ベルマークって何の意味があるの?ベルマークの謎を解説!

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店員Kです!

幼稚園の頃、通っていた幼稚園では
「ベルマーク」というものを集めていました。

色々な商品のパッケージにその名の通り、
「ベル」のマークがついていて、
それを切り取って幼稚園に持って行って、集めていました。

ですが、このベルマークっていったい何なのでしょう?
当時は全く意味不明のまま集めていました。

”集めると何かいいことあるのかな!”ぐらいの考えですね^^
まぁ、子供なので当然と言えば当然ですが…。

今回はこのベルマークについて書いていきます!

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ベルマークって何?

上でも書きましたが、その名の通り、ベルのついたマークです。
特定の商品のパッケージについていて、〇点と書かれています。
これを幼稚園や小学校が集めていることが多く、
各ご家庭が集めて幼稚園や小学校に持っていく、、というケースが
多いですね。

集めるとどうなるの?

謎なのが、ベルマークを集めるとどうなるのか、と言うことでした。
幼稚園で集めている当時は全く分からなかったのですが(笑)

ベルマークを集めると
1点1円分として、ベルマーク基金として、学校側に金額が貯まっていきます。
その貯まったベルマーク基金を使って、学校は備品などを購入したりする
資金にすることができる、というものです。

基本的に、学校の小さな備品(黒板消しとか)を購入する資金に
充てられているようです。

しかし、1点=1円になるとは、どういうシステムなのか。
何もないところからお金が発生するわけないですからね…。

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ベルマークの仕組み

ベルマークは「ベルマーク財団」というところが管理しています。
ここに学校側がベルマークを送り、送られた点数に応じて
各学校に1点=1円として学校のベルマーク基金とします。

ベルマークには活動に協賛する
「協賛会社」「協力会社」というものが存在し、
今現在約60社ほどが、ベルマーク活動に協力しています。
ベルマークがついているのは、この60社の商品、2000種類ほどだと
言われています。

で、学校側がベルマーク基金で備品などを購入すると、
その売上の90パーセントがベルマークの協賛会社に支払われ
残り10パーセントをベルマーク財団が手に入れる、というシステムの
ようですね。

ベルマーク財団はこの10パーセントで利益を得ている、というわけです。

ベルマークを送るまで

ただ、このベルマーク、送るまでが非常に大変のようです。
実際にベルマーク収集を経験した方によれば…
(あくまで私が聞いた話で、学校や幼稚園によって異なる可能性もあります)

基本的にベルマークの発送までを担当するのはPTAの仕事のようです。

大量のベルマークは
60社ほど存在する協賛会社ごとに分けて、専用の袋(と言ってました)に
それぞれ入れて送らないといけないのだとか。

なので、大量の小さなベルマークを協賛企業ごとに配分して、
最後に、よくポイント系は台紙に貼ったりすると思いますが、
それと同じように適当な台紙に貼りつけして、ベルマーク財団に
発送する、という流れのようです。

適当に袋に大量のベルマークを放り込んだまま送る、
ということはできないみたいです。
あくまでベルマークを送る側の負担となるので、
結構大変で面倒くさい!と言ってました…。

私はベルマーク配分作業は経験したことが無いですが
確かに、60社ごとに分けて紙に貼りつける…なんて非常に
面倒くさそうな作業です。

途中でベルマークを食べたくなってしまうぐらい(笑)

ベルマークを集めるには?

ベルマークは60社の協賛企業・協力企業の2000ほどの
商品についています。
多くの場合は商品パッケージについているので、
それをハサミなどで切り取り、集めておきます。

紙パッケージの商品はベルマークも頑丈ですが、
ビニール系商品の場合、ベルマークもペラペラなので
せっかく集めたベルマークを紛失しないようには注意しましょう。

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個人で集めても意味が無い?

換金できる、と書くと、じゃあ個人でベルマークを集めるか!という
考えに辿り着く人もいると思いますが、ベルマークを個人で集めても、
この運動に参加することが個人ではできないので、
当然ベルマーク基金を貰うこともできません。。

ベルマークは学校や幼稚園単位でしか参加できないので
ベルマークを集める意味があるのは、基本的に
幼稚園・小学校・中学校・高校・大学などに限られるわけです。

あくまでも「学校として」送らないと、
ベルマーク財団は対応してくれない、と言うことですネ。

では、もしも個人でベルマークを集めていた、
もしくはせっかくのベルマークを生かしたい、
そう思った場合はどうすれば良いのか。

答えは親戚などに、小学生などが居て、
学校でベルマークを集めているのであればその子に渡してあげれば
良いと思います。

また、最近では一部スーパーなどで回収箱があったり、
学校に直接送ったり、ベルマーク財団に直接送ったり、、という事例も
多いみたいです。
(もちろん換金はできませんが)
オークションなどにも出ているのを見たことがあります。

まぁ、個人でベルマークを集める意味はあまりありませんから、
基本的には集める必要はないと思います。

特に気にすることなく、捨ててしまって大丈夫ですよ。

ベルマークの問題点…

ベルマークの活動自体は別に私は特に何も言うことはないのですが、
ベルマークの収集方法と、発送方法が非常に時代遅れな感じが
してなりません。
PTAの方によれば、大量のベルマークが集まった際には
半日以上、分配にかかる、とまで言っていました。

集め方・発送方法が少しアナログすぎる気がします。
時代はどんどん変わっていきますから、
少しベルマークもデジタル化した方がいいような気は個人的には
してしまいますね…。

PTAの活動の大きな負担にもなるのでしょうし…
(考えただけで大変なのは伝わってきます)

一応、ウェブベルマーク運動というのも2013年に始まった
ようですが、これはあまり浸透している気がしません。

ベルマークの歴史

1957年に福島県いわき市の教諭が朝日新聞社に、義務教育の支援を
依頼したことから、始まったようです。
1960年には教育設備助成会が設立されたようです。
1997年にはベルマーク財団と名前を変えて今に至るようです。

結構歴史の長いマークみたいですね。
確かに私が幼稚園のころからベルマークはありましたし…。

で、結局ベルマークはどうすれば?

普通に生活している分には、特に集める必要はありませんし、
捨ててしまって良いと思います。
お子様がいる方で学校などで集めている!ということであれば
(集めていない学校もあります)
ベルマークを集めて子供に持たせてあげれば良いかと思います。
子供も集める楽しさ(?)を覚えるかもしれません。

ただ、ベルマーク集めは義務ではありませんし、
正直なところ、金額としてはかなり微々たる金額にしか
なりませんから、無理して集める必要は全くありません。

あくまでも集めたい人が集める!という感じで
良いのではないでしょうか。

まとめ

と、いうことで、ベルマークは個人が集めても、
何かに交換できる!というわけではありません。
あくまでも教育現場の支援を目的としたマークで、
学校や幼稚園が対象になるマーク、ということです。

ただ、収集して送るまでの過程は、経験者から
話を聞くまで知りませんでした…。
確かに他のサイトなどでも似たようなことが書いてあるので、
本当にあの細かいものを必死に分配するのでしょうね…

考えただけでゾッとします。

支援自体は悪い事ではないと思いますから、もう少し送る側の
負担が軽減されるようなシステムに進化していけば
良いな、とは思います
(色々難しいのかもしれませんが…)

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