選挙の白票って意味はあるの?現実的にどうなるのかを解説!

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選挙における「白票」に意味はあるのかどうか。

「現実的にはどうなのか」を解説していきます。

綺麗事や理想論で、
白票を投じることは~!みたいな、話もありますが
そうではなく「実際」どうなのかをちゃんと知ることは大事です。

法律上、どのように扱われるのか、
選挙に行ってわざわざ白票を投じることに
どのような意味があるのか、
それらを詳しく解説していきます。

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そもそも「白票」って何?

選挙において、
「何も記入せず」そのまま投票することを意味します。

通常、選挙というものは、
自分が一番いいな、と思う人の名前を記入するなどして、
「誰がいいか」を投票していきます。

しかしながら、その回答をせずに、
あえてそのまま何も記入しない状態で投票する…
これを「白票」と言います。

”無回答”の状態、ということですね。

では、この”白票”に意味はあるのかどうか、
それを見ていきましょう。

白票に意味はあるの?

何も記入しない状態で投票した場合、
それは「無効票」となります。
そのため、選挙結果などに影響を与えることは
基本的にありません。

簡単に言えば
「存在しない候補者名を書いた場合」や
「ラクガキして提出した場合」などと同じです。

無効票は無効票、それだけのことです。

意味があるとすれば
「投票数」にはカウントされるため
「投票の総数」が「1」増える…
これだけの意味になります。

他に、意味はありません。

法律上、
白票は無効票として扱われるために、
「投票数が1増える」以外の意味は
全くない、と言っても良いでしょう。

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「誰も支持できない」という意思表示にはならないの?

基本的に、なりません。
ほとんど意味がない行為だと考えてよいでしょう。

上でも書いた通り、白票を投じれば
それは「無効票」となるだけであり、
それ以上でも、それ以下でもありません。

結果は基本的に、有効票の数の中から決まるので、
無効票は無効でしかなく、
「いい人が誰もいない!」という意思表示的な意味は
ほぼない、というのが現実的な答えです。

選挙に出ている人は無効票など
いちいち気にしないでしょうし、
集計している側も、白票など、いちいち気にも留めないでしょう。

白票を出せば「誰も支持できない」という意思表示になる!
というのは基本的に間違いであり、
現在の法律では、投票数を1増やして、無効票にカウントされる、
というだけのことです。

例えば総投票数の半分以上白票になりでもすれば
影響も出て来るかもしれませんが
そんなこと、現実的にはあり得ない話ですから、
意味がないと考えるのが普通です。

「行かない」と「白票を投じる」の違いは?

選挙に行かないのと、
白票を投じたのでは、「何」が変わるのか。

綺麗事抜きに、事実を言えば

「投票率が1上がる」だけです。

それ以外には、何も変わりません。

選挙に行くことに意味がある、とか
そういうのは自己満足としてさておき、
現実的に”数字”として変化するのは
「投票数が1増える」だけです。
他には、何も変わりません。

当然、選挙結果も、投票数以外は、何も変わりません。

他の人の行動が変わらないと仮定すれば
あなたが「選挙に行かなかった」場合と
「選挙に行って白票を投じた」場合で、
選挙結果が変わることはありません。

繰り返しになりますが、投票数が1増えるのみです。

白票は「自己満足」による側面が強く、
事実上は”無意味”に等しいです。

「選挙に行ったよ!」という既成事実を作ることはできますが
「選挙に行ったかどうか」なんて現実問題、
言わなければ分からないことです。
「嘘」をつくことだって簡単にできます。
なので、やはりこの点も、気持ちの問題はさておき、
現実的には”無意味”と言えます。

白票が増えるとどうなるの?

現在の一般的な国内の選挙では”無意味”です。
理由としては有効投票の中で結果は決まるからです。

中には「有効数の割合次第で無効」になる選挙もありますが
国内の一般的な選挙はそうではないので、
どんなに無効票が増えたところで、何も起きません。

加えて、白票は”無効票”の中に入るので、
実際のところ「白票の数」は明かされません。
ラクガキ、記入ミスなどなど、そういうものと混ぜられた数しか
出てこないのです。

そのため「白票が増えたかどうか」をそもそも
確認することもできず、
仮に無効票がどんなに増えようとも、選挙は有効票の中で
行われるため、白票が増えても、何もならない、というのが
現実的な答えになるでしょう。

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誰もいい人がいない場合はどうすれば?

白票は意味ない、と言われても
「誰もいい人がいない」と言う場合もあると思います。

とは言え、現在の選挙には
「誰も適任の人がいません」という選択肢は存在しないため、
無効票にしないためには、誰かを選ぶ必要が出てきます。

その場合は「みんなダメだけどこの中では一番マシ」な
人を選ぶしかありません。
「この人がいい!」ではなく「消去法で最後まで残った人」を
選ぶ感じですね。

白票は上でも書いた通り、”現実的には意味がない”ので、
その点は勘違いしない方が良いです。

まとめ

白票に、現実的な意味はありません。
ただ単に無効票とされるだけです。

集計する側も、
選挙に出ている人も、無効票になど、
そもそも興味すらないでしょう。

冷たい言い方をしてしまえば
「白票を入れに行くだけ時間の無駄をしている」とも言えます。

投票率は1上がりますが、選挙結果には何の影響もなく、
選挙に行ったかどうかなど、言わなければ分からないことですからね。

選挙における白票に意味はない、
これは、覚えておきましょう。

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