ツイッター上では選挙時の投票率が高く見える理由を徹底解説!

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何らかの選挙が近づくと、ツイッター上でも
選挙の話題が増えるようなことは
実際にあるかと思います。

ツイッターを眺めている人の中には
”今回の投票率は高そうだな”みたいなことを
言っている人も多いです。

しかしながら、実際のところは、決してそうではなく、
”ツイッターを見て、投票率が高そうと思った人が、
結果を見て落胆する”というような場面を
よく目撃します。

どうして、ツイッター上では
人によって”投票率が高く見える”のか、
この点について詳しく解説していきたいと思います。

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ツイッターで投票率が高く見える理由

ツイッターを見ていると、
人によっては”投票率が高そう”と感じる人も
いると思いますし、
中には”フォロワーさんのほとんどは投票しに行くと言っている”
みたいなことを言う人もいますし、
”TL(タイムライン)上の投票率は90パーセントを超えている”
みたいなことを言う人もいます。

しかしながら、世の中の実態はそうではなく、
投票率がそこまで高くなるようなことは
基本的にはありません。

では、どうしてツイッターでは投票率が高く見えてしまうのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

全ての人がツイッターを利用しているわけではない

まず第1に、全ての人がツイッターを
利用しているわけではありません。

時折、ツイッター上で多い意見=全体の意見、みたいな
考え方をしている人も見かけますが、
これは間違いであり、
ツイッター上の意見は、あくまでも”一部の意見”で
あるということを、忘れてはなりません。

また、話の分野によっては、
”ある程度”意見が偏るようなことも
ツイッター上ではよくあることですので、
投票率云々の話題に限らず、
ツイッター上で盛り上がっているお話が、
世間で盛り上がっているとは限らない、ということは
認識しておく必要があるのです。

例えば、ツイッター上でずっとトレンド上位にあったような
話題について、リアルの付き合いで聞いてみたりすると
「何それ?」というようなことは
”よくあること”であり、それほど珍しいことではありません。

ツイッターは”世の中全体”ではなく、
あくまでも”世の中の片隅に存在する世界”であると
思っておいてください。

そうでないと、ツイッターの意見が全てだと思い込んでしまい、
投票率以外の部分でも失敗するようなことも
出てくると思いますから、注意するようにしましょう。

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自分と近い考えの人が集まりやすい世界

ツイッターは、その特性上、
どうしても自分の身の回りには
”自分と似たような考えの人”が集まってきやすい世界です。

これは、共通の趣味を持つ人などを見つけやすい、という
メリットにもなる部分ですが、
一方で、自分たちの考えが中心だと”錯覚”してしまう原因にも
なりかねない部分であるのも事実なので、
注意しなくてはいけません。

例えば、選挙のことを気にする人は、
自分から選挙の話題を調べたりすると思いますし、
フォローしたり、フォローされたりする相手も
やっぱり、そういう話題に興味がある人が多いでしょうし、
そういう話題をたくさんツイートしたり、
そういう話題にたくさん触れたりしていると、
ツイッター上の話題などにも表示されやすくなります。

そうなると、当然ツイッター上では
”自分と同じようなことに興味を持つ人(この場合投票云々)”が
多く自分の周囲に集まり、
そういう情報も目に触れやすくなるのです。

ツイッターとは、こういう世界であることを
覚えておく必要があります。

投票しない人は、わざわざツイートしない

”ツイッター上では投票率が高く見えるのに!”という人は
大事なことを忘れています。

それは、”投票しない人の多くは、わざわざツイートなどしない”
からです。

「投票しに行く!」という人はそのことを話題にしたり、
周囲にも「投票に行かないなんて」と言うようなことを言ったりと、
何かと話題に出すことも多いでしょうし、
選挙関連に関心が高ければ、そういったツイートも増えるでしょう。

一方で、投票に行かない!という人の多くは
わざわざそのことをツイートしません。
ツイートすれば、色々と(その人からしてみれば)面倒なリプが
つくことは安易に予想できると思いますし、
そもそも興味・関心が無ければ、人間は
そのことに関して、わざわざツイートをしません。

投票率がツイッター上では高く見える理由の一つは
”投票する人や、関心の高い人たちが主に話題に出す”ため、
当然投票する人が多く見える、というだけです。

興味のない人は、”何も選挙に関して発言しない”だけのことであり、
”投票する人”はわざわざツイートする人が多く、
”投票しない人”はわざわざツイートしない人が多い。

そのため、選挙関連の話題を出している人は
”投票しに行く”という人がどうしても多く見えるように
そもそもなっているのです。

が、それは単純に”投票に行く人の声が大きい”だけのことであり、
そもそも行かない人はツイッター上で投票云々に関して
声を発さないだけ、ということです。

周囲で盛り上がっているように見えるのは当たり前

投票率を気にしたり、選挙のことを話題に出したり
している人の周りには、
上でも書いたように、同じようなことに関心を持つ人が
多く集まりやすいです。

そして逆に、選挙の話題や、投票率の話題などを
ツイートしている人を、避けるような人たちも
当然います。

つまり”自分に近い考えの人は寄ってくる”ものの、
逆に”選挙に興味のない層”は、そういう話題をたくさんツイート
している人からは”離れて”いきます。

そのため、投票率に関心を持つ人の中心には当然
”同じように関心の高い人”ばかりが集まるので、
本人からしてみれば、盛り上がっているように見えるのは
当然のことです。

ある意味、”狭いコミュニティ”の中での盛り上がりを、
全体の盛り上がりと錯覚してしまっている…という人は
結構見かけるので、
この点も忘れないようにしてください。

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現実的にはさほど高くないケースがほとんど

ツイッターで一部の方が大盛り上がりしていることも
最近では見かけることが多くなりましたが、
現実的に蓋を開けてみると
「投票率はいつも通り低かった」ということが
ほとんどです。

ツイッター上で「今回は今までに見たことがない行列が!」みたいな
ツイートもそういう期間中にはよく見かけますが
実際に終わってみると「いつも通り」(若干の前後はあるものの)と、
いう結果になっていることがほとんどです。

この理由としては、先ほどから書いているような
”ツイッターで投票率が多くなっているように見えるからくり”に
よるものですね。

あくまでもツイッターとは世の中の一部であり、
その上、自分の周りには、自分と同じような考えの人が
集まりやすい世界であることを、よく覚えておく必要があります。

もちろん、ツイッター上で投票率に興味を持つことは
個人の自由であり、何も悪いことではありませんが、
”自分の見えている世界は世の中のごく一部”であることは
ちゃんと自分の中で認識しておいた方が良いですね。

これは、ツイッター上での投票率云々の話題以外の部分でも
同じことなので、よく覚えておきましょう。

ツイッターの意見=世の中の一般的な意見、とは
限りません。

まとめ

ツイッター上で見える世界は
”ごく一部”です。

投票率に関しても、
上でも書いたように
”興味のない人はそもそも話題に出さない”ですし、
「行く!」という声が多いのは
当たり前のことなのです。

ツイッターで、色々な情報を目にする機会も多い時代ですが、
そういう側面もある、ということは覚えておきましょう!

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