「夏日」「真夏日」「猛暑日」何が違うの?違いを解説!

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夏になると
「夏日」や「真夏日」「猛暑日」など、
色々な言葉を天気予報などで耳にする機会も
増えて来るかと思います。

ですが、なんとなく”暑そうだなぁ…”というぐらいの
イメージで、具体的に何を示しているのか、
ということは知らない人も多いのではないでしょうか。

知らなくても、生きていく上ではあまり
困らないかもしれませんが、
知っておくと、言葉だけで、どのぐらいの暑さなのか
大体イメージが湧いてくると思いますから、
知っておいて、損はありません。

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それぞれの言葉の違いは?

夏日も、真夏日も、猛暑日も、
それぞれちゃんとした基準が存在しており、
気象予報士の方が、適当にその日の気分で
言っている、だとか、そういうことではなく
ちゃんと内容が決められた言葉になっています。

違いとしては単純に「気温」による違いで、
その他には特に違いは無く、
とても、シンプルです。

その基準をご紹介していきますので、
参考にしてみて下さい。

違いは「その日の最高気温」

夏日、真夏日、猛暑日の違いとしては
”その日の最高気温”ということになります。
最高気温が何度だったら真夏日、みたいな
感じで決まっているわけですね。

その基準ですが、
「夏日」というのは、
最高気温が25℃を超えた日のことを示し、
「真夏日」は、
最高気温が30℃を超えた日、
そして最後の「猛暑日」というのは
最高気温が35℃を超えた日のことを示しています。

つまり、最高温度が32℃だった場合は
「真夏日」となり、
36℃だった場合は「猛暑日」となるような感じですね。

真夏日のところまで行ってもかなり暑いですが、
その上の猛暑日まで行ってしまうと、
本当に、”生命の危険”すら感じてしまうようなレベルの
気温になってきます。

ちなみに、上のランクに進んだ場合は、
下のランクの名前では呼ばれません。
(例えば最高気温32℃なら「真夏日」と呼び、
「夏日」と呼ぶことはありません

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猛暑日より上のランクはあるの?

こういった表現で今現在の最高ランクとなるのは
「猛暑日」(35℃以上の日を示す)になりますね。
その上のランクは今現在では用意されておらず、
40℃になろうが、絶対ないとは思いますが50℃になろうが
表現としては「猛暑日」ということになります。
それ以上、名前が変化することはありません。

ただ、今後、長い年月が経過して
40℃以上も当たり前のように出てしまうぐらいに
平均気温が上昇するようなことがあれば、
時代の流れと共に、新しい呼び方が
出てくるようなことも、あるかもしれません。

夏以外でも「夏日」になったりするの?

夏日、真夏日、猛暑日の表現は、
特に季節は関係ありません。
仮に真冬であったとしても、25℃を超えれば
夏日と表現されますし、
万が一30℃を超えるようなことがあれば、
真夏日と表現されます。

あくまでも最高気温が基準で
表現されるものですから、
春でも、夏でも、秋でも、冬でも、
一定の気温を超えれば、そう表現されます。

熱帯夜とは…?

夏日、真夏日、猛暑日の他にも
「熱帯夜」という言葉を聞いたことが
ある人も多いと思います。

「暑い夜なんだなぁ…」と、いうイメージを
持っている人も多いと思いますが
この「熱帯夜」という言葉にも
ちゃんとした基準が存在しており、
熱帯夜とは、”最低気温が25℃以上の日”のことを
示します。

通常、基本的には気温というのは
夜になると下がっていくものですが、
その夜になっても25℃を超える気温になっている状態…
それが、熱帯夜ですね。

当然、この熱帯夜と呼ばれてしまうような日は
夜になっても、相当暑い状態になっているので、
就寝の際にも、熱中症などになってしまわないように、
しっかりと注意をしておく必要があります。

熱中症は「夜でも」なりますから、
注意しましょう。

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こういう日はどうすればいいの?

夏日や真夏日、猛暑日の日は
熱中症のリスクも高まりますから、
しっかりと警戒しておくようにしましょう。

「自分は熱中症にはならない」と思い込んでいる人もいますが
熱中症は本当に”急に”調子が悪くなるものなので、
油断しないように、注意してください。
「あっ!」と思った時には手遅れな可能性もあります。

そのため、夏日以上…特に猛暑日と呼ばれるような日は
特に注意をするようにし、
出来る限り、外出時間を短時間にするなどの
工夫を(可能であれば)していきましょう。
仕事など、やむを得ない事情で、炎天下の中、
活動する場合は、服装や水分補給、保冷剤など
あらゆる手段を使い、対策するようにし、
万が一体調に異変を感じた場合には、
すぐに涼しい場所に移動できるように、
考えておいた方が、安全です。

また、屋内でも猛暑日など、危険な暑さの日には
エアコンを使うようにし、
くれぐれも無理をしないようにすることも大切です。
(実際に、エアコンを使わずに熱中症になっている人は
とても多いので、注意してください)

まとめ

夏日、真夏日、猛暑日は、どれも
危険な暑さです。
特に、猛暑日と呼ばれるような気温の日は
本当に危険な暑さになっていますので、
絶対に油断しないようにして、
熱中症対策もしっかりと行うように
してください。

今の暑さは、本当に”異常”な暑さになっています。
暑さが人の命を奪う時代ですから、
甘く見ることなく、
夏日以上、特に真夏日や猛暑日の場合は
細心の注意を払って行動するようにしましょう。

「自分は大丈夫」という油断は
命取りになってしまいます。
絶対に、油断しないようにして下さい!

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