小説家になろうで書籍化された作品の更新はどうなるの?

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小説投稿サイト「小説家になろう」では、
連日様々な作品が投稿されています。

そんな中には”書籍化”されて、
実際に電子書籍、あるいは紙の本で、
発売されるような作品も存在します。

しかし、小説家になろうで作品を読んでいる方にとっては
”書籍化されたら”元々なろうで更新されていた作品は
どうなるの?と思う方もいると思います。

と、いうのも、必ずしも”完結済み”の作品が書籍化される、
ということではなく、連載最中の作品が
書籍化されることも実際にあるためです。

そうなると、”書籍化されたらサイトの方の更新は
どうなってしまうの?”と不安に思う人もいるでしょう。

実際のところはどうなのかを、見ていきましょう。

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基本的には更新は続く

未完結の作品が書籍化された場合でも、
基本的には「書籍化されたからもう、ここでは更新しない」と、
いうことにはならず、
書籍化は書籍化として、今までなろうで連載していた作品は
そのままなろうで連載継続、と別々に進んでいく形に
なる場合がほとんどです。

と、いうのも小説家になろうでは
「続きは書籍で!」みたいなことはNGになっているために、
途中まで書いて打ち切り⇒続きは書籍化のほうで、ということは
基本的にはできません。

しかしながら、
”書籍化された作品”の”なろうでの連載”には
全く影響がないのか?と言われると
必ずしもそうではなく、
残念ながら”ある程度の影響”が出て来ることもあります。

実際にこれまで作品を読んだ経験なども元に
詳しく解説していきます。

更新ペースが低下することはよくある

書籍化した作品は
”更新ペースが低下”することはよくあることです。

この理由としては
”書籍化”することによって、その作者自身も
ある程度書籍化のための作業などに
時間を取られることになるため、ですね。

書籍化が決まったら「あとは全部よろしくお願いします」と
いうことではなく、作者自身も色々と話をしたり、
ある程度携わる必要があるために、
どうしても”創作”に使うことのできる時間が
少なくなっていきます。

なろうで連載している方は学生さんだったり、社会人だったり
”他に本業”がある方も多いために、
書籍化のために時間を取られてしまえば
当然、更新のための時間の確保が難しくなっていきます。

そのため、更新までに今まで以上の時間がかかり、
更新ペースが遅くなることは、実際にあることです。

また、人によっては書籍化したことによって
どうしても書籍化の方に、より強いやりがいや、楽しさを
感じてしまった結果、元々の自分の原点である
なろうでの連載の方が疎かになってしまうことも
残念ながらあることは否めません。

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書籍化で躓いた場合にモチベーションを失う可能性がある

小説家になろうで、書籍化した作品は、
一度書籍化すれば安泰…と、いうことではありません。

書籍化作品の中には、売上に苦しみ、
最後まで書籍化されることなく”打ち切り”に
なってしまう作品も多いです。

それだけ”厳しい世界”ということですね。

そして、書籍化という夢を手にしたのに、
打ち切りになってしまった作者の中には
”その作品の続きを書く気力”を喪失してしまう人もいます。

実際に書籍化されたものの、打ち切りになってしまい、
更新が停滞してしまったり、
次の書籍化を求めて、今の作品を早めに畳んでしまったり、
といったこともあることなので、
こればっかりは、仕方のないことではありますが
読む側としては残念な結末になってしまうこともあります。

最終的には「作者次第」

最終的には作者次第であり、
なろうで書籍化された小説は「こうなる」という決まりは
ありません。

当然、連載もそのままのペースで進む作者もいるでしょうし、
連載が少し遅くなってもちゃんと更新を続ける作者もいるでしょうし、
書籍化ばかりに目が行き、連載が疎かになる作者の方もいるでしょう。
もちろん、完全にやる気をなくして連載を打ち切る人もいるにはいます。

こればっかりは最終的には
”作者の方針・人間性によるもの”になりますので、
実際に、あなたが読んでいる作品が書籍化された場合
その作者の方が”どんな対応・反応”をするのかは
実際にその作品が書籍化されてみないと分かりません。

これまでに複数回書籍化の経験がある方なら
過去の作品から、その傾向は分かると思いますが
初書籍化の場合
「その作者が書籍化後に連載をどのように続けていくのか」は
実際にそうなってみないと分からないことです。

連載ペースが落ちたり、止まった場合は?

その作者本人にメッセージを送れるのであれば、
ある程度親しいなら確認してみても良いですが
そうでない場合は、急かすだけになってしまいますし
”待つ”しかありません。

最終的に何の説明もなく
連載が止まったりしてしまった場合に関しては
残念ではありますが
”そういう作者だったんだ”と、諦めるしかありません。

小説家になろう、は、あくまでもビジネスでは
ありませんから、
やめる・続けるの判断は最終的には
作者次第になってしまいますからね…。

まとめ

小説家になろうで連載されている作品で、
書籍化された作品は、
ある程度連載ペースなどに影響が出る可能性は
ありますが、基本的には連載をちゃんと続ける
創作者の方が多いです。

しかしながら、中には書籍化されたことで、
書籍化のことしか考え無くなったり、
打ち切りになってモチベーション低下⇒連載終了、
というような人もいるにはいるため、
最終的には”作者次第”となります。

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