退職の切り出し方!トラブルなく退職を伝える際のポイントとは?

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”退職”をすると決心した場合は
正社員でもアルバイトでも、それを上司に
伝えなくてはなりません。

ですが、なかなか退職を言いだしにくい!ということは
実際にあるかと思います。

が、退職する意思を固めたのであれば、
”いずれは言わなくてはならない”ことです。

退職の意思を伝えることなく姿を消せば、
それは「ばっくれ」ですし、
特に正社員である場合、ばっくれしてしまっては大問題に
なることもあるでしょう。

今回の記事では、退職の切り出し方について、ご案内していきます。

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退職を伝える際のポイント

「会社を、辞めようと思います」
「アルバイトを辞めようと思います」
これを、伝えると言うことは、案外、勇気がいるものです。
もちろん、サクッと言えてしまう人は、それはそれで良い事なのですが
なかなか言えない…という人も居るでしょう。

が、上でも書いた通りに、何も言わずに辞めることはできません。
そのため、最後には必ず伝えなくてはいけませんし、
退職したい、と伝えたその日に退職できるわけではありませんから、
その点には注意しておかなくてはいけません。

それでは、退職を伝える際のポイントについて書いていきましょう。

一度言いだしたら引き返せない

まず、自分が本当に退職してしまって良いのかどうか。
これを、しっかりと考える必要があります。
一度、言いだしてしまったらもう後戻りはできない、
そのつもりで、後悔しないように決断して下さい。

後から「あ、やっぱり退職しません!」では
もう手遅れになっていることもあると思いますし、
仮に、会社から引き留められたり、やっぱり退職しません
というのが通用したとしても、会社側に
「この人は一度辞めたがっていた」ということは
伝わってしまいます。

そうなってしまえば、後々の仕事に影響が出る可能性もあります。
そのため、退職を言いだす前には、まず”本当にそれで良いのか”と
言うことをしっかりと考えておくようにしましょう。

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時間に余裕を持って伝える

なかなか言い出しにくい、というのもあるかもしれませんが、
退職は時間に余裕を持って伝えるようにしましょう。
くれぐれも、ギリギリになってしまわにように注意です。
例えば、先に転職先が決まっていて、ある程度いつから
働きだすか、などが決まっている場合は、なおさら早めに伝えることです。

会社側も、すぐに、はいそうですか、とはならない場合もあります。
〇月まではいてくれ!だとかそういうこともあるでしょう。
もちろん、断固辞めます!ということもできはしますが、
そうなってしまうと円満退職はできなくなってしまいますから、
そういった部分では、注意することが必要です。

退職は法律上、14日前までにとされていますが、
契約(月給や年俸)だとか、会社の就業規則(一応、法律が優先されます)だとか
で色々異なる場合もあります。
会社ごとに異なるので一概に答えは言えませんが、
なるべく早く上司に伝えておいた方が良いのは確実です。

どのように伝えれば良いの?

まず、自分の直属の上司に伝えることです。
人事部に直接言いに行ったりだとか、そういうことはしなくて構いません。
話をするときには、他の人が見ているところで堂々で、ではなく、
「少しお話よろしいでしょうか?」だとか
「ご相談があるのですが…」のような表現で、あまり周囲には知れ渡らない
場所でお話するのがポイントになります。

上司に言うタイミングとしては
「上司の手が空いているとき」もしくは「仕事の終了後」「昼休み」などの
タイミングがベストになるかと思います。

上司が忙しくしているタイミングだったり、
自分の仕事が忙しいタイミングだったり、
上司が不機嫌なときだったり、そういうタイミングに言いだすことは
避けた方が良いでしょう。

上司の顔色をうかがう、ではないですが、
一番話を聞いてくれそうなタイミングに話を切りだす、というのが
ベストな選択であるかと思います。

優柔不断な態度はNG

退職を切りだす時に、優柔不断な態度は見せないようにしましょう。
強硬的になれ、と言うわけではなく”優柔不断”がダメだと言うことです。
「辞める」ということははっきりと決断した上で、
お話をするようにしましょう。

その上で、会社から「あと〇か月はいてほしい」だとか
そういうお話が合ったらある程度譲歩するなどしながら
話を進めていくようにすると良いかと思います。

”辞めようかどうか迷っています”だとか、
上司から説得されて”う~ん、どうしようかな~?”みたいな
態度はとってはいけません。
あくまでも辞める、ということだけに関しては
強い明確な意思を持ったうえで、相談するようにしてください。

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退職理由を考えておく

退職理由もしっかりと考えておく必要があります。
「この会社ではやっていけないと思ったので」だとか、
マイナス方向の理由だと、円満に退職できなくなってしまう可能性も
ありますから、しっかりとした理由や、場合によっては
作り話なども交えていく必要があるかと思います。

相手にマイナスイメージを与えるような理由はなるべく避けて
円満に退職できるような理由を上手く考えておくのが
一番、スムーズに退職できるのではないか、と思います。

転職、病気、家族の都合、スキルアップのため、などなどの
理由を用いて、なるべく会社を批判するような理由や
この仕事が好きじゃないので、だとかそういう理由は
避けるようにした方が、スムーズです。

時期を考えるのもポイント

やむを得ない場合は仕方がないですが、
退職の時期を考えることも、1つのポイントになります。
忙しい時期だとか、何かを任された直後だとか、
自分が欠けてしまうと、大変なことになる業務の途中だとか
そういった時期はなるべく避けるようにしましょう。

ある程度落ち着いているタイミングに
退職を切りだすのが、一番ベストなやり方だと思いますし、
会社側にとっても、自分にとっても退職させやすい、しやすい状態に
なるかと思います。

もちろん、1年中いつでも忙しいような会社の場合は
どこかで言いださなくてはなりませんが、
退職に向けて動き出すのは、ある程度、少し余裕のできる時期に
した方が、親切ですし、退職の話し合いなども、スムーズに進むのではないかと
思います。

譲るべきところは譲り、譲らないところは譲らない

話合いをするときは、
全て自分の意見を押し通すのではなく、ある程度会社の意見を
反映することは大切です。
譲歩するべきところは譲歩して、譲らないところは譲らない、
ということですね。

多少の相談には応じても良いと思いますが
「退職を考え直してほしい」だとか、そういう部分に関しては
「硬い意思がある」ということを示すあめにも、迷うようなしぐさを
見せることは逆効果です。

またいつまでも「あと何か月」みたいに引き延ばしを
してくるようなケースもあるようです。
そういったものを全て相手にしていると
いつまでも退職できなくなってしまいますから、
引き伸ばしが酷い場合は、ある程度のタイミングで
バッサリとするべきではあります。

代行サービスも選択肢の一つ

現代では退職代行サービスというものも
ありますので、そういったものも選択肢の一つになります。

ただ、退職代行の中にも悪質な業者はいますし
お金がかかりますから
できることであれば自力で退職できるのであれば
それに越したことはありません。

もしも、どうにもならない場合は
そういう選択肢もある、ということは
覚えておいても良いと思いますが
もしも利用する際には慎重に利用するようにしましょう。

まとめ

退職の際になかなか言い出せない、という気持ちは
分かります。けれども、最後には言いださなければ前には進めませんから、
なるべく早い方が良いかとは思います。
タイミングや言い方などに気を付けて、
優柔不断な態度にならないように気をつければそれほど難しい事ではありません。

緊張する場面ではあると思いますが、
ちゃんと伝えなくてはいけないことですし、
退職や転職をするのであれば、避けられないことですから、
しっかりと伝えるようにしていきましょう。

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