「選挙」は行政的なものから、
会社内の役職を決める際、学校の生徒会選挙など、
色々な選挙があります。
しかし、立候補する人はいずれの場合も限られており、
中には”いい人がいない”と感じるようなことも
あるのではないでしょうか。
例えば、8人立候補していて、その中に一人でも、
”この人に任せたい”と思える人がいれば良いですが、
中には”8人全員どうしようもない”とか、
”8人とも微妙だなぁ”とか、そんなこともあるのではないでしょうか。
もし、選挙の際に
”いい人が一人もいない”となった場合には
どうすれば良いのか、この点について詳しく解説していきます。
投票したい候補者がいない場合どうすれば?
選挙において、それがどのような選挙でも
自分にとって、”投票したい”と思えるような
候補者が誰もいない、ということは
あるかと思います。
まともな人が一人もいなかったり、
自分の考え方と一致するような人が一人もいなかったり、
そもそも候補者自体の質が悪かったり、
理由は様々だとは思いますが、
”投票したい人がいないのに投票する”というのも
辛いことですよね。
そのような場合のポイントを解説していきます。
消去法で「まだマシな選択肢」を選ぶ
候補者全員、”微妙”な感じの場合の
考え方としては
”良い人を選ぶ”ではなく、
”ダメな人の中からマシな人を選ぶ”という考え方に
転換していくと良いかと思います。
例えば、全員0点な人だったとしても、
その中でも”1点に近い0点”を選んでいく…
ということですね。
”いい人に投票しよう”と思っていると、
行政系の選挙でも、会社系の選挙でも、
学校の生徒会の選挙でも、
なかなか”決まらない”(いい人がいないため)と、
いうことになってしまうことは
よくあることです。
ですので、無理に良い人を選ぼうとするのではなく、
”消去法でその中で一番マシなものを選ぶ”という
考え方に変えるとある程度選びやすくなります。
それでも”いや、やっぱり全員ダメすぎて、選べない…”
と、いう人もいるとは思いますが、
もしも”ダメ”の中から”まだマシ”な選択肢があるのであれば、
その人に投票する、というのは
どうしても選択が難しい場合の対処法の一つです。
そうすることによって、
もしも”その一番マシな人”が勝利すれば
”それ以下の人達”に関しては落とすことが
できるわけですからね…。
”最悪の中の最悪”が選ばれないようにするために
”最悪の中のまだマシなほう”に投票する…
と、いうことです。
いい人がいないと感じる場合にはまず、
まずは”その中でもマシな存在はいないかどうか”ということを
探して見ると良いでしょう。
白票や該当者なしで投票する
どのような選挙かにもよりますが、
”該当者なし”の選択ができるのであれば、
いい人がいない場合には、それを選ぶと良いかと思います。
ただ、そういった選択肢がない場合に関しては
”白票”(無記入で投票する)というのも
選択肢の一つで、
これは、基本的にどのような選挙でも、
認められていることなので、
”どうしても誰も選ぶに値する人がいない”と言う場合に関しては
何も記入せずに投票する、という選択肢を
選んでも良いかと思います。
なお、白票が多ければ多いほど、
不満を表すことができる…みたいなことも
言われることもありますが
実際のところ、あまりそういう効果はなく、
”白票多いね。ふーん”ぐらいの感覚で終わってしまう
(選挙に参加している人からすれば
自分が当選するか落選するかの方が大事で、
いちいち白票のことは現実的にはほぼ気にしていないでしょう)ので、
”選挙に参加した”という
自己満足感を得ることと、投票率を上げることぐらいしか意味はありませんが、
それでも、”どうしても投票するに値する人がいない場合”には
そういう選択肢を取ってみても良いかとは思います。
(関連記事⇒選挙の白票って意味はあるの?)
当選する可能性がまずない候補者に投票する
候補者が複数いる場合、
その中から”当選する可能性がまずないと考えられる人”に
投票するのも一つの方法です。
そうすることで、有力な候補者の票数の割合が
結果的には落ちて
場合によっては”今のままではいけない”という
プレッシャーになる可能性はあります。
(ただ、白票同様に本人が全く気にしない可能性も
十分にあるので、あまり過度に効果は
期待するべきではありませんが)
白票がイヤ、という場合は、
どう考えても当選しそうにない候補者に投票するのも
一つの方法と言えます。
”有力候補がだらしない”から、他の候補者に
票が流れている…という空気を作れる可能性が
0.1パーセントぐらいはあるかもしれません。
なお、”当選する可能性が限りなく低い候補者”の中でも
”当選したらヤバそうな人”は選ばないようにしましょう。
絶対にないとは思いますが
”万が一その人が当選してしまっても大丈夫”な中から
選択することをおすすめします。
(万が一のことが本当に起きてしまったら
それはそれで大変ですからね)
棄権するのも選択肢の一つではある
選挙によっては棄権できるものもあります。
どうしても投票する人がいない場合、
”投票するだけ時間の無駄”と、考える人もいるでしょう。
行政的な選挙の場合も含め、
棄権すること自体はルール違反ではなく、
個人の自由ですので(それが良いか・悪いかは別問題なので
ここでは触れないものとします)
どうしても投票する人がいないのであれば
棄権も一つの選択肢にはなるでしょう。
棄権がルール違反の場合は、投票するべきですが
そうではない以上は最終的に個人の自由ですからね。
ただ、行政系の選挙の場合
わざわざ周囲の人に「行かなかった」と言うと
相手によっては”何で行かなかったの?”みたいなことが
始まってトラブルになってしまう可能性もあるので、
もしも行かなかった場合に関しては
”わざわざ言わないこと”は徹底しましょう。
言わなければ、第3者があなたが選挙に行ったかどうかを
確認する術はありませんので、
わざわざ火種になるようなことを言う必要は全くなく、
その点は賢く立ち回ることが大切です。
自分自身が立候補するのも手
政治系の選挙の場合は
なかなか自分自身が立候補する…なんて言うのは
難しいと思いますし、現実的ではありませんが、
会社における選挙だったり、生徒会選挙だったり、
そういった類の選挙であれば、
自分自身が立候補することも
場合によっては可能であると思います。
本当に”選ぶことができない”ほどに
微妙な候補者しかいない場合で、
今からでも立候補することが
できるのであれば、
自分自身が立候補してしまうのも
一つの選択肢にはなります。
ただ、当然のことではありますが
自分が立候補したからと言って
100パーセント当選する保証など
どこにもありませんし、
当然、何かに立候補すれば
それ相応の責任や、場合によっては
忙しくなることも考えられますので
自分の生活スタイルや性格などとも
しっかりと相談しながら
対応するようにしてください。
くれぐれも、無理をしないようにしていきましょう。
まとめ
選挙において
”候補者の中に投票したい人がいない”ということは
よくあることであると思います。
そんな場合に関しては
一番基本的な対応としては
”最悪の中から、マシな最悪を選ぶ”ということが
最も分かりやすい対応方法であるかと思います。
それでも難しいという場合は
白票など、他の方法を考えてみても良いと思いますが
まずは”最悪の中からマシなもの”を選ぶように、
考えていきましょう。
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