ネットで小説を書くなら「自分のサイト」と「投稿サイト」どっち？

ネットで小説を書きたい！となった場合、
「自分でサイトを作ってそこに載せる」か
「投稿サイトに投稿するか」迷う人もいると思います。

あっちこっちに行ったり来たりすれば、
読んでくれる人も混乱してしまいますし
”どんな風に載せていくのか”ということを
最初にきっちりと決めることは、とても大事なコトです。

では、自分でサイトを作れるのが良いのか、
それとも小説家になろうやpixivなどの投稿サイトを
利用するのが良いのか、それを解説していきます。

どっちの方法を選ぶか
まとめ

どっちの方法を選ぶか

まず、投稿サイトに投稿、というのは
「小説や創作物などを投稿するサイトに登録して投稿する」
ということです。
小説家になろう、Pixiv、ノベルアップ、マグネットなどなど
色々なサービスが存在しているので
その中から好きなものに登録して、そこで小説を投稿していくスタイルです。

もう一つは、ＦＣ２ブログなどの無料ブログか、
無料ホームページサービスを利用して、自分のサイトを作り
そこに小説を載せていく方法もあり、こちらの方法で小説を
投稿している人も多く存在しています。
（レンタルサーバーなどを借りる方法もあります）

これから小説を書き始める人は
”どっち”の方法で公開していくのか、ということは
非常に大事なことの一つになります。
”どうするべきか”最初にしっかりと決断することも
ネットで”多くの人に見てもらいたい”のであれば
大事なコトですね。

どちらが”正解”ということはありません。
下記にそれぞれのメリット・デメリットを
解説していきますので、それを参考にしてみて下さい

小説投稿サイトの場合

小説投稿サイトを利用する場合のメリット・デメリットは
下記の通りです。

〇最初からある程度のアクセスが見込める
小説投稿サイト（小説家になろうなど）では、多くの人が
利用しているため、最初からある程度アクセスが望めます。
ブログなどの場合「知名度が０」から始まるのに対して
小説投稿サイトであれば「あなた自体の知名度は０」でも
「サイト自体の知名度は５０」とか、そういう感じでスタート
できるので、ある程度最初から見てもらえる可能性は高まります

〇すぐに準備できる
自分でサイトを作る場合、無料ブログサービスなどでも
ある程度のデザインの設定などが必要になりますが
小説投稿サイトの場合、最初から形が出来上がっているので、
登録後、すぐに小説を書き始めることもできます。
余計な下準備や面倒ごとがない、というのも一つの魅力にはなりますね

〇作家デビューを目指せる可能性
自分のサイトで書いているよりも、小説家になろうなどの
サービスで書いていた方が「書籍化」などを目指すのであれば
可能性はわずかでも高まると思います。
自己サイトだと、なかなか存在にすら気づいてもらえませんからね…
（ただし、小説投稿サイトでも書籍化などにたどり着ける人は
ほんの一握りです）

△競争率が高い
小説投稿サイトの場合、利用者が非常に大勢いるので
競争率は高いです。多くの人の作品が埋もれてしまっているのも事実で
あなたの作品もそうなる可能性は十分にあります。

×運営に委ねられている
良くも悪くもあなたの運命はサービスの運営に委ねられます。
「サービスを終了します！」と言われればそれで終わりですし、
急に、操作画面のレイアウトなどが変更されて使いにくくなる
可能性もあります。
また、運営側の判断で、あなたの小説が規約違反！と判断されたり
する可能性も０ではありませんし、
最悪の場合は突然アカウント停止などになる可能性もあります。
あくまでも、”サービス運営者の用意した檻の中で執筆する”
みたいなイメージになると思います

×自由度は低い
自分でサイトを作るよりも自由度としては低くなりますし、
仮にあなたの人気が出たとしても
”成長”にも限界があります。
最初に書いた通り”スタート地点”は自分でサイトを作るよりも高い位置にいますが
もしも成功して人気が出た場合の”成長できる限度”は自分のサイトよりも
可能性としては低く、限度がある、ということです。
また、小説投稿サービスを使う場合は広告などを使って
収益を出すこともできません。
活動の幅としては制限が出るでしょうし、
今後、大きく活動を広げていく夢があるのであれば、
その点は頭に入れておいた方が良いでしょう

自分でサイトを作る場合

無料ブログ・有料ブログ問わず、自分でサイトを作る場合の
メリット・デメリットは下記の通りです。

〇自由度は高い
自由度に関しては、小説投稿サイトよりも高く、
どのブログサービスを使うかにもよりますが、
デザインなどを幅広くカスタマイズできます。
また、広告などをブログに貼って収益化することも
（無料ブログサービスの場合、サービスによっては禁止されています）
可能のため、幅広い対応が可能です。
自分の好きなようにデザインもできますし、
サイトの運営方針なども自由に決められるため、
自由度は遥かに高いと言えるでしょう。
無料ブログサービスを小説投稿で使うなら個人的には「ＦＣ２ブログ」が
おすすめです。

×設定などが面倒
最初の開始時に、小説投稿サイトとは違い、ある程度の
サイトの設定などが必要ですし、デザインなどに拘ると
さらに時間がかかります。
適当にポンポン小説を投稿しているだけでは「ただの見にくいサイト」に
なるだけですから、ある程度、セッティングは必要で、
それは、手間と言えます。

×最初はアクセスがほぼない
小説投稿サイトと違い「自分の知名度が０」「サイトの知名度も０」から
始まるので、最初は本当にアクセスがありません。
そして、何も工夫しないまま更新していては、アクセスが
増えないままです。
ツイッターなどを活用して、サイト自体を積極的に宣伝したり、
根気よく更新することが重要になります。
「すぐに読んでもらいたい」場合は、投稿サイトを利用したほうが良いでしょう。
ただし、もし軌道に乗れば小説投稿サイトとは違い、埋もれることなく
常に一定の人に注目してもらえる可能性も増え、
その成長は、無限に可能性があります。
スタートは鈍いが、可能性はある、という感じですね。

〇削除のリスクが低い
無料ブログの場合、あまりに悪質なサイトは削除される可能性もありますが
小説投稿サイトに比べればそのリスクは低く、
また、万が一利用しているブログサービスが終了になっても
移転などの案内もしてもらえるはずです。
加えて、レンタルサーバーなどを契約してワードプレスなどを
利用すれば（よくわからない場合は有料ブログ、と思ってください）
削除のリスクもほぼ０になりますので、
そういった”リスク”を取り除くことは可能です。