レジを雷から守る方法は?雷で故障する可能性もあるので注意!

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お店の必需品の一つ”レジ”。

手打ちで入力するタイプのものであれば
1万円前後で購入できるものも多いですが、
商品を登録して読み取るようなタイプの
本格的なレジの場合、何十万円もしますし、
非常に高額な商品です。

そんなレジも”雷”によって故障してしまう場合が
あります。

夏場の雷が多い季節には特に
”落雷によるレジの故障”のリスクも高まっていきますので、
出来る範囲内で注意していくようにしましょう。

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雷でレジが壊れることはあるの?

これは”ある”というのが答えになります。

そもそもの話になりますが、
コンセントで接続しているタイプの家電は全て
雷によって故障するリスクがあり、
テレビも、充電中のスマホも、ゲーム機も、冷蔵庫もエアコンも
全て、落雷によって故障してしまう可能性のあるものになります。

実際に私がお店で働いていた際に、
既に調子の悪かったレジではありましたが
雷によって停電した際に、それがトドメとなり
故障してしまったこともありました。

このように停電が原因で故障することもあれば、
当然、落雷によって雷サージなどが発生して
故障する場合もあり、
それは、レジであっても例外ではありません。

雷が「このレジは高いものだから壊さないでおいてあげよう」
なんて考えることは絶対にありませんので、
自分自身で上手く守っていく必要があるのです。

雷によってレジが故障してしまうと、
特に高いレジの場合は”かなりの費用”が
かかってしまいますから、
出来る限りの範囲内で対策をしていくことが重要になります。

では、その対策方法を見ていきましょう。

確実な方法は電源を落とすこと。でも非現実的

レジを雷から守る確実な方法としては
”レジの電源を落とし、コンセントを抜くこと”です。

これは、レジに限らず、家電製品全般に
言えることで、
雷から家電製品を守ることのできる確実な方法は
「電源を切って」「コンセントを抜く」ということです。

これさえしておけば、
停電しようと、落雷しようと
(※その建物が火災になってしまったりでもしたら
 また話は変わってきますが…)、
レジが壊れることはありません。

しかしながら、レジにおいては
”現実的にこれをやるのは非常に厳しい”というのも
事実で、例えば営業中の場合、
レジの電源を切ってコンセントを抜いてしまったら
当然接客することはできませんし、
POSレジなどの場合、そう簡単に電源を切って
抜くようなことができないようなケース・配置に
なっていることもあると思います。

営業時間外のタイミングで、
電源を抜いても問題がないのであれば
雷が落ち着くまで電源を抜いていても良いですが
(POSレジの場合は電源を抜くことによる影響がないか
どうか事前に確認して行ってください)
営業中の場合は、この方法を使うことは
なかなか難しい、というのが現実です。

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雷ガードつきのタップを利用する

雷サージ対策が施されたタップを
利用することで、万が一落雷が発生した際にも
レジを守ることができる可能性が高まります。

落雷による影響が生じそうになった時に
それを雷ガード付きのタップが防いでくれるので、
レジへのダメージが最小限に抑えられる…
という商品ですね。

これに関しては
”何もしないより、やっておいた方がいい”というのは
事実で、万が一の場合の力になってくれるはずです。

ただし、勘違いしてはいけない点として
「雷ガードのタップを使っても、100パーセント守れるわけではない」
と、いうことは覚えておく必要があります。

雷ガードつきのタップを購入する前などに
商品パッケージの裏側を見てもらえれば
分かると思いますが、
雷ガード、と言っても、耐えられる電力量が決まっており、
それを超える影響を受けた場合、家電(今回の場合はレジ)は
故障してしまいます。


エレコム 雷ガードタップ/個別スイッチ/6個口/2.5m/ブラック

また、これも大半の商品には書かれていますが
落雷が直撃して、直接建物内が影響を受けるようになった場合には
残念ながら雷ガードのタップでは守り切ることはできず、
レジは故障してしまいます。

また、雷ガードのタップは停電には無力で
レジを使っている建物が停電した場合は
レジも消えてしまいますので、
その時のタイミング次第では故障の引き金に
なってしまう可能性も否定はできません。

このように、雷ガード付きのタップは
100パーセントレジを守ってくれるようなものでは
ありません。

ただ、それでも何もしないよりかは
故障のリスクを軽減することができますので、
大型で消費電力が高いようなレジの場合を除き、
雷ガード付きのタップなどを利用すると、
ある程度は安心できます。

停電時の対策はなかなか難しい

停電時に急に電源が切れてしまうと
タイミング次第では
レジの故障に繋がる可能性もありますし、
タイミングが悪ければPOSレジなどの場合、
データが飛ぶ可能性もあります。

それを防ぐためには
電源装置などを導入する必要がありますが、
このあたりは、業者に相談しないと難しいです。

特にほとんどデータを保存しないようなタイプの
簡易なレジ(個人店などに多い)であれば
そこまで心配しなくても大丈夫ですし、
ポータブル電源などを個人的に用意しておいて、
万が一停電した際にはそこから電力を取るのも
一つの方法ですが、
大がかりなシステムが絡むレジの場合に関しては、
業者などに対策を相談してみるとよいと思います。

お客さんがいないのであれば…

POSレジの場合は
なかなか難しいですが、一般的なレジ(個人でも手に入るレベルのもの)の
場合に関しては、
雷が酷く、お客さんがいない…という状態なのであれば
一時的に電源を切って、コンセントを抜いておくのも一つの方法です。

その状況にしていれば、先ほども書いたように
雷による故障が起きることはありません。

簡易なレジの場合、コンセントを抜いても
再度接続すればすぐに使用できるようになりますし、
それほど大きな影響はありません。

私も実際に自営業でお店をやっていた時代に
使っていたレジはそのような感じでした。

電源を抜き差ししても、あまり影響のないタイプの
レジを使っていて、
かつ、お客さんがたまたまいないタイミングだったのであれば
レジのコンセントは抜いておいた方が確実です。

お客さんが来たらまた、コンセントを接続すれば
良いだけですからね。

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停電した際の最低限の備えをしておく

雷が酷い場合、お店も停電するリスクがあります。

また、あまりにも酷い場合にそのままにしておくと、
当然故障する可能性があるため、
その場合に関してはレジを一時停止する判断
(スーパー等では難しいと思いますが
比較的小規模なお店の場合)も必要です。

そんな時は、レジを使うことができなくなってしまいますので、
紙や筆記具、釣銭など、ある程度、
”停電してレジが使えなくなってしまった場合の備え”と、
”その場合どうすれば良いのか”という点は
日頃から頭の片隅にでも入れておくと安心です。

特に、停電に関しては
雷が酷い場合、どうすることもできませんので、
この辺りはしっかりと”いざという時の対応と行動”は
考えておいた方が良いですね。

まとめ

レジも雷によって故障してしまう可能性は
十分にあるので、注意が必要です。

ただ、現実的に、営業中に
レジの電源を引っこ抜くのもなかなか難しいと思いますので
「100パーセントレジを守る方法」がないのも事実です。

私のお店でも一度レジが雷で故障
(その時にモニターも1台故障しています)してしまいました。

非常に大きなダメージとなるので、
出来る限りそうなってしまわないように、
少しでも危険性を下げる対策を、それぞれ行っていきましょう!

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