レジのお金が抜かれている可能性がある場合、店長がすべきこと。

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店員Kです!

店で、お金が消える…
そんな場面に直面したことはありませんか?

もしも、あるはずのお店のお金が足りないとき、そして
入力ミスや、渡し忘れなどでもない場合、
店長としてどのように対応すればば良いのかを書いていきます。

するべきことは、
“足りない金額の調査”
”不足している原因の調査”
“事故処理”

この3つになりますね。

どのように処理していけば良いかを
順番に見て行きましょう。

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お店のお金が無くなったらするべきこと

上でも書いたとおり、
事実の把握(足りないお金の調査)と、
原因の究明、そして、事後処理、この3つを店長として
順番にこなしていくことになります。

お店をやっていればわかると思いますが、
この”不足”、事故も含めれば
必ずいつかは起きることです。
不足が一度も出ずに居られる店長なんて居ないでしょう。
人間が会計を行っている以上は、尚更です。

では、この対処の方法とポイントを、それぞれ見て行きましょう。

まずはいくら足りないのかを確認

まずは、いくら不足しているかを確認しなくてはなりません。
稀に、増えている場合もありますが、
今回は足りない場合について書いていきます。

お店によって若干方法は異なると思いますが、
必ずレジの金額を確認するための方法があると思います。
それで今現在「データ上であるはずの数字」と
「実際にある数字」を確認しましょう。

そして幾ら足りないのかを具体的に確認する必要があります。
いくら足りないのか分からないと原因の調査のしようがないですからね。
レジの計算ミスや、そのほか入力ミスなどの可能性もありますから、その確認などについては
レジの差異の場合の原因と対処法
別記事で確認してみてください。

この記事ではその先をメインに書いていきます。

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どうして不足しているのかを調査

店長として一番大事なポイントはここになります。
「どうして、レジのお金が不足しているのか」
それを調べなくてはなりません。
↑でレジ差異の原因などについて確認して、
そこで原因が無かったのであれば、
盗難などである可能性も高いです。
つまり、誰かがレジからお金を抜いている可能性が高い、ということです。

それぞれのポイントを紹介していきましょう。

可能性としては
「外部の人間が抜いている」
「内部の人間が抜いている」
のどちらかになるでしょう。

これを、慎重に調査していきます。

・外部か?内部か?
レジのお金を外部の人間が抜くことは非常に困難です。
ただし、数分でもレジから離れているタイミングがある場合は、
その間に抜かれている可能性も否定はできません。
また、外部の業者(お店にやってくる各種業者)が抜いている可能性も。
特定の業者が来ている日ばかり、レジからお金が消える場合は
業者を怪しむ必要もあります。

・監視カメラがあれば…
カメラがあればその映像を確認すれば良いだけのことです。
お金が消滅した日に、何らかの原因があるはずです。
もしも不足が発生した日の映像に何もなければ、
盗難ではなく、計算ミスやお釣りミスの可能性の方が高いので
そちらに主眼を戻すと良いと思います。

・繰り返されるようであれば
もしもレジからお金が抜かれている(と思われる)状態が
繰り返される場合は”誰が”いるときに起きているかを
確認することである程度、怪しい人物を絞れるはずです。
特定の業者が来ている日ばかりだったり、
お金が消える日に必ずアルバイトAがいたりだとか、
そういうことです。
ただ、お金を抜く側もそれを承知しているでしょうから、
単純にこれだけを判断材料にするのはやめましょう。

・消去法で犯人を絞る。
消去法でレジからお金を抜いている犯人を絞っていく
こともできるはずです。
たとえば「お金が消えた日にシフトに入っておらず、
一度もお店にも来てない人」がお金をレジから抜くのは
不可能です。
こういった感じに、犯人を絞っていきます。

・憶測で決め付けるのはNG
私の知り合いに”憶測で盗難を疑われて解雇された人”が
居ます。その人は私は本人ではないので、100パーセントでは
ないですが、やっていない模様です(これも憶測と言えば憶測ですが)
が、憶測で盗難の罪を押し付けるのは絶対にやってはいけません。
「99パーセントコイツだろう」という場合にするべきことは
”警戒”することだけで、”確認”してはいけません。
本人に問いただすのは「100パーセント」になったときです。

・犯人が絞れたら証拠を手に入れる。
この人が怪しいな、と思った場合は、
その人をマークして(あくまでも本人に気付かれないように)
確実な証拠を突き止めてください。
証拠ないまま「お前が取っただろ」というのは、
相手がとぼける可能性もありますし、
相手がもしもお金を抜いている人物ではなかった場合、
相手に対して大変失礼です。
監視カメラでも、お金にマーキングしておいても、何でもいいです。
あらゆる手段を用いて、証拠を手に入れてください。

・特定できない場合抑止力で再発防止
もしも、誰だか特定できない上に、
確実に「抜かれている」かも分からない場合
(つまり、もしかしたらミスかもしれない場合)は、
抑止力で再発を防止して下さい。
例えば、お金が減ったことを全員に伝え、再発防止を促す、だとか
(仮に誰かが取っていたのだとしても”警戒心が上がった”と
いうことが分かれば相手も警戒します)
レジの金額を確認するタイミングを増やしたり、防犯カメラを
導入したり、手段はいくらでもあるはずです。

このような感じでしょうか。
絶対にやってはいけないこととしては、
「確証がないのに人を疑うこと」です。
疑われた相手が誤解だとしたら酷く傷つきますし、
もし犯人だとしても、証拠が無ければ逃げられてしまいます。

店長としての事後処理

レジからお金が抜かれていた場合、
店長として事後処理をする必要があります。
処理すべきことは2つです。

・不足したお金についての処理
レジのお金が抜かれた場合、その不足した金額の
処理を行います。
基本的には本部などに報告して、指示を仰ぐのが一番です。
ただ、推奨はしませんが、店長によっては、ポケットマネーで
不足金額を補ったりする場合もあるようです
(本部がブラックだったりする場合の対処、でしょうか。
ただ、原則本部への連絡をしたほうが良いです)

・盗難した当人への処理
これは、金額がいくらだったとしても、
警察に通報するようにしてください。
ただし、確実な証拠がある場合のみです
上でも書いたように「99パーセント」の時点では
何もしてはいけません。
あくまでも100パーセントになった時のみ
警察に通報するようにして下さい。
犯人が確定しているのに、通報せずに見逃すことは
店長として絶対にやってはいけません。

・再発防止
原因特定が出来た場合でも、出来なかった場合でも
上でも書いたように必ず再発防止策を徹底して下さい。
繰り返さないようにすることも、店長の務めです。

こんなところでしょうか。
店長として、しっかりと事後の対応までを
行う必要があります。

まとめ

レジからお金が抜かれている可能性がある…
店長としてはとても悲しいことですね。
ですが、しっかりと現実を受け入れて
しっかり対応する必要があります。
もしもお金を盗んだ人間が、信頼している
アルバイトスタッフさんだったとしても、
しっかりと事実として受け入れて、厳しい対応を
行うようにしましょう。

レジのお金が抜かれている可能性がある状況で放置
するのは一番やってはいけないことです。
しっかりと起きたことの現実を直視し、
それぞれの対応を行っていくようにしましょう!

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