不登校の原因と対処法 もしも不登校になってしまったらどうする?

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学校における問題の一つが「不登校」ですね…。
昔から騒がれている問題ではありますが、
なかなか根本的な解決が難しいのも事実です。

私の学生時代も、やはりクラスに1人は、不登校に
なってしまう子がいたように思います。
その理由は様々でしたが…。

今回は、学校生活において、不登校になってしまう
原因として多いものをまとめていきます。

身近に不登校の子がいたり、
もしくは家族に不登校の子がいる場合、
その状況から救い出すためには、まずは「相手の原因を理解する」
ことが大切になります。

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不登校の原因とは?

不登校になってしまう原因は一つではありませんし、
それぞれに、それぞれの理由があります。
まずは、それを理解してあげることが、解決のための
第1歩です。

ですが、現実問題として一度不登校の状態になってしまうと、
元の状態に戻すことはなかなか難しいものですし、
無理に戻そうとすれば、本人のためにも良くはありません。
対応は慎重に行う必要があります。

では、不登校の原因として多いものを見ていきましょう。

①学校におけるいじめ

不登校の原因として、多いのがやはり学校におけるいじめですね。
特定の同級生などが原因の場合もあれば、
複数のクラスメイトからいじめられているケースや
ネット上が原因となっていじめられているケースなど、
様々なケースが考えられます。

とにかく、学校におけるいじめは根の深い問題です。
酷い場合だと、先生も一緒になっていじめていたり
する場合もあるので、状況をよく把握する必要があります。

いじめは親が想像している以上に壮絶な場合もあります。
「いじめなんて立ち向かえ!」みたいなことを言う保護者も
時々居ますが、子供たちの中には想像以上に卑劣な子供たちも
多く、そう簡単に立ち向かえるものではない場合もあります。

子供と、どのような状況なのかしっかりと話し合って決して
無理をさせず、しっかりと問題と向き合う必要があります。
最悪の場合、命にも関わることですから、この対応は
しっかりと行いましょう。

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②授業についていけない

学校の授業についていけず、授業が苦痛になってしまい、
その結果不登校になってしまうケースもあるようです。
授業についていけない、というのは子供たちにとってすれば結構
辛いことなのです。

授業が分からないと、クラスメイトたちから笑われたり、
先生に叱られたり…そういうこともあります。
そこに、保護者の方も一緒になって怒ってしまっては
子供にとっての逃げ場がなくなってしまいます。

授業についていけないことが原因で、子供が登校しにくい
状態になっている場合、保護者の方も一緒になって
授業の分からないところをサポートしてあげるなど、
授業面の不安を払拭してあげるようにしましょう。

③先生との相性が合わない

先生にも色々な人間が居ます。
中には子供にとって、相性が合わずに苦痛に思うような
先生も居ます。
相性の問題ってなかなか難しいですからね…。

もしも先生が原因で登校しにくくなってしまっている場合は
先生も交えて、一度話し合ってみるようにすることを
おすすめします。

ただ、先生が悪い、とは限らないので
(子供が単に苦手意識を持っている可能性もあります)
責めるような言い方をするのはやめましょう。

子供の先生に対する苦手意識を取り除くことができれば
それはそれで良いですが、できない場合は、
学校側と話し合って対応を決めましょう。

④非行等、悪い方向に進んでいる

これは問題です。
小学生よりも中学生や高校生など、学年が上がっていくほど
こういう人が増えていくような気がします。

私のときも、中学時代に一人、
高校時代には複数居ました。

単に学校に行かないだけなのか、
それとも地元に不良仲間でも作ってしまったのか、
判断は難しいと思いますが、このパターンの場合は
なるべく早く本人と話し合うことをおすすめします。

暴力的で話し合うのが難しい場合などは、
父親を交えて話し合うなど、話し合える環境を
作り出した上での話し合いが必要です。

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⑤意欲や気力を失ってしまった

何らかの原因で学校に行く気力や意欲を失ってしまった場合。
無気力状態…とでも言うべきでしょうか。
この状態になってしまうと、そのままにしておくと、どんどん
気力が失われていってしまう可能性も…。
対処法としては、やはり子供と話し合うこともそうですが
場合によってはカウンセリング的なものも必要かもしれません。

⑥精神的な問題

精神的な問題…
学校に行こうとするとお腹が痛くなってしまったり、
吐き気がしてきたり、体調を崩してしまって、結果的に学校に
行くことができない!という人も居ます。

原因はそれだけでは判断できませんが、
精神的な不安があり、そういう症状が出てしまっているのだと
思います。

こういった状態になってしまった場合、
親が子供をきつくしかったりすれば、余計に精神的な
ダメージを受けてしまい、逆効果なこともあるかもしれません。

学校に行く前にそうなってしまう、ということは
必ず何らかの原因があるはずです。
まずはそれを突き止めて、子供の不安を払しょくしてあげることが
再度登校するための第1歩になるはずです。

不登校の対処法

不登校になってしまった場合は、
まず保護者の方が何らかの行動を起こさなくては
なりません。
そのまま放置しておけば子供はそのままです。

「行きたくないんだから行かなくてもいいよ」と
言うのは別に良いのですが
(強引に行かせようとするとかえって追いつめてしまうようです)
それだけ言ってそのまま放置しておくことは根本的な
解決にはなりません。

ただ、何もせずにそのまま終わってしまいます。

一度不登校になってしまった子は
その「原因」が払拭されない限り、
自分から「そろそろ行こうかな」とはなかなかならないものです。

元々、少し時間をおいたら行けるようになる状態であれば
不登校にもならなかったでしょう。

不登校になる、ということはよほどのことなのです。
ですから、保護者が動かなければ解決しません。

どのようなことをすれば良いのかと言うと

・不登校になった原因の調査
まず、原因が分からなければ話が始まりません。
本人に尋ねるだけではなく、学校にも聞いてみましょう。

・子供や先生と話し合う
原因が分かったらそれを解決しなくてはなりません。
と、言っても学校内のことに100パーセント介入するのは
難しいですから、本人や先生と話し合いつつ解決を目指していく
方向になるかと思います。

・子供の相談に乗る
子供とのコミニュケーションが不足していると、
子供は良くない方向に進んでしまう可能性もあります。
不登校から復帰するまでの間、そして復帰後も、子供との
コミニュケーションは大事にしていきましょう。

こんなところでしょうか。
とにかく、まずは親が動いて、原因を突き止めて
原因が分かったら子供の相談相手になりつつ
学校側とも連携して対処していくのが良いかと思います。

まずは動くこと。
そして原因を突き止めることです!

高校以上であれば…

高校生以上の場合、親のサポートも当然
重要ではありますが
義務教育ではありませんから
最終的に判断するのは自分の判断です。

そのまま別の道を選ぶことも一つの選択肢かもしれませんし
学校への復帰を模索するのも一つの選択肢でしょう。

高校生、大学生の場合は
もう義務教育ではない上に、自分で判断できる
年齢になっていると思いますから
自己判断も大事になります。

まとめ

子供が不登校になってしまうと、ついつい「怠け者!」だとか
「精神的な問題だ!」だとか決めつけて怒りたくなって
しまう人も居るかもしれませんが、
それは追いつめられている子供をさらに追い詰めることに
なってしまう行為です。

とにかくまずは、学校や本人との対話からスタートです。
話をしていくうちに原因もだんだん見えてくるかもしれませんし、
原因がわかれば、ある程度の手の打ちようも出てくるというものです。

何も行動しなければ、何も変わりません。
それだけは確かなことです。
もしも子供が不登校、なんてことになった 場合は、
しっかりと向き合うことも大切なのです。

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