少子高齢化・未婚率上昇・出生率低下をどう乗り越える?現実的な対策!

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「少子高齢化」
「未婚率の上昇・晩婚化」
「出生率の低下」

これらは、全て連動している要素です。

未婚率が増える⇒出生率が下がる⇒少子高齢化、
と、それぞれ連動しているわけです。

一番最初の段階にある「未婚率の上昇」
これを、どうにかしない限り、現実的には、少子高齢化の
改善は望めません。
どんなに子育て支援をしたところで、全体の未婚率が上がれば
せいぜい、出生率の低下を少しペースを鈍らせることぐらいしか
できないでしょう。

ですが、この未婚率の上昇を抑える、ということも
現実的には非常に厳しいのも事実です。

暗くなってしまう人もいるかもしれませんが、
この少子高齢化・出生率低下・未婚率上昇を
どう乗り越えていくのかを、現実的に考えていきたいと思います。

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この流れを止めるのは厳しい

未婚率の上昇、出生率低下・少子高齢化。
この流れを止めることは、非常に難しいです。

子育て支援などが叫ばれていますし、
それはある程度効果はあるとは思いますが
それでも、少子高齢化が止まるの?と言われれば
止まらないでしょう。
突然、未婚率も上昇を続けます。

と、なるとどんなに子育て支援をしようと
効果は一時的であり、
どんなに頑張っても、未婚率・出生率・少子高齢化の進行を
少しペースを鈍らせたりすることが限度です。
仮に一時的に改善しても、すぐにまた”別の要因”によって
再びそれぞれ右肩上がりで上がっていくことになります。

子育て支援や金銭的支援だけでは、
この流れを止めることは難しいです。

非現実的な方法でしか解決できないので、解決は困難

これら3つを解決する方法はあるのかどうか。
絵空事のような方法まで含めれば、
確かにあるにはあります。

ですが、それは現実的には実現困難です。

例えば、子育て支援をしても、
先程書いたように、子育て支援は未婚率の解消には
繋がりませんから、
結果的に未婚率はどんどん上がり、
既婚者の出生数は上がっても、
未婚者が増えることにより、結果的にこれらを
改善するには至らないでしょう。
もちろん、子育て支援も必要にはなると思いますが
”それだけ”では、改善には至りません。

”経済的な理由”がよく言われますが
これに関しても、これだけを解決したとしても
難しく、
そもそも「結婚に興味がない」という層も確実に
増えているために、「お金があれば結婚する」ということには
なかなか結び付きません。
また、一つ勘違いしている人もいますが
「お金さえあれば、結婚したい人は結婚できるようになる…」と
思うかもしれませんが、これは間違いで、
経済的な支援が全体に行われれば
結局「みんなお金がある」状態になるわけですから
モテない人はモテない。
そのまま、というのが現実です。

元々結婚する気がない人、モテない人、出会いのない人。
これらはそのままなので、経済的に支援しようが、
結局、未婚率の上昇も、一時的に止まるぐらいが限界で、
また増えるでしょう。

子育て支援や経済的支援、婚活の支援…
現実的にはこれらが対策になるとは思いますが
これを全部組み合わせたところで、

”結婚する気がない人”
”そもそもモテない人”

は、結婚することはありません。

今の世の中は、娯楽の拡大、利便性の拡大、
リスクの増大(告白して問題になることも増えましたね)などから
結婚や恋愛自体を敬遠する人も増えてますから
どんなに支援しようと、どうすることもできない現実があります。

”結婚は自由”です。

する気がない人をさせるためには
「強引に結婚させる」か「莫大な報酬で釣るか」か
「大きなデメリットを与える」か、しかありませんが
そんなこと、今の世の中では絶対にできないことは
お分かりかと思います。

また、子育て支援・経済的な支援・婚活で出会いのサポート…
これらを全部”十分に”するほどのお金は行政にもないでしょうし
あったとしても、うまく機能させるほどの能力があるかは疑問です。

よって、
”未婚率”
”少子高齢化”
”出生率”
この改善は、理想論を語ることはできても、
現実的には、ペースを緩めるのが限界で
”上昇”という基本的な流れは止めることができない、
というのが答えになります。

根本的に解決するには
「非現実的な方法」しかなく、
それが出来ない以上は、未婚率の上昇、出生率の低下、
少子高齢化の解消はできない、ということを意味します。

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少子高齢化が進む前提の対策が必要

最終的な答えとしては
「少子高齢化」が進む前提で
世の中の仕組みづくりを含め、
対策をしていくことが最重要となります。

人間はロボットじゃありませんから
結婚の意思がない人が増えていたり、
モテない人が増えていたりすること自体は
もはやどうすることもできません。

結婚や恋愛を嫌悪する人も、
一定数増えています。

そのため、これも困難な道であるのは事実ですが
「少子高齢化・出生率低下・未婚率上昇」この3つは
当たり前のように起きることとして、
「それに対応した世の中の仕組みづくり」を
していくことが、唯一の対策になるのでしょう。

未婚率の上昇を完全に食い止めたりすることは、
不可能に近いです。
それこそ、漫画や映画のような
ファンタジーな方法しかありませんが
そんなことは現実にはできません。

ですので、ある程度
「諦め」と言ったら言葉は悪いかもしれませんが
「諦める」部分は「諦めて」、
子供の数が減っていく前提で、
独身者が増えていく前提で、
社会保障なども含め、いずれ、大きく仕組みを変えたり
転換していく必要があります。

これ以外の方法は、現実的にはないのではないでしょうか。

「諦め」と「撤退」は違う

「出来ることをやらずに諦める」のと
「出来ないことに見切りをつけて撤退する」のでは
全然意味が違います。

前者の場合は「もしかしたら出来るかもしれないのに」
それをやらずに諦めるわけですが
後者は「絶対に不可能なことに見切りをつけて、別の道に進む」のです。

前者の場合、難しい課題に挑むことは「勇気」ですが
後者の場合、達成不可能な課題に挑むことは、ただの「無謀」です。

達成不可能な課題は、何をしても達成不可能。
それに挑み続ければ、やがて破滅してしまうのです。

ですから、
少子高齢化・未婚率上昇・出生率低下には
ある程度見切りをつけて
「その先の未来をどう維持していくか」が
大事になります。

勿論「完全ノータッチ」も問題だとは思いますが
対策の主軸は「少子高齢化が進んだ世界で、どう仕組みを維持するか」に
シフトしていくべきでしょう。

理想論をいくら唱えようが、未婚率は上がりますし、
子供は減るのです。

現実的な対策はこれしかない

未婚率上昇・少子高齢化・出生率の減少。
これをある程度の対策で、
「少しでもペースを緩めつつ」、
「少子高齢化が進んだ社会の仕組みをどう維持するか」を
真剣に検討し、対策する。

これが、現実的な唯一の対策でしょう。

↑3つの解消は、ほぼ不可能です。
先程から書いている通り「ペースを緩める」が限界。

よって、ペースを緩める対策をしつつ、メインは
少子高齢化が進んだ世界の仕組みづくり…
と、いうことにしていくべきです。

クローンを作ったり、そういうSF的なことが出来れば
話は別ですが
日本の場合、色々問題や反対が出て、なかなか進まないでしょうし、
仮に採用されたとしても、少子高齢化がそのころにはかなり
進んでいるでしょうから、
やはり”少子高齢化後の社会をどうするか”は
考えておかなければ、破綻するでしょう。

まとめ

”理想論”は、
子供が十分に増えて社会が維持されること、
なのかもしれません。

ですが、結婚で人生の優劣が決まるわけでもないですし
結婚する、しないも自由です。
これは強制できません。

ですから、無謀な夢を追うのではなく
現実を見据えた対策が必要になっていきます。

少子高齢化はある程度諦める…
これこそが、生き残る道になるかと思います。

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