バイトから「社員になりたい」と言われたらどう答えれば?

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アルバイトスタッフから
”社員になりたい”と言われた場合は
どうすれば良いのか。

店長や、社員として働いている場合、
時にはバイトスタッフからそんな風に
言われるような機会もあるかもしれません。

急に、そのようなことを言われた場合に
どのような対応をすればよいのか、
この点を元店長が解説していきます。

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社員になりたいバイトは一定数いる

”全員”ではありませんが、
特にフリーターのアルバイトスタッフの中には
”もし可能であればここで社員になりたい”と
考えている人も中にはいます。

社員になることを望んでいるアルバイトスタッフの中には
直接、店長や社員であるあなたに
相談をしてくることもあるかもしれません。

そんな場合に、しっかりと対応できないと
場合によってはアルバイトスタッフの不信感を
招くことにもなりかねませんので、
ちゃんとした対応をできるようにしておく、
と言うことは大切なことです。

では、どのような点に注意すれば良いのか
この点を見ていきましょう。

すぐに社員にしてあげることは難しい

現実問題、一店長や一社員の立場では、
アルバイトスタッフさんが
”社員になりたい”と言っていても
「よし!じゃあ社員にしてあげよう」なんて言う風に
行動することは難しいでしょうし、まず不可能であると思います。

もちろん、それができるならしてあげても良いとは思いますが、
まず、現実的に、”理想論のようなことはなかなかできない”ということは
覚えておかなくてはいけません。

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見込みがないなら「嘘」はつかないこと

自分が社員として働いていると、
”会社の実情”は大体ある程度理解していると思います。

”頑張ればアルバイトから社員になれる可能性はある”場合もあれば
”うちではバイトから社員になるのは困難”な場合もあるでしょう。

このうちの、前者の場合はそれはそれで良いのですが
後者の場合に関しては注意が必要で、
”見込みがないのに、見込みがあるように錯覚させる”ような言い方は
アルバイトスタッフさんにしないようにして下さい。

確かに”うちでは社員にはなれないよ”と言ってしまうと
そのバイトスタッフが”別の所に転職すること”を考え始める
可能性はありますが、
だからと言って”(見込みがないのに)頑張ればなれるよ”みたいな
ことを言い続けても、いつかは悟られますし、
余計なトラブルを招く可能性があります。

”絶対になれない”とまでは断言する必要はありますが、
”ここではなかなか難しいかもしれない”ぐらいのことは
ちゃんと伝えてあげることが大切です。

望みがあるならそれは覚えておく

アルバイトスタッフさんから
”社員になりたい”と言われた場合で、
自分の会社で”なれる可能性”が少しでもあるのであれば
そのバイトの上司にあたる店長・社員としては
”この子は社員になりたがっている”と、いうことは
覚えておいてあげると良いでしょう。

現実問題、なかなか本社に
”社員になりたがっている子がいる”みたいなことを
伝える機会はないとは思いますが、
もしも、本部の社員との間に、そういう話題になるような
機会があったり、
アルバイトスタッフを評価するような、そんな機会があったりしたら、
少しだけでも、サポートになるように、
良い評価を伝えてあげると良いと思います。

会社側も利害が一致すれば、
その”社員になりたいアルバイト”を、社員に引き上げるようなことを
してくれる可能性もあります。

私自身、”アルバイトから店長(契約社員ではありましたが)”に
なったので、そういうことが可能なのであれば
店長・社員として”サポートできる場面があればサポートしてあげる”と
良いのではないでしょうか。

ただ、当然のことながら
そのアルバイトスタッフを見ていて
”社員になりたいとは言ってるけど、仕事をしない”ような人
(つまり、問題のある人)の場合に関しては
無理にそのようなことをする必要はありません。

問題のある人は、社員にするのはやっぱり、
難しいですし
推薦のようなことをして、問題を起こされてしまったら
あなた自身にも影響が出てしまいますからね…。

社員になりたい人を長期縛るのは不可能

”社員になりたい”と願っている
アルバイトスタッフさんを、長期間、
バイトスタッフとしてあなたの職場に
置いておくことは不可能なので、
この点は諦めて下さい。

どうしても”社員になりたい”人は
あまり期間としては”長期”は期待できません。

例えば社員になれば、お店なら
別の店舗に移動したりする可能性も出てきますし、
社員になる見込みがなければ、別のバイトに転職する可能性も
あります。
また、並行して就職活動を進めていて、
それが実れば退職する可能性もあるでしょう。

当然”社員になる見込み”があっても、
時間ばかりが経過していけば、やはり”退職”という道を
選択する可能性は十分にあります。

いずれにせよ、”長い間”働いてもらうことは
基本的には難しい、ということは
覚えておいた方が良いですね。

まとめ

バイトから”社員になりたい”と言われた場合は、
可能性がないのであれば、
ある程度はそのことを伝えてあげた方が良いです。

間違っても”この会社ではバイトから社員になるのは
難しい”という場合に
”嘘”をつかないように、注意してください。

現場の店長・社員としては
確かに”アルバイトのままここにいて欲しい”というのが
自分の職場のことだけを考えるのであれば
そうなるとは思うのですが、
アルバイトにもアルバイトの人生がありますから、
このあたりは小細工をせず、正々堂々と
向き合っていくことが大切です。

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