早く仕事を終わらせると損をする?冷たい世の中のしくみ。

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

この世は、仕事が早くても、あまりメリットはありません。
自分が社長だったり、自営業だったりする場合は、話は
別ですが、そうでない場合、あまり、仕事を早く終わらせる、
ということにメリットはないのです。

もちろん、早く終わらせた方が一生懸命さは伝わりますし
頑張っているのも事実でしょう。

ですが、それはきれいごと。
早く終わらせれば終わらせるだけ”損をする”のが世の常、
時間内に仕事を終わらせることはもちろん、大切ですが、
あまりにも早く終わらせすぎると、結局損をすることになってしまいます。

スポンサーリンク

早く仕事を終わらせるということ…

仕事を早く終わらせるということでは、悪い事ではありません。
ちゃんと、仕事内容がしっかりと片付いていれば、
それは良い事です。

ですが…一生懸命頑張って、仕事を早く終わらせたとしても
”リターン”がないのが、この世の中。
自営業や企業のトップなどであれば、仕事を早く終わらせれば
その分、時間が空いて、次の仕事に取り掛かることもできます。

が、雇われの立場だとそうはいきません。
その冷たい現実と、賢い生き方を紹介していきましょう^^

仕事を早く終わらせても、早く帰れない

仕事を早く終わらせれば、早く帰れる…
で、あればモチベーションが上がる人も多いでしょう。
ですが、そんなシステムになっているところはほとんどないでしょう。

大半の仕事は早く終わらせても、定時まで帰ることは
出来ないでしょうし、
最悪の場合、仕事を早く終わらせたはずなのに、
残業までさせられる会社もあります
(もっと酷いとその残業がサービス残業という…)

早く終わらせれば終わらせた分、早く帰れる…
そういう仕組みになっていない会社や仕事が
ほとんどなのが、現実だと思います。

スポンサーリンク

早く終わらせれば仕事が追加される

仕事を早く終わらせる、ということは、その分早く帰れる…
なんてことは、ザンネンながら、上でも書いたように、ありません。

それどころか、仕事を早く終わらせた分
”新しい仕事”が追加されていくのがこの世の中です。

仕事を終わらせたのに、新たな仕事が増やされる。
そして、理不尽なことに、
”その追加された仕事”を終わらせることが出来ていないと、
その仕事が終わっていないことを責められる…
それが、この世の中です。

早く終わらせても仕事が増やされる…
もちろん、それに見合うリターンがあれば、
仕事を早く終わらせる人も増えるでしょうけれど、
リターンが無いのです…。

ノルマなどが増えてしまい苦しむことになる

仕事を早く終わらせる…ということを続けていると、
評価は確かに上がります。
ですが、”過剰評価”されるようになります。
過剰評価されるとどうなるか…。

残念ながら”ノルマ”が引き上げられてしまいます。
つまりは、最初から与えられる仕事量が増えてしまう、
ということです。
会社側は、”素早く仕事をする”人に対して、
“この人ならこれぐらいできるだろう”と高望みをするように
なっていきます。

その結果、他の人よりも多くの仕事を最初から要求されるように
なってしまうのです。
仕事を素早く片付ければ片付けるほど、要求される仕事が
増えていき、
その結果、普通の人よりも多い仕事をこなすハメに
なってしまうのです。

私の場合、個人ではありませんが、
お店単位でこういうことはありました。
お店で月刊ネット販売のノルマを素早く達成したところ、
「ノルマを更新しました」などと言われて、
さらにノルマを引き上げられてしまいました。

しかも、理不尽なことに、
”当初のノルマは達成しているのに”、
上層部から「お前の店はノルマ未達成だ」などと
叱責を受ける始末。
「あの…ノルマは既に達成したのですけど」といえる
雰囲気ですらなく…。

本来、評価されるはずの”素早い仕事”が正当に
評価されない。
仕事すればするほど、早い段階でノルマを達成すればするほど、
何故だか知りませんが、不利になっていく仕組みに
なっている会社が多いのです。

素早く仕事しても増えるのは仕事だけ

上で”仕事を早く終わらせてもリターンが無い”と
書きました。
リターンが無い、というのは、つまりそれに見合った
“ボーナス”が無い、ということです。

日本において、一部の会社を除き、
ほとんどの会社では
どんなに早く仕毎を終わらせても、給料が増えるようなことも
ありませんし、ボーナスの査定などに正当に反映されることも
無いことが多いです。

さらには、上でも書いたとおり、仕事を素早く
終わらせても、早く帰れる、ということはありません。
余計な仕事を増やされるだけであり、
早く終わらせても”何のリターンもない”のが現実です。

もちろん、全ての会社がそうではありませんが、
そういう会社も多いです。
私の勤務していた会社も、そういう会社でした。

スポンサーリンク

“適度”にやるほうが賢い

一生懸命働く…それは良いことです。
ですが、本当の意味で賢く生きるのであれば
“適度に働く”ほうが、はるかに賢い道なのです。

会社において、与えられた仕事を期限までに
しっかりと終わらせて、その仕事の出来栄えも
きちんとしていれば”評価”されます。
それを無難にこなしていき、
会社内での態度などにも問題がなければ
順当に出世も可能でしょう。

仕事を期限ピッタリで終わらせれば、
ノルマを上乗せされるようなこともありません。
これが、世の中において、ある意味では一番
賢い生き方です。

例えば、仕事を期日よりも大幅に早く終わらせれば
追加されるのは”仕事”だけです。
それとノルマの引き上げ。

ほとんどの場合は、自分の給料が増える!なんてことは
絶対にありませんし、
仕事が早く終わった分、早く帰っていいぞ!だとか、
のんびりしていていいぞ、なんてことはありません。
ほぼ確実に新しい仕事を押し付けられるでしょう。
しかも、”それが当たり前”になってしまうのも怖い所。

最初は”早くて優秀だなぁ”みたいな感じになったとしても、
次第に”君ならこれぐらい余裕でしょ?”みたいな感じに
なっていってしまう…
恐ろしい世界なのです。

また、逆に仕事が期日に終わらないのは別の意味で問題です。
単純に、仕事の期日を守れない人間として、評価を落としますからね…。

見返りがなければ生産性は上がらない

要求するだけ要求して見返りがない。
それじゃ、使われる側のモチベーションが上がらないのも当然でしょう。
確かに、一部の会社は早ければ早いほど、正当に評価されていくような
ところもあるでしょう。
しかし、多くはそうではありません。

早く作業を終わらせれば終わらせるほど
損をする…
真面目な人間ほど損をする…
そんな風なシステムになっているところも多いのです。

結局のところ、無難に仕事をしている人間の方が
最終的に得をしたり、
仕事を早くしている人間が損をしたりすることもあります。

私も、ノルマを素早く達成して、ノルマ引き上げをされて、
何故か、ノルマ未達成の店よりも達成率が悪い扱いにされて
叱責されたことがあります。

こういうことされると、”無難”にやるのが一番だ。
ということになってしまいます。
それが、生産性を上げる要因の一つになっているのは
間違えないでしょう。

まとめ

素早く仕事を終えても、何も評価されず、かえって損をする…
こんな状態は”異常”と言わざるを得ないでしょう。
難しいとは思いますが、少しずつでも改善していくべきなのでは
ないでしょうか。

今時点では、一番賢いのは
”仮に早く終わったとしても、終わったと言わない”ことです。

向上心がないなぁ、と思われるかもしれませんが、
雇われている人間は会社のためのロボットではないので、
リターンが無ければ、そうなってしまうのも、当然の流れかと思います。

タイトルとURLをコピーしました