上の立場に立つ人達へ。人に何かを求めるなら自らの態度で示す!

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店員Kです!

人に何かを求めるとき。
まず、大切なのは「自分自身」の行動です。

人に何かを求めているのに、
求めている本人がそれを出来ていない。
これではお話になりませんし、
求める資格もありません。
また、トラブルの原因にもなります。

自分が出来ていないことを人に求める。
これほど愚かなことはありません。

人に何かを求めるのであれば、まず自分から。
当たり前のことですが、出来てないことが多いのですよね。

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人に何かを求める時に大事なこと

生きていれば、人に何かを求めること、必ずあると思います。
自分が、仕事上などで、上の立場に行けば行くほど、
そういう機会は増えるでしょう。

ですが、人に何かを求めるには、まず
「自分がそうでなければならない」ということを
忘れてしまってはいけません。
当たり前のことです。

自分が指示をする立場だから、とその立場に甘えていては
いけません。
指示をするならまず、自分がそうでなくてはならないのです。

説得力がまるで無い

例えば遅刻した人に対して
「遅刻をするな!」と叱りつけたとしましょう。
けれど、その叱りつけた本人も日常的に遅刻している…
それだったらどう思いますか?

そんなこと言う資格はないですよね。
叱る前に、まず自分が遅刻しないようにしなくてはなりません。

人に遅刻をするな!と求めるのであれば、
まず自分自身が遅刻していないことが大前提、ということです。

では、自分もよく遅刻をするから、遅刻する人を野放しに
しても良いのか?という人も居るでしょう。
そうではありません。
まず、自分自身の遅刻を即座に直して、そのうえで、注意、
遅刻をするな!ということを求めなくてはなりません。

それができないのであれば上に立つ資格はないですし、
注意することも、要求する人間としても不適切ですから、
本来、その立場には向いていない人間だった、ということです。

とにかく、自分が出来ていないのに部下や周囲に
同じことを要求するのは「説得力0」ですから、
絶対にやめましょう

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逆に反感を買う

上の遅刻の例でもそうですが、
遅刻をするな!と言っているのに、その本人も遅刻の常習者である場合、
ほぼ確実に反感を買います。

「じゃあ、お前はどうなんだ」
という話です。

自分のことを棚にあげて、相手には厳しく叱っている。
これでは、お話になりませんし、
周囲から嫌われたり、反感を買うのも仕方の無い事でしょう。

何せ、自分が出来ていないのですから。

出来ていない人にそれを求められることほど腹立たしいことは
ないでしょう。

最近の事例で言うと税務署関係の長官が
不祥事を起こしているのに、申告を求めている、みたいな
感じでしょうか。
この件も、反感を買っていて、税務署にクレームが入っています。
まぁ、当たり前のことです。

自分が出来ない、やっていないことを
人に求める、ということは、喧嘩を売っているのと同じようなこと
ですから、絶対にしてはいけません!

悪い例のお手本になってしまう

上に立つ立場の人間が”出来ていない”と
下の立場の者たちに対しての”お手本”になってしまいます。
例え、それが悪い事であったとしても、です。

遅刻に関してもそうです。
例えば、アルバイト先の店長が日常的に遅刻するような人だったら、
どうでしょう。

アルバイトさんたちの気持ちも少なからず緩むのは間違えないです。
店長が日常的に遅刻しているわけですからね。
そうなってしまっても、仕方がありませんし、それは店長の責任です。

トップが場の空気を作り出すのです。
会社でもバイトでも子育てでも(子育ての場合はトップではなく親ですけれど)

言う立場の人間が出来ていない、ということは
それらを色々な場所に感染させる恐れもあるのです。

不満の原因に

求める側の人間が出来ていないことを求められれば
当然人間は不満を感じます。

「あの人はやってないのに、どうしてやらなきゃいけないの?」と
言うことですね。

強く言えば言うほど、言われた側の人間は
強く不満を覚えるはずです。

次第に言っている人に対しての不信感に繋がり、
取り返しのつかないぐらい、双方の関係に亀裂が
入ってしまう可能性も。

「自分が出来ていないことを要求するのか!」と
不満が爆発してしまう可能性だってあります。

自分が、「出来ていない人に言われた時」
どう思うか、よく考えてみると良いと思いますよ。

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自らが手本になる

何かを求める立場の人間は、
自らが手本にならなくてはいけません。

遅刻をするな!というのであれば
自分は、遅刻を全くしない!ぐらいでなければなりません。

しっかり働け!と部下たちに激を飛ばすのであれば
まず自分自身がしっかりと働かなくてはいけません。

「あの人はたしかにしっかりやっている」
そう思われることができれば、自ずと他の人たちも
そうなるような空気が出来てくるのです。

ですが、言う側の人間が口だけで自分も何も出来ていない、
みたいな人では言われる側も面白くないでしょう。

人に何かを求め、
それをスムーズに進ませるためには、
まず、自分自身がお手本にならなくてはならない!
ということです。

お手本に慣れていれば、反攻的な態度を取る人も
減るでしょうし、それが、上に立つものの
あるべき姿だと思います。

もしも何か言われたら…?

「遅刻をするな!」と言った際に
「でも、〇〇さんもいつも遅刻してますよね?」と
言われたらどうでしょう。

もちろん、言い返した側も遅刻しているわけですから
その人にそれを指摘するような資格はありません。

けれど、言った側も遅刻しているのであれば、
双方共に、相手の遅刻を指摘することは出来ないはずです。

人に何かを言う前に、まず自分をどうにかしろよ、と
言う話になってしまいますよね。

で、悪質な人だと、指摘されて逆切れするような
救いの全くない人も居ます。
こういう人はもう人に指示する、求める立場には
向いていないでしょうし、自らの意思で辞めるぐらいしか
選択肢は残っていないでしょう。

指摘をされたら「確かにそうだ」と自分をしっかりと
見つめ直していかなくてはなりません。
逃げていても、逆切れしていても、何も始まらないのです。

実際にあった例…

実際にあった話として、
まず、私のバイト時代の店長の一人が、私の後輩バイトに
「遅刻をするな!」と言っていました。
が、その店長自身が朝、毎日のように遅刻をしており、
店を私が開けていたような状態(しかも連絡もない)だったのです(呆)
結局、その後輩バイトさんの遅刻癖も治らず、
2人揃って遅刻してきたこともあり、
呆れ果てました。
まず自分が遅刻癖を直すべき!当時もそう思いましたね。

もう一つ、雇われ店長時代の会社の専務が
「権利を要求する前に、義務を果たせ!」などと言ってました。
これは休日を欲しがる前に、店の売上ノルマを達成しろ、という意味です

ですが…
この会社、サービス残業ばかりさせて残業代払ってなかったのです。

「権利を要求(店の売上)する前に、義務を(残業代)を果たせ!」と
そっくりそのまま言い返してやりたい気分でしたね。

まず残業代。
売上云々はそれからでしょう。

まとめ

自分が出来ていないやつにあーだこーだ言われる。
これほど腹立たしいことはないと思いますし、
自分が出来ていないのに、要求しても、素直に聞いてもらえないのは
当然のことです。

人に何かを求めたり、要求したり、指示をするのであれば
まず自分がそれを出来ていることが大前提です。

やりもせず、出来てもおらず、
けれども人には高圧的に要求する。
これは一番ダメなパターンです。

上に立つべきものの姿としてあってはならないものですし、
そういう立場が不適合な人間であると思いますよ。

人に何かを求めるならまず自分から。
覚えておいてください。

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