職務放棄の原因とは?放棄を生み出す元凶を知る!

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職務放棄…

その名のとおり、
与えられた仕事を放棄してしまうことです。

これは、仕事上大変大きな損害になりますし、
与えられるダメージは非常に大きいものになります。

もちろん、職務放棄してしまった本人に対しても
思い責任がのしかかることになりますし、
職務放棄されてしまった会社側に関しても
大きなダメージを受けることになってしまいます。

しかしながら、普通の会社であれば基本的には
こういうことは”起こりにくい”はずです。

職務放棄を生み出してしまう原因とは何か。
それについてお話をしていきたいと思います。

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原因を知り、対策する

職務放棄が起きてしまう原因は何か。
その原因となりうる要素を知っておくことで
それが発生してしまう可能性を下げることは可能です。

職務放棄して会社から逃げ出す本人にとっても
後味の悪いことだと思いますし、
当然、職務放棄される立場の職場にとっても
ダメージは大きく、気持ちの良いことではないかと思います。

ですので、出来る限りそういったことが発生してしまわないように
上司や、会社側に関しても
しっかりと日頃の対応などを考えておく必要があるのです。

では、どのようなポイントが
職場放棄の原因になってしまうのでしょうか。

上司の厳しい叱責

上司の厳しすぎる叱責。
これは、職務放棄の原因の一つになります。

上司からきつく何かを言われたり、
理不尽な叱りを受けたり、
パワハラを受けていたり…

こういうことは職務放棄の原因の一つになります。
上司自らが職務放棄の原因を作り出してしまう、
というパターンですね。

こうなってしまわないためには、上司自身がしっかりと
部下との距離感について考えて
対応をしていく必要があります。

特に、昔ながらの考え方を持っている人は注意です。
厳しい叱責が部下のことをってのことだったとしても、
結果的にそれが本人を追い詰めてしまい、
最終的には職務放棄ということに繋がってしまうのです。

ゆうパックの失踪事件なども以前
ありましたが、これも上司とのやり取りなども
原因の一つになっているようでした。

もちろん、本人の気持ちの問題である部分も
ありはしますが、少なくとも上司として
こうならないように、配慮する必要はあるでしょう。

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職場いじめ

上司がどんなに良い対応をしていたとしても、
職場内でいじめがが起きていたりする場合、
本人がどんどん追い詰められていってしまう
可能性が考えられます。

いじめを受けていると当然、
本人にとっては非常に辛い日々になります。
そのうち、我慢の限界を超えてしまえば、
職務放棄をし、そのまま姿を消してしまう可能性も
十分にあります。

この点に関しては現場の責任者が
職場いじめにいち早く気付き、対応を行う必要があります。
いじめによって逃げ場をなくしてしまった社員が
最後に選ぶ道は何か。
それは”会社から失踪すること”である可能性も
十分に考えられます。

過酷すぎる勤務体型

会社の勤務時間が過酷すぎる。
これは、体力的にも精神的にも人間を追い詰める行為です。
サービス残業をさせている会社は論外ですが、
サービス残業なしでも、あまりにもその時間が
長ければ、人間など、簡単に追い詰められてしまいます。

これは、社員やアルバイトスタッフが最終的に
職務放棄というかたちで姿を消す原因の
一つになってしまう行為です。

人間はロボットではありません。
誰にでも限界というものがあります。
その限界を超えるような勤務をさせれば
当然のことながらどんどんその人間は
追い詰められていくことになってしまいますし、
最終的には会社を突然辞めて逃げ出すぐらいに
追い詰められてしまうこともあります。

そこまで社員にさせてしまうほど働かせてしまった…
これは、会社側の大きな責任であると思います。

本人が大きなミスをやらかした

本人が大きなミスをやらかした場合。
これも職務放棄して失踪してしまう原因の一つに
なりかねない事態です。

もちろん、ミスをした本人は、そのミスに対して
反省はするべきですし、そうしなくてはいけませんが、
そのミスから抜け出せずに引きずってしまい、
結果的にそのまま姿を消してしまう、ということに
なってしまう可能性もあります。

ミスについて、必要な叱責は行うべきではありますが
必要以上に叱責をすることによって
本人を追い詰めてしまい、最悪の場合は
そのまま姿を消したり、職務放棄に発展したりする
可能性もあります。

この点については、ミスについてしっかりと叱ること、
それに付け加えて、ちゃんと精神的なフォローなども
しておくことが大切になります。

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仕事内容の問題

仕事内容的な部分が苦痛となり、
逃げ出す人も居ます。
適正のない仕事をやらされ続けたり、
あまりにも仕事内容が本人の能力に見合っていなかったり…
そういったことは本人を追い詰めていくだけであり、
結果的にはマイナスになってしまいます。

そうなってしまわないためにも、
本人と仕事がしっかり合っているかどうか、
一個人に対して責任が重くなりすぎていないか、
という部分はしっかりと上司や会社側が確認をし、
無理な重圧を本人に与え過ぎないように
しなくてはなりません。

仕事内容が重すぎれば、次第に本人も
肉体的な疲労や精神的な疲労が貯まっていき、
最終的には”逃げ出す”という選択肢に
辿り着いてしまう可能性も十分にあります

本人の人間性の問題

もちろん、会社や上司だけに原因があるとは限りません。
本人の人間性の問題が原因である可能性もあるでしょう。

例えば、面倒くさい、という理由だけで
アルバイトをバックレしたりだとか
そういう人は、会社や上司側ではどうにもできないような
ケースがあるのも事実です。

もちろん、居心地の良い職場作りをすることで
こういった人がバックれる可能性を少しでも
減らすことは可能ですが、
それでも、100パーセント減らすことが
できるわけではありません。

場合によっては、どんなに良い環境づくりを
していても、バックレする人は
ザンネンながらいるかと思います。

こればっかりは本当にどうすることもできません。

職務放棄の原因を作らないために…

職務放棄の原因を作らない為には、
やはり、会社や上司側が、出来る限り
良い環境を作るようにすることです。

良い環境、と言っても、別に必要以上に
もてなしたりしろ、という意味ではありません。
最低限の環境を整えましょう、という意味です。

今の時代、この最低限の環境すらも
整備できていない職場が多すぎます。
そのような環境であれば
職務放棄が発生しやすくなるのは確かでしょう。

特に、職務放棄が頻発しているような会社は
普通ではありません。
必ず会社・職場の側に原因があります。
個人の問題であれば、そんなに頻発することはありません。

もしも何度も何度も繰り返し職務放棄が発生しているのであれば
その原因は会社側にある可能性が非常に高いので
しっかりと自分たちの行動を見つめ直し、原因となる
要素を取り除かなくてはいけません。

「最近の若い者は」などと、言い訳をしていては
何度でも職務放棄は繰り返されるでしょう。

まとめ

職務放棄の原因は
何も、本人の問題だけではありません。
これまでにも書いてきたとおり、本人以外の部分が
原因になってしまうこともあるのです。

会社や上司などなど、そういった人たちが
作りだす環境によっても
大きく職務放棄が起きる可能性を高めてしまうのです。

そんなことになってしまわないためにも
しっかりと自分たちの行動を考える必要がありますし
サービス残業の強要だとか、職場いじめだとか
そういった”負の要素”をなるべく排除していくことも
大切なポイントの一つになるのです。

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