車で走行中に救急車がやってきたらどうすればいいの?慌てないために…

この記事は約5分で読めます。

車で走っていると
救急車のサイレンの音が聞こえてきて、
道を開けないといけない!という場面に
直面することもあると思います。

「救急車を通したくない!」なんて人は
まずいないと思いますが
「どうしたらいいか分からない!」
「譲りたいけど、慌ててしまう!」みたいな人は
たくさんいると思います。

特に、不慣れな道で救急車がやってきたり、
元々運転に自信がなかったりする人にとっては
不安なポイントの一つだと思います。

では、救急車がやってきた場合どうすれば良いのでしょうか。

車を運転する限り、そのような場面に直面することは
必ずありますので、しっかりと覚えておきましょう。

スポンサーリンク

法律上はどうなっているの?

救急車がやってきた場合、
道路交通法の中に「緊急車両の優先」というものが
存在しており、「進路を譲らなければならない」と
されています。

原則として「道路の左側によって一時停止」するように、
とされていますが、いくつかの例外も記載されているため、
「道路の左側で一時停止」と、その例外について
覚えておくと、いざという時に慌てなくても
済む可能性が高まります。

この辺りは、大事なことなので、しっかりと覚えておきましょう。

基本は道路の左側で一時停止

上でも少し書きましたが基本的な対処方法は、
”道路の左側に寄って一時停止”です。

それが可能な場所にいる場合は、
道路の左側に寄って、救急車に進路を譲り、
救急車が通過するまで待ち、
通過したら、再び元々走っていた場所に戻る、
という感じです。

ただし、状況によっては停車するべきではない場面も
ありますし、左側にそもそも寄せることが困難な
場合もありますので、
「どんな場合でも絶対に左側に寄って停車しなくてはいけない」
ということではありません。

スポンサーリンク

交差点や危険な場所は例外

交差点や踏切など、
停車することで、危険が生じてしまう場合は
その場所を避けた上で、停車することが大切です。

道路交通法にも「交差点を避け」と書かれています。

当たり前のことですが、突然交差点の真ん中で
停車などされてしまえば、
別の事故などが発生してしまい、
大変なことになる可能性もあります。

踏切の中でも、同じことです。

明記されている「交差点」に限らず、
”ここで止まったら危ない”という場所では
停車せずに、その場所の手前、あるいは通過後に
左に寄せて停車する、ということが大切になります。

一方通行の道路の場合も例外

道路交通法にも明記されているもう一つの例外として
「一方通行の道路」も挙げられます。

一方通行の場所の場合、
道路の左側に寄せて停車することによって
緊急車両の通行を妨げてしまう可能性がある場合については
道路の右側に寄せて一時停車でも良い、と
されています。

確かに、一方通行の道路の場合では、
左側に寄せることが困難な場合などもありますから、
この辺りはマニュアルに縛られず、臨機応変に
対応していくことが大事になります。

また、一方通行でなくとも、狭い道路の場合は
注意が必要になります。

実際の道路はマニュアル通りにはいかない

世の中にはたくさんの道路があります。
道路特有の事情があるところもありますし、
その時の交通状況や事情によって
”左に寄って一時停止する”ということが
困難な場合もあります。

また、救急車に気が付くのが遅れてしまったり
する場合もありますよね。

道路交通法には、そこまで細かくは
書かれていませんが
この場合は”臨機応変に対応する”ということが大事です。

最終的には
「交通ルールの範囲内で、周囲に危険が及ばなければ」
救急車に道を譲りさえすれば、良いのです。

左側に寄せて停車できるならそれが一番ですが、
それが出来ない状況なのに、
無理に左に寄せて停車しようとしたり、
パニックを起こせば、事故に遭う可能性もあります。

あくまでも「左側に寄せて一時停車」は
それが可能な場合の話、と覚えておきましょう。

スポンサーリンク

急ブレーキを踏んだりしないこと

救急車に道を譲ることだけを考えるあまり、
慌てて急ブレーキを踏んだり、
慌てて左にカーブしたり、
そういったことはしないようにして下さい。

これをしてしまうと”事故”が起きます。

救急車も、一般車両を事故らせるために
走っているわけではありませんし、
誰だって、事故は起こしたくないはずです。

「急ブレーキ」「急カーブ」
これは、しないように、注意です。
必ず”自分の安全も確認した上で”
救急車に道を譲ってください。

譲らないのは違法

「救急車両に道を譲らない」のは違法行為と
なりますので、この点は注意してください。

緊急車妨害等違反という違反となり、
減点1点(免許)と罰金(車両の種類により若干前後)が
あります。

当然、そのほかにも、無理に妨害して
救急搬送中の人が助からなくなったり、
事故を誘発したりする可能性もありますから、
「譲ることが出来ない状況(交通事情などで)」以外の場合は
譲るように、心掛けてください。

まとめ

救急車がやってきた際には、
慌てることもあると思いますが
上記のようなポイントを頭に入れておき、
冷静に対応しましょう。

マニュアル通りの対応が出来ない場面も
実際の道路では絶対に出てきますが
とにかく「安全に」「ルールの範囲内で」「救急車に道を譲る」の
3点だけでも覚えておけば、なんとかなる場面も
多いと思います。

パニックになって、事故でも起こしてしまったら
それこそ本末転倒なので、
多少、動きがぎこちなくなってしまったとしても、
とにかく”慌てないこと”が大切です。

タイトルとURLをコピーしました