中学生がアルバイトをすることはできるの?その答えは…?

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店員Kです!

アルバイトと言えば、高校生や大学生、フリーターの方と
いうイメージだと思います。

しかし、中学生がアルバイトできるのかどうかに
関してあまり良く分かっていない方も居るのではないでしょうか。

中学生のアルバイト…
あまり聞いたことは無いと思いますが、
果たしてそれは可能なのか、それともやってはいけないことなのか。

今回の記事では中学生のアルバイトについてまとめていきます。

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中学生のアルバイトは可能?

中学生のアルバイト…ほとんど聞きませんよね。
それは何故か。
法律で禁止されているからです。
つまり、中学生がアルバイトをすることは原則としてできません。

一部例外はあるとは言え、基本的には「できない」と
思っておいた方が良いでしょう。

労働基準法において満15歳になってから最初の3月31日が
終了するまで雇ってはならないというルールが存在しており、
中学生を雇うことは、法律上で禁止されているのです。

私も、元店長ですが店長になった際に、このことは
しっかりと説明されました。

いかなる雇用形態であったとしても、中学生が
アルバイトをすることは認められていない、ということです。

もう少し詳しく、中学生のアルバイトについて見ていきましょう。

違反した場合はどうなるの?

中学生をアルバイトとして雇ったり、中学生なのに
年齢を偽ってバイトに応募したり…。
これは違法行為です。
中学生側に対して厳罰が下ることは無いかもしれませんが
学校や採用したバイト先から、激しい叱責を受ける可能性があります。
悪質であれば警察からの指導も考えられるでしょう。

店舗側に対してはそれに「気づいていなかった」場合であっても
罰則が適用される可能性があります。

法律上で禁じられていることなので、
お店側は採用してはいけませんし、
中学生の側も、嘘をついて応募するようなことがあってはいけません!

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例外で働けるケースも…

ごく一部ではあるのですが、例外的に中学生がアルバイトを
行うことができるケースなども存在するにはします。

条件としては
・児童の健康及び福祉に有害でないこと+簡易な労働であること

という条件が一つ、

そしてもう一つ、許される条件は
・映画の製作または演劇の事情

とされています。

この2つであれば、中学生であっても、働くことは可能、ということです。
このうちの一つ、映画の製作または~と言う方は、
テレビなどに出演する子役なども含まれますね。

確かに、このルールが無ければテレビから子供の出演者は
居なくなってしまいますよね。
なので、こういうルールがあるわけです。

ただ、一般的な人にはあまり関係のない話であるのも確かです。

もう一つの条件についても、詳しく見ていきます。

許可される「簡易なもの」とは?

演劇などを除くと、もう一つの許される条件
「児童の健康及び福祉に有害でなく、かつその労働が簡易なもの」のみ
となります。
これは一体どういうことなのか。
実は、具体的に「これがOK」というのは決められていないとのことです。

あくまでもケースバイケースということだと思われます。

ちなみに、この「簡易なもの」にも条件があるので、
その条件も見ておきましょう。

・学業に関わる時間は禁止
中学生となれば、義務教育です。
なので、学校に行かずにアルバイト、ということは
許されません。
そのため、通常の学校の時間帯に関してはアルバイトは禁止されており、
することはできません。

・時間帯によっては禁止
別の法律により、20時から5時の間は、中学生以下が働くことは
禁じられています。
そのため、学校の時間を避けるからと言って、深夜に仕事をすることも
許されない、ということになりますね。
そう考えると、時間帯はかなり絞られてきます。
学校の時間帯は不可能ということは、朝の8時ごろから少なくとも15、16時
ぐらいまでは不可能でしょう。

そうなってくると、中学生の働くことのできる時間帯は本当に
わずかですよね。
少なくとも平日はほとんど働くことができない!と
考えても間違えではありません。

早朝か、放課後すぐ、そのどちらかになってしまいます。

ちなみに、演劇系は21時までは認められているようです。

この2つの条件と、最初の条件を満たした上で
さらに下記の条件を満たさなくてはならないのです。

中学生が働くためには…

中学生が働くためには学校・役所・保護者の許可が全て
必要だと考えておいて下さい。

どんな事情があるにせよ、独断でアルバイトを始めることは
できません。
もちろん、働く先の場所が「いいよ!」って言っていても
ダメです。
本人と、職場がOKしていても、そのままでは違法です。

親と役所、学校、全ての許可を貰っておくことが
一番確実な方法です。

ちなみに、単にお金が欲しいから、という理由では
原則、許可は下りません。
生活のためにやむを得ない、だとか、本当に
「働かないとどうにもならない」という状況でのみ
許可が下りる特例、ということですね。

ともかく、どうしても働きたい理由があるのであれば
まずは親子で話し合い、そのあとで、役所や先生とも
話し合うことで話を進めていきましょう。

まとめ

基本的には、中学生でアルバイトをすることはできない!
ということになります。
上でのような例外も、ごく一部に限られてますし、
原則的には、バイトはできない!と考えておきましょう。

なお、中学生と知りながら平気で雇っているところは
違法ですし、危険性もありますから、どんなに働きたくても
手を出さないようにしましょう!

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