行われているので、
世界の数字と共に、国内でもかなりの売上を
記録したことになります。

なお、同じ週には
Switchの初代が2482台
Liteが、6089台
有機ELモデルが8040台の売上をそれぞれ記録しており、
流石にSwitch2の登場により多少は落ちたものの、
Switch1もまだ、それなりに売れていることが分かります。
(通常は大体、2万~5万ぐらい毎週売れていました)

ローンチタイトルはどのぐらい売れたの?

次に、Switch2本体と同時に発売された
ローンチタイトルの売上も見ていきましょう。
同じく、ファミ通調べの売上数字になりますので
パッケージ版のみの売上となりますが、
Switchは、パッケージ版の売上比率もまだ他機種と比べて
高いために大体の参考にするためには、十分なデータです。

では、それぞれの売上を見ていきます。

・マリオカート ワールド(任天堂)
78万2566本

・龍の国 ルーンファクトリー Nintendo Switch 2 Edition(マーベラス)
10877本

・ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition(任天堂)
7992本

・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition(任天堂)
7529本

・龍が如く0 誓いの場所 Director’s Cut(セガ)
7486本

・Street Fighter 6 Years 1-2 ファイターズエディション(カプコン)
5350本

・ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター(スクウェアエニックス)
4963本

・サイバーパンク2077 アルティメットエディション(スパイクチュンソフト)
4070本

・シャインポスト Be Your アイドル!(コナミ)
3727本

・ぷよぷよテトリス2S(セガ)
3485本

・Nintendo Switch 2のひみつ展(任天堂)
2889本(パッケージ版はない為、ダウンロードカード版のみの数字)

と、なっていました。

マリオカートの売上は圧倒的でしたが、
他ソフトの売上はSwitchのサードパーティのソフトと比べても
かなり低調な数字が出ており、
Switch2専用でのソフト発売にはまだ、売上面から
高いリスクがあることが分かります。

新作でSwitch2独占のシャインポストや
新要素を追加して、Switch2独占で発売した龍が如く0や
ブレイブリーデフォルトのリマスター版、
Switch版と同時発売されたルーンファクトリーの新作の売上を見ても
ソフト売上には大きな懸念が残る結果となりました。
(ルーンファクトリーのSwitch版のほうは45703本の売上を記録しています)

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ハードは過去最高のスタート

ニンテンドースイッチ2自体は初週94万台と
過去最高の圧倒的な数字を記録しています。

ニンテンドースイッチ1の時は初週で約33万台、
WiiUは初週で約31万台、
Wiiは約35万台となっており、
歴代ハードと比べても圧倒的な数字です。

競合機のPS5は初週12万台、
PS4は約32万台となっているために、
競合機と比べても非常に高い数字を記録することができました。

これは、”Switch1”が圧倒的な人気を誇っていたこと、
そしてSwitch1の勢いがSwitch2発売まで続いていたことなどが要因で
”前のハードが好調だった恩恵を受けられた結果”と言えます。

Switchを持っているユーザーのうちのコアユーザー層を中心に
一気に飛びついたことで
爆発的な売り上げを記録できたのでしょう。

任天堂ハードはWiiやWiiUなど、
”次のハードが出る時には既に力尽きていた”ハードが多いので、
今回は”未だに好調なSwitch”+”Switchの圧倒的な売上”で、
Switch2の初動の爆発的な数字に繋がったものと考えられます。

ただ、この先に関しては”懸念”もあるのも事実です。

”初動”が落ち着くと急激なペースダウンが予想される

Switch2の最大の懸念点は
”初動が落ち着いたあと”です。

この先もしばらくは”最初に飛びついたユーザー”に行き渡るまでは
高い水準の数字が出ると思いますが
最初に欲しい!と飛びついたユーザーに一通り行き渡り、
抽選販売が終わった頃が問題で、
”急激に売上ペースを落とす可能性”が高いです。

Switch1をはるかに下回る水準のペースになると思われ、
”どの程度低調な数字になるのか”が懸念されます。

どうしてペースが落ちるのか?と言うと、
”Switch2は約5万円と任天堂ハードとしては非常に高額”なためで、
PS5と比べると確かに安いですが、
ゲーム機としては5万は高額であるのは事実ですし、
任天堂ハードはライトユーザーもPSに比べると非常に多いため
ライトユーザーの食いつきは5万だと非常に悪くなると考えられます。

そのため”最初に欲しがって飛びついたユーザー”に
行き渡ったあとは数字が急激に落ちる可能性が高く、
任天堂自身も”初動のペースの維持は難しい”という趣旨の発言を
決算発表の場でしていて、メーカーもこの懸念は抱いていることが
分かります。

これが懸念点で、初動が94万台でも
現時点ではSwitch1を最終的に超えることは
難しい状況であると考えられます。

低価格モデルの展開、
あるいはSwitch1と両方を現行機の位置づけで展開するなど、
初動が落ち着いたあとの展開も考える必要はあるでしょう。

ソフト売上の懸念

Switch1はソフトの売上も非常に好調で、
任天堂タイトルは特に圧倒的な数字でした。

サードのソフトは低い数字が出ることもありましたが
PS5やPS4と同時発売のソフトではほとんどSwitch版の方が
売れるなどしていて、任天堂ハードとしては好調でした。

が、Switch2は初動を見るとマリオカートは良い数字が出ていますが
サードのソフトの売上が非常に厳しく、
また、ルーンファクトリーを見れば分かる通り、
今はまだSwitch1版の方が圧倒的に売れる状況です。

今後、数年はこのような状況が続くと思いますし、
Switch2がライトユーザーに行き渡らなかった場合、
PS5と同じように(ハードが高額であるゆえに)
Switch時代のようには売れない、という懸念は出てきます。

ローンチタイトルで見ると、ブレイブリーデフォルトや
龍が如く0などのバージョンアップ版は
内容的にSwitch1でも出せたはずですから
当面は無理をせずに、他メーカーは特に縦マルチ(Switch版も出す)を
しないと売上の確保は厳しいかと思います。

まとめ

初動は大ヒットを記録した一方、
”初動が落ち着いたあと”には懸念が残ります。

ライトユーザーに5万は非常に厳しいところですので、
ライトユーザーの比率も多い任天堂ハードで
この価格設定が今後、どのように影響が出て来るかは
まだ未知数です。

また、ソフト売上も”最初はSwitch2専用では厳しい”ということが
浮き彫りになっているので、
昔とは違い、”新しいハードが出たらすぐにそちらに”
と言う訳には行かなそうです。

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