数字しか見ることのできない上層部がお店を滅ぼす!数字病はダメ!

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店員Kです!

個人経営以外のお店には、本部があると思います。
ですが、この本部が”数字”しか見ていないような場合だと
破滅を招きます。

上に居る人々は現場を知りません。
酷い上層部だと、お店に1回もやって来ないような
上層部も存在します。

そういった上層部の人間は、”数値”しか見ることができておらず、
結果的に、数値頼みになってしまいます。

上層部が数値頼みになってしまうことは、
結果的にお店を苦しめることになり、
最終的には破滅を招きます。

数字が全て、と考えている上層部はすぐに考えを
改めるべきでしょう。

どうして、数字が全てだと考えてしまうことが
破滅を招いてしまうのでしょうか。
その点についてみていきましょう。

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数字だけでは本質は見えない

会社の上層部の中には、数字だけしか見ていないところも
実際に存在します。
確かに、数字も大切なのですが、それだけでは
お店の本質というものは見えてきません。

数字の扱い方を間違えてしまうと、
数字でお店、そして会社が破滅に向かうことに
なってしまいますから、その点に関しては
注意しなくてはなりませんし、
意地でも数字しか見ずに、それだけで判断するような企業は
いずれ、経営が成り立たなくなるでしょう。

現場の状況は数字では見えない

たとえ利益が出ていたとしても、現場の状況を数字だけから
知ることはできません。
現場の状況は数字だけで知ることはできないのです。

例えば、利益が出ていたとしても、
お店の中の人間関係などは滅茶苦茶である可能性もありますし、
店長が、休みも無く毎日残業を繰り返した結果かもしれません。

確かに、利益は出ている。
しかし、内面を知らないで、問題があるままに放置を
続ければ必ずいつか、大変なことが起きるでしょう。
そうなってからでは遅いですし、利益を出しているお店が
突然、営業困難な状態になってしまう可能性もあります。

そうなれば、いくら利益が出ていようと、そこまでです。
もう、それ以上のことはない。

例えばの話ですが、店長が無理をしていても
”数字”しか見ていない本部・本社に、そのことに
気付くことはできないでしょう。
そして、酷使され続けた店長がある日突然倒れてしまえば
お店は営業できなくなったりする可能性もありますし、
問題になる可能性も高いです(実際、問題ですからね)

数値しか見ていないと、こういう部分、本部として把握できなくなります。
各店舗での管理だ!などと言う人もいるかもしれませんが、
それは違います。
本部も社員がちゃんと休んでいるかどうかなどはしっかりと
管理しなくてはいけないのです。
数値しか見ていないと、そういう部分が、疎かになります。

また、お店のバイトスタッフさんの扱いが悪い場合などに
関しても、お店が突然崩壊する可能性があります。
これも”数字”だけを見つめていた結果と言えるでしょう。
数字鹿見ていないからこそ、アルバイトスタッフさんに
貯まっている不満だとか、そういうことに
気付くことができないのです。
こういう部分は数字には出てこない部分ですし、
直接現場を訪れたりしない限り、やはり、理解することは
難しい部分なのでしょう。

仮にそれが放置されていた場合、
アルバイトスタッフの一斉退職などにも繋がり、
甚大な被害を及ぼす可能性があるのです。

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厳しくノルマを追求すると…

数字ばかりに目を取られて、厳しくノルマを
追求すると、次第に、お店というものは
”崩壊”へと向かっていきます。
これは、私が勤務していた会社もそうでしたが、
ノルマに関する追求が厳しすぎました。

もちろん、ある程度、ノルマを追求することは
ありかもしれませんが、やりすぎは不正行為などの
誘発に繋がってしまいます。
しかしながら、本社が数字しか見ていないと、
数字は上がるわけですから、それに気づくことができない。

”達成不可能なノルマ”を課せられて、
達成できないと怒鳴り散らされた店長はどのような
手段に手を伸ばすか。

答えは”数字づくり”です。

見せかけの数字を作りだそうという手段に
手を染めるわけですね。
実際には存在しなかった売上を作ろうとすることは
簡単なことですし、
”数値だけ”を伸ばそうとすれば、それは可能です。

ただし、そこにはブラックやグレーな内容が
大量に含まれてしまう、ということは
覚えておかなくてはいけません。
数値ばかりを追求するから、こういうことになるのです。

数値ばかりを追求すれば、
お店に不正が増えたり、見せ掛けの数値が増えたりします。

まず、考えられることの一つが
「店長や社員の自腹購入」。
実際に私もアルバイト時代に見たことがあるのですが、
本部が無理な数字を店舗に強要するあまり、
複数店舗の店長が自腹で商品を購入し、
売上を作っていました。
つまりは”偽りの売上”です。

会社側からしてみれば、そんなもの誰が買っていようと
数字になっていればどうでも良いのかもしれませんが、
長期的に見れば必ずマイナスになりますし
本当の意味で、そのお店がそのぐらいの売上をもっているのか、
という部分を理解することができなくなってしまいます。
これは長期的に見ればマイナスと言えるでしょう。

次に「ノルマの水増し」
これも、起きうることです。
例えば、私が勤務していたブラック企業で起きていたことですが、
販売した商品の長期保証獲得件数が、厳しくノルマとして
課せられていました。
あまりにも厳しすぎる叱責などから、
社員の中には、保証加入を断られた場合、自腹でその分の料金を
レジに入れて保証獲得したことにしていたり、
さらには、レジの入力修正で、商品の値引きなどをしたことにして
保証獲得したことにしていたりしているような光景も
見受けられました。
本社の異常なまでの数値主義から生まれた結果でしょう。
しかも、本社は数値しか見ていない為、そういう不正にも気づくことはできません。

また、オークションでのネット販売ノルマなども私が
勤務していたお店にはありましたが、
これも、オークションでの”売上数値”しか本社は見ていなかったため
高額商品を、利益ほぼ0(オークション手数料でむしろマイナスになる)で
オークション販売し、売上数値を稼ぐ行為に走るお店もありました。

これは、全く意味のない行為です。
オークション手数料でむしろマイナスになっているわけですから、
本社がお店の首を絞めているようなことと同じことでしょう。
ですが、数値しか見ない本社はそれに気づきませんし、
本社は赤字行為を繰り返しているお店に満足してしまうのです。

不正やトラブルを育てる結果に

数値しか見ていない本社、本部は
管理責任を果たしているとは言えないでしょう。
もちろん、そうなってしまう現場にも問題はありますが、
そういう空気を作っている本部・本社側にも問題があるのは
事実です。

過剰なノルマや
異常なまでの数字主義は、いずれ破滅を招きます。
そのことはしっかりと覚えておいた方が良いですし、
数字だけでは物事の本質を見通すことができません。
それだけは、覚えておいた方が良いでしょう。
後から後悔しても、遅いのですから…。

まとめ

数字しか見ていないという現状がもしもあるのであれば、
それは早急に改善するべきポイントです。
本当に、上のようなことは起きますから
短気的に考えればプラスになったとしても
長期的に考えれば、いずれ崩壊することになります。

そうなってしまわないためにも、
数値だけではなく、数字のその先にある物事の本質までを
しっかりと見極めておくことが、
大切なポイントになるのではないか、と思います。
くれぐれも数字だけに着目しすぎないようにしましょう。

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