バイトから「パワハラ」だと言われたら?取るべき行動は?

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自分が店長や社員として、
アルバイトに指導する立場で働いている場合、
アルバイトスタッフから”パワハラ”だと指摘を
受けてしまった場合には、
真摯に受け止めてしっかりと対応していく必要があります。

もちろん、理想としてはバイトスタッフから
”パワハラ”などと言われてしまう前に、
自分自身でしっかりとそうならないように考え、
バイトたちと接していくことが大事になりますが、
それに気づかず、バイトから指摘を受けてしまったり、
気を付けているつもりでも、バイトから”パワハラ”だと
言われてしまった場合には、
しっかりと対処していく必要があります。

”パワハラ”とバイトから指摘された場合に
どうするべきか、対応のポイントを解説していきます。

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真剣に自分の行動を見つめ直し、考えること

まず、アルバイトスタッフからパワハラだと
指摘を受けた場合、
「うるさい!」みたいに逆ギレするのではなく、
その言葉自体はしっかりと受け止めて、
自分の行動をしっかりと思い返してみて、
考えることが大切になります。

パワハラだと言われたのにも関わらず、
何も反省することもなく
そのまま今まで通りの接し方を続けたり、
最悪の場合、逆ギレしてそのバイトスタッフの扱いを
悪化させたりすれば、いずれは大問題に発展するでしょう。

”先に指摘されただけ”ありがたいと受け止め、
しっかりと反省・対応していく必要があります。

自分にそのつもりがなかったとしても…

バイトスタッフに対する行動が”パワハラ”かどうかを
決めるのは”自分”ではなく、
”相手”…つまり、アルバイトスタッフの方です。

その点を絶対に忘れないようにしてください。

時々、パワハラを指摘された際に
パワハラをしている側の人間の方が、
「こんなのパワハラじゃないだろ」などと言う人もいますが
それを決めるのは自分自身ではなく、
される側と、第3者です。

勿論、パワハラされていないのに「パワハラだ!」という人も
いるとは思いますが、
それでも、パワハラかどうかを決めるのは自分自身ではなく、
”されている側の人間”と、”二人のやり取りを見ている第3者”になりますので、
この点は勘違いしないようにしてください。

”パワハラされていないのに、パワハラだと嘘をついている”人間は、
第3者が「これは流石にパワハラとは言わないよ」と、
そういう風に止めてくれると思いますし、
事実なのであれば周囲も含めて「これはどう見てもパワハラ」と、
そういう判定が下されることになるでしょう。

少なくとも自分の行動がパワハラかどうか決めるのは
自分ではない、ということは覚えておきましょう。

自分にそのつもりがなかったとしても、
やられた側と、周囲の人間が、あなたの行為をパワハラだと感じれば
パワハラになるのです。

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まずは謝り、反省すること

後述する”例外”の部分を除いて、
パワハラだと指摘を受けたら、
まずは言い訳をしたり、逆ギレをしたりせずに、
しっかりと謝るようにしてください。

その上で、自分のどのような行為がいけなかったのか、
どのように改善するかをしっかりと考え、
改善するようにしてください。

謝って、反省して、改善する。
このステップを直ちに踏むことが重要になりますので、
パワハラを指摘されてしまった場合には
なるべく早く、しっかりと自分自身の行動を
そのバイトスタッフさんにも伝わるように”変える”ように
して下さい。

これができないと、大きな問題に発展する可能性もありますし、
自分自身にためにも、アルバイトスタッフさんのためにもなりません。

冗談や、逆ギレの場合は例外

アルバイトスタッフさんから”パワハラですよ?”と
言われた場合でも”冗談”の場合もあります。
本当は相手もパワハラだと思っていないけれど、
ネタでそう言っているだけ…という状態ですね。

この場合、”本当に冗談なら”当たり前のことですが
あなたはパワハラをしていないわけですから、
気にする必要はありません。

その場の会話の空気や、
普段の自分の行動、相手の雰囲気などから
冗談かどうかは、ほぼ分かると思いますので、
冗談でパワハラと言われた場合については
特に何もする必要はありません。
むしろ、バイトが冗談で店長や社員に”パワハラですよそれ笑”みたいな
ことを言える環境は、職場の環境としては
良い環境と言えるでしょう。

ただ、注意点として”冗談と思い込む”のはダメです。
この点の分別はしっかりとつけるようにし、
もしも判断できないのであれば後述のポイントも参考にして下さい。

また、逆ギレでパワハラと言われた場合
(バイト自体に大きな問題があり、注意したら逆ギレでパワハラ扱いされたなど)に
ついては臆することなく(バイトに問題があっても、本当にパワハラ的な行為を
している場合はNGです)、しっかりと対応するようにしてください。

稀に、素行不良のバイトスタッフの中には
”普通に注意されただけ”で、「あ!パワハラだ!」みたいなことを
騒ぎ出す問題児もいるにはいます。
しかし、周りはちゃんと見ていますから、
こういうケースの場合は委縮せずにしっかりと対応を
行う様にする必要があります。

自分では判断できない場合は…

もしもパワハラと指摘された際に自分自身で
どうしても判断できない、という場合に関しては
第3者に意見を聞いて見るのも良いでしょう。

パワハラと指摘してきた相手に”どこがパワハラと感じたのか”
聞けるのであれば聞いて見てもよいです
(ただし、相手を委縮させるような聞き方は絶対にしてはいけません)

その上で、同じ職場の他の人間に聞いたり、
プライベートの友人や家族などに意見を求めるのも良いと思いますので
”どうしても自分で判断できない”という場合は、
周囲に意見を聞いて見ましょう。

この時に注意すべき点は
”相手から忖度された意見”を聞いても意味がないので
しっかりと相手に思っていることを言ってもらうこと
(なので、できればあなたに何でも言えるような間柄の相手が良いです)
自分自身が相手に状況を説明する際に
話を盛ったりせずに”どういう接し方をした結果、パワハラと言われたのか”を
ちゃんと説明すること、などには注意が必要です。
(自分に有利な作り話をして、相手の意見を求めても意味がないですからね)

第3者からもパワハラだと言われた場合は
自分がそう思わなくても”その考えが間違っている”ということは
素直に認め、直していきましょう。

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絶対にしてはいけないこと

パワハラだと指摘された際に絶対にしてはいけないこととしては、

・逆ギレすること
・何の反省もせずにそのままの振る舞いを続けること
・仕返しや嫌がらせなどを行うこと
・本人のシフトを減らしたり解雇すること
・パワハラだと言わせない空気を作ること

などになります。

こういった行為をしていると、最終意には
本部や外部に通報されたり、ネット上に晒されたり、
バイトが急にばっくれをするようになったり、
最悪の場合は、追い詰められたバイトスタッフさんに
自分自身が傷付けられるような事態が起きる可能性も
十分にあります。

パワハラだと指摘された場合、
それが事実かどうかはさておき、
自分自身の行動をしっかりと見つめ直す、ということは
大切になります。

まとめ

パワハラだと指摘された場合は
自分の行動をしっかりと見つめ直し、
改善していくようにしましょう。

本来であれば、そもそも指摘
されないように元々振る舞うべきですが
それでもパワハラと言われてしまった場合は、
今なら”まだ”間に合うかもしれませんから、
しっかりと対応していくようにして下さい。

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