転売屋対策!メーカーとお店、個人ができる対策とは?

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

転売屋…
最近では大量の買占めなども行われており、
それを高値で売りつける手法により、
利益を出している人たちが居ます。
人気商品や限定商品などは特に狙われやすく
”本当に欲しい人に渡らない”元凶の一つともいえるでしょう。

転売という行為自体は、一部の行為を除き、犯罪行為では
ないため、取り締まることはできません。

しかしながら、
欲しかったのに商品を買えなかった!という人も居ると思います。
そういう人からしてみれば、本当に腹の立つ存在だと思います。

話は変わりますが、
私は以前、お店で雇われ店長の仕事をしていました。
そのときにも、人気商品を10台予約したい、だとか
明らかに転売みたいな人もよく来ていたものです。

今回は元店員として、メーカー、お店、個人、
それぞれで出来る転売対策をご紹介していきます!

スポンサーリンク

転売屋対策!

まず、はじめに、残念なことではありますが、
転売屋を100パーセントなくすことは難しいです。
一つ対策をすれば、転売屋も商売ですから、また別の方法を
考えてくるのです。
まさに追いかけっこ状態。きりがありません。

ですが、一つ一つのことを心がけるだけでも、
転売という行為を減らすための一歩になりますし、
それが広がればやがて大きな力になるかもしれません。

では、転売屋の対策、どうすれば良いのでしょうか。
メーカー、お店、個人、それぞれの立場ごとにできる
転売屋対策について書いていきます。

メーカーが出来る対策

メーカー側が行うことのできる転売対策も色々あります。
正直に言ってしまえば、お店でできることは限られています。
まぁ、その点に関しては後述(お店の部分で説明します)するとして
まずはメーカー側が行うことのできる対策を見て行きましょう。

・受注生産にする
受注生産形式。注文があった分だけ生産する、という方法ですね。
これだと、確かに時間もかかりますし、メーカー側にとって
手間がかかるのだとは思います。
ですが、受注生産にすれば、少なくとも、最初に欲しいと思った人たちの
手元には商品を届けることができます。
店頭での発売だと、これすらできず、発売日に買おうと、本当に楽しみに
していた人にまで、商品が行かなくなってしまいます。
受注生産そのものは、転売屋でも購入できてしまいますが、
”欲しい人に行き渡らなくなる”ということだけは阻止できますし、
転売屋から買う可能性のある人を減らす効果もあります。

・すぐに再生産する
転売屋が買い占めたあとに、再生産する方法。
最初は限定のような発表をしておいて、状況を見て
大量に生産する方法ですね。
これも簡単なことではないとは思いますが、再生産することにより
欲しい人の手に行き渡る可能性もあがりますし、
再生産の数、タイミングによっては転売屋の抱えている在庫が
価値を失い、打撃を与える可能性もあります。

・生産数を増やす
限定生産というものを作るからこそ、転売屋のターゲットに
なる商品が生まれます。
なので、生産数を増やすことも一つの対策としては有効かと思います。
出回っている数が多ければ多いほど、
プレミアはつきにくくなり、転売の対象からは外れます。
需要が多いことが見込まれる商品に関しては、
”少なすぎる数量”ではなく、”ある程度の量”を生産する工夫も
必要な時代なのかもしれません

・シリアル付きにする
限定商品にシリアルなどを刻印し、ネット販売の場合は
購入者が確認できるようにするほか、
店頭で販売する場合は、お店と連携して、購入者を確認できるようにする方法。
この方法で、転売屋の動きを抑制できるかもしれません。

スポンサーリンク

お店が出来る対策

お店が行うことのできる転売屋対策にはどのようなことがあるのでしょうか。
「売らなきゃいいじゃん」と思う方も多いかと思いますが
お店としては「100パーセント転売屋」の人以外を跳ね除けるのは
難しいです。
クレームになったり、訴えられたりという可能性も否定はできません
「99パーセント」では断れない。
悔しい、と感じる店員も居ると思いますが、本当に、お店という弱い立場では
断ることができないのです。
お店も対策はしますが、限界があります。
では、お店ができる対応にはどんなものがあるのでしょうか。

・数量を制限する
購入数量の制限。多少の効果はあります。
ただ、海外系の転売屋などは、多数のグループで来店して
大量にグループで買い占めるなどの対応をしてくるので、
この方法は完全とはいえません。
正直、他人のフリをされて来たお客様は
”怪しいな”と思ったとしても撃退するのは難しいのです。
販売時だけでなく、予約時の制限も大切になります。

・抽選での販売にする
正直なところ、早いもの順で販売すると、
転売系のグループには、一般のお客様は太刀打ちできません。
何故なら、並び始めるのが相当早いからです。
数日前から並べ!なんていうのは酷な話です。
最悪の場合、全て転売屋の手に渡る可能性すらあります。
そのため、いっそのことくじ引きでの販売にしてしまうのも
一つの方法です。
もちろん、この方法にも穴はあります。
本当に欲しい人に行き渡らない可能性も高いですし、
一部は転売屋の方のもとに行ってしまうでしょう。
ですが、”全て転売屋のものになる”という点に関しては
阻止することも可能です。

・住所確認など
転売を防止するために、高額の商品の場合、
名前や連絡先などを確認して販売する形式にする、というのも
一つの手段かもしれません。
”転売防止のため”だとか、そういう文句でも良いかもしれません。
なかなか追跡は難しいとは思いますが”威嚇”にはなるでしょう。

個人でできる対策

お客さん個人でできる対策もあります。
一人ひとりの力では、大きな流れにはなりませんが、
積み重なることで、次第に大きな力を生み出すことができるかもしれません。

・転売屋からは商品は買わない
これはとても大切なことです。
海外で売りさばかれてはどうにもなりませんが、
国内のオークションなどで販売している人が居るのも事実です。
転売屋からは買わない、これを一人ひとりが徹底することで、
転売屋の販売ルートを減らすことが可能です。
見分けがつかない場合は「定価を1円でも超えるもの」を
転売と判断すれば良いかと思います。

・情報を発信する
転売の流れによって、自分が人気商品を購入することができなかった!
という場合は、その情報をSNSなどに投稿してみましょう。
「こういうことがあって、これを購入することができなかった」と
いう悲しみの声を上げることで、転売屋に対する情報の
認知が、すこしだとは思いますが、進めることも可能です。

・先に購入する
転売屋よりも先に購入する方法。
ただし、これはなかなか厳しいです。
仕事や学校、そのほか色々な都合があると思いますし、
大規模な転売だと、並び始めるのも相当早いです。
あくまでも一つの可能性、ではありますが、
現実的にはなかなか転売屋の先に並び、数日間も
待っている、というのは厳しいことではないかと思います。
ですが、どうしても!という場合は、これも一つの方法では
あるかと思います。

こんなところでしょうか。
どれも小さな動きにはなってしまいますが、
何もしないよりは良いと思いますし、
転売屋から購入しない、という点に関してはとても大切なことです

まとめ

転売屋を完全になくす、ということは現実的に考えて
かなり厳しいところです。
メーカーの対応にも、お店の対応にも、一般の方の対応にも
限界というものがあります。
ですが、それでもそれぞれが動くことで少しずつ、転売という
行動の価値を下げることができます。

過剰な転売、これをなくすことができれば
大分変わってくるのではないでしょうか。
大事なのは一人ひとり、一店一店の行動、そして
メーカーの対策、その全てだと思います。

転売屋とは何かの記事も参考にどうぞ!

タイトルとURLをコピーしました