新聞に載っている天気予報は
当たるのかどうか。
中には「新聞の天気予報はアテにならない」と
思っている人もいるかと思います。
現実的なお話をすると、
新聞の天気予報は、残念ながら
「テレビ」や「ネット」の天気予報に比べると
その精度は低いです。
あくまでも「目安」として
考えるのが良いですね。
その理由や、新聞の天気予報との付き合い方を
解説していきます。
天気予報に「絶対」はない
まず、新聞の天気予報に限ったお話では
ありませんが、
”天気予報”というものに”絶対”は存在しません。
あくまでも「予報」であり、
あたることもあれば、外れることもある、
というのが天気予報です。
これは新聞以外のテレビやネットの天気予報などでも
同じことです。
天気は人間がコントロールして決めているわけではないので、
当然、予報が外れることもあるのです。
言われなくてもわかっているとは思いますが、
この点はまず、大前提として理解しておきましょう。
ただし、新聞の天気予報は、
テレビやネットの天気予報よりも
”不正確”な面があるのは事実です。
その理由を見ていきましょう。
新聞の天気予報の情報は古い
新聞は、締め切り⇒印刷⇒配達、と
色々な手順を追って作られ、
読む人の元に届きます。
ニュースなどと違って
放送する直前の情報ではありませんし、
ネットなどのように即座に修正したりすることもできません。
新聞の情報はどんな情報も「リアルタイム」ではなく
「少し前」の情報なのです。
これは、天気予報に関しても同じで
印刷される前には、既に新聞に「天気予報」が
載っていて、それを修正したり、状況が変わっても書き足したり
することはできません。
どうしても、”新聞”の特性上、
最新の天気予報を新聞紙に掲載することはできず、
「少し前の情報」の天気予報が掲載されることになるのです。
そのため、ネットやテレビの天気予報に比べると
どうしても情報が古くなってしまう点は、
どうすることもできず、
少し前の情報＝正確性が低下する ということは
避けられません。
新聞の天気予報の情報は
「リアルタイム」ではなく「少し古い」のです。
だからこそ、テレビやニュースに比べると
不正確である、ということは否めません。
特に、予測が難しいような天気の日だと、
情報が古い、というのは致命的になります。
詳細を確認することはできない
新聞の天気予報は、新聞紙によっても
変わりますが、そこまで大きなスペースを
割いていません。
そのため、得られる情報には限りがありますし、
地域の分け方も大雑把な分け方になっており、
ネットの天気予報などのように
「市区町村ごと」のように確認することは
難しいのです。
当然、こういった”細かい部分”が
確認できないとなると、若干のずれも生じますから、
こういった意味でも、ネットなどの
天気予報と比べると、情報量も正確性も、
ある程度、落ちてしまうのです。
他にも、解説文が短いのもそうですし
（例えば、ネットなら地域ごとの解説などが見れます）
発雷の確率や、風の強さなど、
そういった細かなデータを確認することもできません。
”情報量”が、少ないために、
判断材料となる得られるデータも少ない、というのが
新聞の天気予報の特徴です。
可能な限り正確に確認したいのであれば…？
100パーセント的中する天気予報、などというものは
存在していませんが、
できる限り「正確」な天気予報を確認したいのであれば
「テレビ」か「ネット」を確認すると良いと思います。
少なくとも、新聞よりは正確です。
これは決して「新聞が悪い」と言っているわけではなく、
新聞と言う媒体自体が天気予報と相性が合わない、というだけの
お話です。
どうしても「読む人の手に届くまで時間がある」わけですから、
一瞬で届けることができるネット・テレビとは
正確性に差がついてしまうのです。
そういった点から考えても、
テレビやネットで天気予報を確認した方が、
より正確な情報を掴むことができます。
特に、ネットの場合は
「自分が情報を見たいときに見ることができる」ので、
おすすめです。
（ニュースだと、放送時間以外は確認できませんからね）
怪しいサイトなどを利用するのはＮＧですが、
気象庁、ウェザーニュース、天気ＪＰ、Ｙａｈｏｏ天気あたりを
利用すれば、信頼性としては問題ないと思います。
（当然、天気予報は100パーセントではないので、外れることもあります）
新聞の天気予報との付き合い方
新聞の天気予報も「目安」にはなりますし、
大体の天気の傾向は分かりますから
「参考程度」にしつつ、詳しい天気が知りたければ
スマホなどで調べる、という使い方を
するのが一番良いかと思います。
天気が安定しているような日は、
新聞の「少し前の時点での予報」でも十分
問題はないでしょう。
しかし、大気の状態が不安定な日などは
予報にズレが生じやすいので、
そういった日に関しては注意した方が良いですし、
スマホなどで最新の情報を確認することも
大切になるかと思います。
あくまでも「目安」程度にとどめておくのがベストです。
まとめ
新聞の天気予報が
ある程度精度の点で欠けてしまうのは、
これは仕方のないことです。
どうあがいても、
「その時点での最新の予報」を伝えることは
新聞にはできないわけですからね。
ただ、ある程度の目安や
大まかな天気の把握には役立ちますので、
詳しく知りたいときはスマホやニュースを
併用するなど、うまく使い分けていくことが
大切になりますね。
新聞を読む機会がある人は、
自分なりに上手く新聞の天気予報と付き合っていきましょう。
