学校の生徒会に立候補した際に、
会長でも、副会長でも、書記でも、
他にも立候補者がいた場合は、
選挙で争うことになります。
しかし、生徒会選挙と言うのは、
冷たい話ですが、現実を言えば
”基本的には人気者が勝つ”ことになります。
自分と相手の”人気”が五分五分ぐらいであれば
あとは選挙活動次第…とも言えますが
例えば相手が圧倒的な人気者で、
自分は友達も少なく…みたいなタイプだと、
現実的には”勝つのは非常に厳しい”ですし、
そのままではほぼ確実に負けます。
では、そんな生徒会選挙で勝つためには
どうすれば良いのか、
この点を詳しく解説していきます。
勝つ可能性をわずかでも高めるためには?
学校における生徒会選挙は、
大人が行っているような選挙とはまた違い、
特に”人気投票”的な側面も強いです。
もちろん、名目上は
”より会長にふさわしそうな人”だったり、
”より副会長にふさわしそうな人”だったり、
そういった人を選んでいく、ということにはなりますが、
実際には、AくんとBくんならAくんの方がイケメンだから、だとか
AさんとBさんなら、Bさんの方が仲良しだから、だとか
そういう単純な部分が投票の決め手となってしまうことも
よくあることです。
そのため”生徒会選挙とは、人気投票でもある”と
頭の中で割り切って考えた方が良いでしょう。
そのため、”友達が多く、人気が高い”人の方が
圧倒的に勝ちやすい傾向にあるのは事実です。
テンプレートみたいなことをしても結果は変わらない
生徒会選挙で勝つコツ、みたいなお話は
色々なところに転がっていますが
”テンプレート”みたいなことをしても、学校における選挙では
正直、あまり効果はありません。
色々な人に挨拶をするなんてことは誰でもするでしょうし、
綺麗事みたいな公約を上げたところで、
結局はみんな”仲良しの人”や”人気者”に投票するだけです。
「この学校をより楽しい学校にしたいです!」みたいな
ありきたりなことを言っても、意味がない、と、いうことです。
社会人になってからならともかく、学生時代は
そういう”綺麗事のようなことだけをやっていても”
なかなか生徒会選挙では選ばれません。
それだけで勝てるのは
”元々友達が多く、人気のある人”だけです。
ですので、もしも”競争相手”よりも自分が
人気の面で劣っていると思うのであれば、
色々な作戦を講じなければいけないのです。
自分が”人気者”なら堅実に行くのが良い
もし、自分自身が”人気者”で、友達も多いなら
無理に”おかしなこと”をせずに、
そのまま↑で書いたようなことを堅実に行うだけで
大抵の場合は勝利することができます。
同じ役職で争うことになった相手を見て
”自分よりも人気はなさそう”と、思うような場合は
油断をせずに、
ポスターや演説、公約的なものや振る舞い、
友達への声掛けなど、基本的なところを徹底して
準備しておき、ボロを出さないようにするだけで
大抵の場合は勝つことができます。
相手が同等だったり、自分よりも人気者の場合に関しては
下記のような工夫をしていくと良いと思います。
ポスターは真面目すぎず、インパクトを重視
ポスターは”先生に怒られないレベル”で、
真面目すぎず、インパクトを重視する
”少し面白い感じのもの”にした方が良いです。
自分が元々人気者なら、王道みたいな真面目なポスターでも
良いのですが、そうではない場合、
逆転するためには”こいつおもしろいな”と思わせる必要があります。
もちろん、度を越してしまい、先生に怒られるような内容の
ポスターを作ったり、
見る人によっては不快に感じるようなレベルの内容に
してしまうことはおすすめできませんが、
そうならない範囲内で”笑えるようなポスター”を作ると、
学生時代には、受けも良いでしょうし
”人気者を上回ることができるとすれば”そこしかないので、
ポスターは”面白く”を心がけると良いでしょう。
なお、ネタが空回りしていないかどうか、友達や家族に
確認してみるのも良いと思います。
演説は「真面目」と「笑い」の両方を取る
これも、自分が”人気者”なのであれば
堅実に演説すれば良いだけですが、
そうでない場合や、相手の人気の方が上回る場合、
真面目に話をしつつも、笑いを取る、というところも
求められます。
ポイントとしては、
・真面目に話すべきところは真面目に話す
(終始ふざけているとマイナスになる可能性が高い)
・要所要所に笑いのポイントを織り交ぜる
・しっかりと前を向いて話す
・暗い喋り方をしないようにする
・ずっと原稿用紙などを見続けないようにする
などが重要になります。
特に、相手の方が”元々の人気が高そう”な場合は、
少し面白い感じの演説をしないと勝ち目はなく、
ただ単に”お手本のような演説”をするだけでは
そのまま負けるだけなので、
注意する必要があります。
ふざけすぎてもダメですが、
お手本通りにやるだけでもダメなので、
ここの加減をしっかりと行っていく必要があります。
声を掛ける相手はどうすれば?
まずは、友達や部活(しているのであれば)の関係者、
委員会活動の関係者など、
身近な人に”投票してほしい”とお願いすることは
基本的なポイントです。
これは、自分が人気者と呼べるような立場であっても、
そうでなかったとしても、
自分のできる範囲内での人脈を生かしていく意味でも、
しっかりと行っておきましょう。
そして、その後ですが、
もちろん、無差別に声を掛けても良いですが
ただ”よろしくお願いします”と言われただけでは
正直、印象に残らないと思いますし、
”既に友達に投票することを決めている人”に、
見知らぬあなたがお願いしたところで、
ほぼ確実に、投票してもらうことはできません。
ですので、これも嫌な感じの話ですが、
”狙い目としては”
「友達が少なそうな生徒」がポイントになります。
友達が少なそうな生徒の場合
正直”どっちでもいい”という感じの人も多いでしょうし、
逆に、そういう子に不快にさせない程度に話しかけてお願いすることができれば、
”投票して貰える可能性”は高まります。
友達が多いタイプの子よりも、あまりいそうにないタイプの子に
積極的に(ただし、面倒臭い絡み方をすると逆効果です)お願いしていくと
良いのではないかと思います。
また、自分と争う相手が”自分と同学年”の場合は、
”他の学年の生徒”にお願いしに行くのもポイントで、
勇気は必要だと思いますが、
例えば自分が2年で、相手も2年の場合、
3年や1年の生徒からすれば「どっちのことも知らない」ケースが多いわけです。
ですので、3年や1年の生徒にあなたのイメージを刻み付けることで、
大幅に投票数を増やせる可能性があるので、
同学年より、むしろ他学年にアピールしていくことも、
こういう場合は特に、重要になります。
それでも人気者に勝つのは難しい
自分が人気者の場合は、↑のようなことをしなくても
普通に勝てることも多いですが、
相手が人気者で、自分が微妙…な感じの場合、
上のようなことを全て実践したとしても、
なかなか相手に勝つことは難しいです。
少なくとも”よくあるテンプレート的な方法”を
使うだけでは絶対に勝てませんので、
少しユーモアを交えてインパクトを残し、
かつ、自分とは他学年や友達のいそうにない生徒など
”仲間に引き込めそうな人を重点的に声かけ”など、
少しずる賢く立ち回っていく必要があるのです。
まとめ
自分自身の”人気”や”友達の多さ”が、
競争相手と比べて”どうなのか”ということを
客観的に分析し、それに応じて戦術を
決めていきましょう。
自分の方が有利な場合、あまり無理なことをせずに堅実に、
自分の方が不利な場合は、ずる賢く立ち回っていく、
と、やり方を変えて行くことこそが、
少しでも勝つ確率を高める方法になってきます。