サービス残業を無くすためには?世の中からサー残を消し去る方法

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サービス残業。
忌々しい言葉ですよね。

元々ブラック企業で働いていた私にとっても
とても忌々しい言葉です。

最近では裁量労働だとか、
働き方の改革だとか言っていますが、
まずは「サービス残業を途絶」して欲しいと思うのが本音です。
それこそ、働き方の改革ではないでしょうか。

この世からサービス残業と言うモノを無くす。
いきなり壮大なお話ですが、
今回はこれについてお話していきます。

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サービス残業を絶滅させるには?

サービス残業…
残業代の支払われない残業…
まぁ、綺麗な言葉にしてますが、要は会社による違法行為です。
サービス残業などといえば聞こえは良いですが
実際のところは会社によるボランティアの強要、というところでしょう。

サービス残業がなかなか減らない背景には
色々なものがあると思います。
それは「みんながやっているから大丈夫」という企業側の考え、
そしてサービス残業が無いと会社が潰れてしまう、という
必要悪としての存在感。
さらには労働者側の諦め(みんなやってるから仕方ない…)などでしょうか。

また、サービス残業に対する罰則が甘すぎることも
原因となっていると思われます。

では、サービス残業という社会の毒ともいえるシステムは
どのようにして、排斥することができるのでしょうか。

現実的な考え

サービス残業を社会すべてから消し去ることは
あまりにも非現実的です。
本当は存在してはいけないものではあるのですが、
完全になくす、ということは現実的には困難でしょう。
感覚があまりにも麻痺してしまっていますからね…。

ただし、なるべく減らしていくこと、
会社単位で「うちはサービス残業はない」というように
社会全体からサービス残業を消し去ることは無理でも、
サービス残業を減らしていくことは可能だと思います。

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サービス残業は罪という意識を持つ

まずは会社側、経営者側が考えを改めることです。
もちろん、社員をコマ程度にしか思っていない経営者も
居ますから、そういう人は救いようがありません。

ですが、少しでも使われている側のことが分かる経営者の方であれば
今すぐにでもサービス残業という概念を会社から無くすべきです。

もちろん、現場レベルなど、経営者が知らない場所で
サービス残業が行われている可能性も高いです。
中間管理の人間たちが報告を上げなければ分からないですからね…。

なので、経営者としても、自分の会社に、サービス残業が
蔓延していなかどうか、しっかりと配慮する必要があります

サービス残業を正当化しない

時々、無理やり理由をこじつけて、サービス残業を正当化しようと
する人まで存在します。
例え、いかなる理由がそこに存在していたとしても、
サービス残業が正論になることはありません。

「サービス残業が無ければ、会社は潰れてしまう!」なんて
言う人も居るかと思います。

ですが、それは勘違いも甚だしい発言です。

「サービス残業が無ければ会社は潰れる」
つまり、賃金がちゃんと払えないと言うことを意味しています。

要は、そんな会社、もう終わっているのです。
実質上は潰れている。

社員の人生を守るためにサービス残業してもらって
業績を維持している、みたいなきれいごとを言う人も居るかもしれません。
ですが、終わりは終わりです。
賃金も払えないような会社に未来はありません。

社員を守る為だろうと、何だろうと、
サービス残業は一種の犯罪行為です。

それに、そういう問題では無いですが、あえて書くのであれば
上層部だけ贅沢したりしてませんか?
経営者サイドは、ちゃんとサービス残業してますか?
下に求めるなら、まず自分が率先してサービス残業しなくては
なりません。

もしも経営者サイドだけ贅沢をして、社員にサービス残業を
課しているのであれば話になりません。
そういう人は一人で事業をやれば良いのです。
会社の経営サイドに回る資格が最初から無かったのでしょう。

仕方ないものだと諦めない

労働者側の態度も、サービス残業というものを蔓延させた
原因になると思います。
労働者側も現在では、少なからず
「サービス残業は仕方がないもの」という意識が芽生えている人も
多いかと思います。

公務員の知り合いでさえ愚痴を言いながらも
サービス残業しているぐらいですからね…。

ですが、これは仕方がないものではありません。
完全な会社側の落ち度です。
サービス残業は違法である、ということを働く側も
改めて再認識し、
Noといえるサービス残業は確実にNoと言わなくては
いけません!
(ただ、Noと言わせないような空気があるのも
残念ながられっきとした事実です)

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サービス残業の厳罰化

現在のところ、サービス残業に対する罰則が甘すぎです。
お子様カレーみたい。

一応法律上罰則は存在するのですが
6か月以下の懲役、30万円以下の罰金という罰則です。
何ですかこれ?
イージーモードか何かですか?笑

こんな甘い罰則じゃお話になりません。
もっと、もっと厳罰化が必要です。

サービス残業の横行は、労働者の人生をも変えてしまう
危険性を抱えています。

過労で倒れてしまう人の原因の一つが
この”サービス残業”にあるでしょう。
サービス残業が無くなり、残業代を企業が必ず払わなければいけなくなれば
企業側も人件費で苦しくなるでしょうから
一生懸命残業が減るような仕組みを作るでしょう。

しかし、今はそうではない。
残業代を削るための努力も、サービス残業の存在によって
企業はサボってしまうのです。

本当に極論を言えば、
サービス残業をさせた会社は、会社としての資格を
はく奪され、廃業に追い込まれるぐらいのことを
しなくてはならないと思います。
そうでなければ、サービス残業を無くすことなど夢のまた夢でしょう。

現状”言っても聞かない”会社がほとんど。
そして”取り締まる気もない”関係機関。

まるで、持ちつ持たれつの関係になっているかのようです。

勿論、サービス残業をさせた時点で廃業、なんてことをすれば
社会的影響が大きすぎるので無理でしょう。
例えば超大手の会社がサービス残業をさせていた⇒法に基づいて強制倒産
なんてことになれば、企業の規模によってはパニックになりますし
失業者も出るでしょう。

ですから、そんなことはできないのは事実だと思います
(まぁ、それでもサービス残業で取り締まられる企業が居る前提で
考えてる私も、サービス残業に毒されているのかもですが)

ただ、厳罰化は必要です。
会社に極力影響を与えないようなシステムが。
少なくとも、今の懲役や罰金では甘すぎです。

辛口にまで進めとは思いませんが
中辛ぐらいには進むべきではないでしょうか。

経営者個人に思い罰を与えるべきです。
経営者個人と、サービス残業を指示した人間、関与した人間に
対する厳罰化。
これが急務ではないでしょうか。

怠慢による蔓延

サービス残業が無くならないのは”怠慢”です。

罪の意識を持たない経営者。
本腰を入れて取り締まろうとしない労働基準監督署。
現実に起きている問題に向き合おうとしない法律。

これらすべての怠慢がサービス残業を蔓延させています。

サービス残業は駆除しなくてはならない害虫です。
害虫は放置すれば増えます。
サービス残業が増殖する前に、駆除すべきです。

まとめ

サービス残業は必要悪などではありません。
ただの違法行為です。
経営者側も働く側も、これはしっかりと認識する必要があります。

労働力を求めるのに対価は支払わない。

おかしいことだと思いませんか?

もしも、サービス残業が正しいことだと
心から思っている人がいるのであれば、
普通じゃありません。

サービス残業は”違法”です。
そして、完全な黒、悪です。

サービス残業などという行為を
擁護する余地は全くないはずです。

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