お店が赤字になるとどうなる?赤字になったお店の行く末!

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店員Kです!

お店にとって怖いことの一つ、
それが”赤字になること”です。

赤字になるということは、当然、お店にとっての
収入が無くなるわけですから、
大変な問題です。

お店は、どこのお店でも基本的に
1ヶ月にどのぐらい利益が出たかの確認
“損益の確認”をしていると思います。

なので、1ヶ月ごとに黒字になっているか、
赤字になっているかわかるのです。

そして、もし赤字になっていたらお店はどうなってしまうのか…。

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お店が赤字になっていると…?

お店が1ヶ月間で「赤字」になっていても、
すぐに閉店になるわけではありませんし、破滅するわけでもありません。
例えば、それまでずっと黒字のお店が1ヶ月だけ赤字になった、という
程度であれば、会社から問題視されることはあるかと思いますが、
閉店になったりだとか、お店が回らなくなったりだとか、
そういうことはありません。

1ヶ月赤字になったからと言って、いきなり潰れてしまうお店は
なかなかないでしょう。

しかし、赤字が続けば当然、お店の体力も無くなっていきますし、
それが続けば資金的にも苦しくなって、最終的にお店は「閉店」に
なってしまいます。

ただ、赤字になった場合、何が起こるかは会社、自営業、
2つの立場によっても変わってくると思います。

なので、それぞれの立場ごとに見ていきましょう。

自営業が赤字になった場合

自営業が赤字になった場合…。
これは生活がかかってますから、大変なことですよね。

赤字ということは、
お店の売上よりも、家賃とか、税金とかで引かれてしまう
金額の方が多かった、ということです。
つまり、収入で言えば0、それ以下ということになります。

冷たい言い方をすれば、1ヶ月間働いてきた意味は
収入だけ見れば全く無かった、むしろ、マイナスになっているので
1ヶ月間建物など借りずに、家に居たほうがマイナス幅によっては
良かった!なんてこともあるのです。。

ですが、そんなことを言っていられないのも現実。
働かなければお金を手に入れることは出来ません。

ですから、1ヶ月赤字になっても、自営業を辞めることは
できず、働き続けることになると思います。

で、自営業の人間も、1ヶ月赤字になったぐらいでは
いきなり閉店になってしまうことはないでしょう。

独立する前に、必ずある程度の貯金をしてから開業している
はずですから、赤字になった月はその貯金や、もしも直前まで
黒字の月があったのであれば、その黒字の月に蓄えた分を
利用して、その月を乗り切ります。

ですが、これが数ヶ月も続けば、話が違ってきます。

数ヶ月間赤字が続けば、当然貯金も無くなってくるでしょうし、
生活自体がままならなくなってしまいます。

会社に雇われてお店をやっているのであれば、
赤字になっても給料は毎月もらえるはずですし、
生活に困ることはありません。

会社からは色々ガミガミ言われるでしょうけど、
それでも給料を払わなければ会社が問題になってしまいますし、
いきなり解雇することもできません。
赤字を続けていれば閉店になることはあれど、
人生、破産してしまうことはありません^^

が、、自営業となれば話は別です。
数ヶ月間、赤字が続けば生活費も貯金もなくなります。
当然、お店も維持することができなくなってしまいますね…。

会社の運営するお店であれば、会社が他の店や事業で
得た利益をまわして「ダメだ」と判断するまでは
お店を赤字でも続けることは可能です。

ですが、自営業は他から回すお金がそもそも無いので、
赤字が続けば、そこでもうお店を維持することもできなくなります。

なので、自営業にとっては
赤字は「人生が破滅」するのと同じことです。
給料があるどころかマイナスですからね…

自営業が赤字になったらどうすれば?

会社員として赤字になるよりも危機的状態です。
早急に建て直しをしなければなりませんが、
建て直しと言っても、そう簡単なことではありません。

もしも「これは無理そうだな」と判断したら
早急にお店をたたむ、という決断も必要になってくると
思います。
お店と言うのは、閉めるにもお金がかかります。
事業がお店じゃない場合でも同様です。

自営業が赤字なのに粘り続けていると
”その後”が再起不能になる可能性もありますから、
”限界だ”と感じる一歩手前で閉店の決断を必ずするようにしましょう。

ずるずる引きずるのは最悪です。

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会社の場合

大手の会社などの1店舗が赤字になった場合。
これは年単位で営業を続ける場合もあります。

会社の上層部が「改善の見込みあり」と判断している限りは
会社が他の場所から資金を回してお店を続けさせてくれるでしょう。

ただし、この辺の判断は会社によります。
赤字が3ヶ月続いただけ(だけ、とはいえませんが)
閉店になる場合もあれば、
1年、2年、3年と長く続けさせてもらえる場合もあります。

もしもあなたが1店舗の店長であれば
赤字であっても長く生き残る秘訣は一つです

”このお店は改善するかもしれない”と希望を
持たせることですね。

それができれば、赤字が続いていても、
ある程度は様子を見てくれると思います。

ちなみに、自営業の場合は資金が続きさえすれば
赤字でも営業を続けることができますが、
会社が経営するお店の場合は会社が「No」と言ったら
そこで終わりです

「あと数ヶ月あれば…!」ということもできないので
自営業とは別の部分での恐ろしさはあります。

赤字だと会社からの扱いが悪くなる

これは当然です。
赤字店舗の店長に対する扱いは悪くなります。
私の旧勤務先では成績の悪い店長(店長が全て悪いわけではないと思いますが)は、
人格を否定されるような発言までされていました。。

また、人件費の削減を指示され、思うように人員を削減できなくなる
こともありますし、本部や会社の人間がお店のやり方にあれこれ口出しを
始めたり、介入してくる可能性もあります。

最悪の場合は店長交代の可能性もありますね。。

会議などでは上から罵倒されるターゲットになりますし、
赤字だと環境的には最悪の状況になります。。

会社の店舗で赤字が続くと?

どんな会社でもやはり赤字が続いていると、
最終的には「閉店」という判断が下されると思います。

ただ、自営業の場合とは違って、
赤字で閉店になっても、店長やスタッフへのダメージは
最小限です。

職は探さないといけないかもしれませんが、
正社員であれば基本的に別部署や別店舗への異動が
掲示されることも多く、人生が破滅、というほどの
ダメージを受けることはありません。

当然ながら閉店作業の費用も全て会社側が
出しますし…。

アルバイトスタッフさんの場合は別店舗へ異動、
などということはあまりないでしょうから、
バイト先のお店が潰れれば、運営が会社であろうと
自営業であろうと、次の職場を探すことには
なると思います。

赤字からの回復は難しい!

私の経験上、一度でも赤字になってしまうと、
案外そこから回復するのは非常に難しいです。
来月こそは…と思っていても、案外上手くいかず、
ズルズルと赤字の月を続けることになってしまったり
する場合もあります…。

まとめ

まぁ、色々書いてきましたが、赤字になってしまうと、
自営業、会社による運営問わず、いずれは閉店になってしまいます。
そして、一度赤字に転落すると、なかなか回復するのは
難しいです。

1度でも赤字になったら、お店の崩壊へのカウントダウンが
始まった、、と思っても良いかもしれません。

特別に、何かが壊れたりして、その月にたまたま多額の
修理費がかかった!みたいな場合は話は別ですが、
普通に営業していて赤字転落した場合は、結構危ないサインだと
私は思います。

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