天気予報がコロコロ変わる理由は?当日になっても変わるのは何故?

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「天気予報がコロコロ変わりすぎ!」と
うんざりしている人も
中にはいると思います。

しかし、天気予報がコロコロと変わるのは
現在の技術では仕方のないことであり、
むしろ、天気予報が全く変わらないほうが問題とも言えます。

確かに、急に予報が変わったりすると、
腹が立ったり、予定が狂ってしまうようなことも
あると思いますが、
それはある程度仕方のないことなので、
その点をしっかり理解しておきましょう!

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天気予報は未来予知ではなく、データに基づく予想

まず、天気予報とは「未来予知」ではありません。
あらゆる条件を元に、大気の状態などを予測し、
そのデータや、過去の統計などを元に
「この先の天気を”予想”したもの」になります。

あくまでも”予想”であり、
予想は外れることがある、ということです。

現在の人類の技術では、この先の天気を
100%正確に予測することはできず、
これが”限界”ということになります。

それでも、皆様もご存じの通り、
ある程度の目安になることも多いですし、
実際に「このあたりは天気が崩れる」ということも
天気予報を見れば大体分かると思いますから、
外れることはあれど、役立っているのも事実です。

そして、”天気”は、人間が決めていることではなく
「自然現象」になりますから、
当然、コンピューターのプログラミングで動いているわけではなく、
人間が管理できないものになります。

ですので、”毎回同じ天気になる”とは限らないわけですし、
”予想外の動き”などをすることもあるのです。

その点も、理解していきましょう。

天気予報や天気の基本を理解した上で、
予報がコロコロ変わることについても、見ていきましょう。

先の予報であればあるほど変わりやすい

「明日の天気予報」「明後日の天気予報」などなど
近い日よりも「来週の天気予報」などの方が
変わりやすいです。

実際にその日が近づいてくるにつれて
どんどん予報が変わるようなことはよくあることです。

これは、実際にその日が近づいてきて、
気象条件などが色々変わったり、
また、台風が発生するなど、状況自体が変わったりして、
予報自体も変わるためです。

「近づくにつれて、より”正解”に近い予想が出来るようになる」ということですね。

その結果、天気予報は、当日が近づくにつれて、
どんどん変わっていきます。

先程も書いた通り、人間は未来予知をすることはできず、
現時点の技術では「これが限界」です。
そのため、先の天気予報がどんどん変わって来ることは
仕方のないことだと、割り切るしかありません。

「コロコロ変えるな!」という人もいますが
逆に「例えば、来週の金曜日は晴れの予報だったけど、
近づくにつれて、雨になる条件がそろってきた」という場合に、
”変えちゃいけない”となってしまうと
”雨が降ることが分かって来たのに、最初の予報通り晴れマークのまま”
ということになってしまいます。

それじゃ、困ってしまいますよね。

ですので、コロコロ変わるのは仕方のないことです。

「前の予報が間違っていたのに、変えずに放置しておく」ことの方が
問題でしょうし、
そんな天気予報は、予報として失格でしょう。

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当日になっても予報がコロコロ変わるのは何故?

当日になっても、天気予報は急に変わることがあります。
例えば、さっきまで夕方の時間から雨マークだったのに、
お昼から雨マークになってる!みたいなことも実際にあります。

これは、”大気の状態が不安定な日”に多い出来事ですね。

基本的に、大気の状態が安定しているような日は
当日にコロコロ変わる可能性は少ないのですが、
大気の状態が不安定な日は、気象予報士でも、具体的な
雨の降る時間を予測することは難しく、
また、予想外の雨雲の発達なども起こりえます。

そのため、予報がコロコロと変わってしまうわけですね。

「急に変えるな!」という気持ちも分かりますが、
例えば、晴れマークをつけていたけれど、
雨が降り出してしまい、雨雲の発達がまだ続いているような場合、
「雨は降ってるけど、そのまま晴れマークにしておく」か
「現実を受け入れて、晴れ⇒雨マークに修正する」か、
どっちが正しいかと言えば、後者の方でしょう。

間違っていたものは仕方がありません。
実際に雨が降り出してしまった以上は、雨マークに
修正する必要があるのです。

開き直って、雨雲が予想以上に発達したのに
「いつまでも晴れマーク」にしているほうが、
非常に問題ですよね。

天気予報は予言ではありませんし、
天気は人間がコントロールしているわけではありません。
そのため、当日、天気が予想と違った場合は、修正するのは
仕方のないことです。

間違っても仕方ないぐらいの気持ちで

天気予報は「間違っていても仕方ない」ぐらいの
穏やかな気持ちで見るべきものです。

間違うたびに「責任を取れ!」とか「謝れ!」なんてやってたら
誰も気象予報士になりたくなくなりますし
天気予報を出すことすら難しくなってしまうでしょう。

これが、今の人間の「限界」なのです。

間違うことはあれど、
コロコロ変わることに腹立つことはあっても
役に立つことだってあるはずです。

穏やかな気持ちで、天気予報を見守りましょう。

まとめ

予言ではない以上、
天気予報がコロコロ変わるのは仕方のないことです。

実際の天気は変わって来たのに、
「修正せずにそのまま」は、もはや天気予報として失格ですし、
雨が降り出したのに、ずっと晴れマークじゃ
困ってしまいますよね。

なので、イライラする気持ちも分かるのですが、
ある程度は広い心で見つめる必要があるのも事実です。

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