テナント退去の際の注意点!その日すぐに退去できるわけではない!

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店員Kです!

賃貸でお店を経営していた場合、
お店の閉店にも、色々な手順が必要になります。

いきなり「明日出ます!」と声を上げれば、
出られる!というわけではありません。

今回はテナントを借りてお店をやっている場合の
退去の際のポイントをご紹介していきます。

このあたりをしっかりと理解しておかないと、
後々大変なことになってしまう可能性も
ありますから、しっかりと注意してくおくことを
おすすめします!

「知らなかった!」じゃ、済まされませんからね…。

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テナント退去時の注意点!

テナント退去の際には、注意点が色々とあります。
先ほどから書いているように「明日出ます!」みたいな
感じで、出ることはできないのです。

建物を貸している側からすれば、
そんなことされてしまえば困ってしまいますからね。
なので、基本的にそういうことはできません
(大家さんがいいよ、と言えば別ですが、まずないでしょう)

しっかりとこの辺りを把握しておかないと、
家賃などを払えなくなってしまい、大変な目に遭ったりだとか、
最終的に大家さんとの間で、多きじゃトラブルなどを招いてしまう可能性が
あるのです。
このあたりに関しては、しっかりと注意しておく必要がありますよ!

注意するべき点を、それぞれ見ていきましょう!

①契約をちゃんと把握しておく

テナントを借りる際には、必ず最初に
何らかの契約書を交わしているはずです。
原則、最初に説明も受けているハズでしょう。
しかしながら、お店を開店させて、しばらくすると
そんなことも、ついつい忘れがちになってしまうものです。
ですが、「忘れていた」では通りませんし、
当然のことながら「知らなかった」も許されません。

テナントを借りる以上は、ちゃんと責任を果たす必要が
あるのです。

あやふやな点があれば、しっかりと契約書にどう書かれているかは
確認しておく必要がありますし、
もしもお店を辞めたり、移転したりすることを
検討しているのであれば、
契約解除の際には、いつまでに言えばいいのか、だとか
物件をどのような状態にして返却すれば良いのか、だとか
そのあたりのこともしっかりと把握しておく必要が
あるのではないかと思います。

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②契約解除の際のルールは絶対確認!

明日退去します!ということはできません。
これは物件によって、色々ですが、
大抵の場合、テナント退去の〇か月前までに言うことに
なっているはずです。
2か月だったり、3か月だったりだとか、
そのあたりが多めでしょうか。

と、いうことで、多くの場合、すぐにテナント契約を
解除することは不可能になっています。
また、数か月前にテナント契約解除の旨を
伝えなくてはいけない、ということは、当然のことながら
その間は契約していないといけない!ということになります。

つまりは、その間は家賃もかかりますし、
電気代も水道代も、その他もろもろの費用もかかわるわけです。
このことをしっかりと認識しないままに、テナント契約解除の
ことを考えていると、費用が足りなくなってしまう、なんて
最悪のケースも考えられるわけです。

必ず、〇か月前までに大家さんに伝えれば良いのかを確認
しておき、その分の資金は、余裕を持って、撤退を考えましょう。
「あ~これ以上やったら破産だ!」なんて思ったときに
テナント解約の申し出をしたのでは遅すぎますし、
もう手遅れなのです…。

③物件をどのようにして返却するのかにも注意!

借りていた物件をどのようにして返却するのか、にも
注意する必要があります。
店内のものを片づけて、はい、そのままお返しします!
とは行かない場合もあります。

このあたりもしっかりと大家さんに確認して
おかなくてはなりません。
「そのままでいいよ」というケースももちろんありますし
最低限のクリーニングなどを求められる場合もあります。
また、スケルトン状態(骨抜きの状態)に戻すように
言われるケースや、
最初に借りた時点の状態に原状復帰させるよう
求められるケースもあります。

このあたりも、契約書などでしっかりと
確認しておくようにしましょう!
もしも分からなければ、分からないままにしてしまうことはせずに
ちゃんと大家さんに確認するなりしてください。
有耶無耶なままにしておくのは危険です。

何故なら、ここの対応で自分のかかる費用は
大きく異なる為です。
例えば、何もせずにそのままでいいよ、という場合は
自分の片づけ以外の費用はかかりません。
しかしながら、スケルトンの状態に戻してほしいだとか
そういう要求があった場合は、
建物の規模や、条件などにもよって異なりますが、
数十万から、数百万円の費用がかかることになってしまい、
非常に大きな負担となります。

お店を閉店する、ということは、
移転する場合などを除き、少なからず資金繰りなどが苦しい、
という状況だと思いますから、
このあたり、対応できなくなってしまう可能性もあります。
しっかりと事前に確認し、余裕を持った撤退を
心がけましょう。

④処分するべきものを把握する

テナントを借りてお店をやっていた場合、
物件の返却よりも前に、自分で用意していたお店の備品を
どうするか?という問題も出てきます。
これも大家さんと相談してみるのも良いですが、
基本的には自分で用意したものは、自分でカタを
つけなければなりません。

たとえば、不要になったショーケースなどは
廃品回収に出すなり、欲しがる人を探すなり
して、処分しなければなりませんし、
飲食店などで、設備を整えた場合は、
それらの設備に関しても、どうにかしなければなりません。

基本的に、そのまま置いていっていい、ということに
なるケースは非常に少ないので、そのことに関しては
しっかりと把握しておく必要があるかと思います。

これも、処分するものによって金額は大きく異なりますが
数万円から数百万単位で費用がかかってしまいます。
自分のお店にもしも閉店するのであれば、処分しなくては
ならないモノがどのぐらい存在するのか、そして
どのぐらいの費用がかかるのか、これはある程度、
事前にシミュレーションをしておき、いざという時に
資金不足になってしまわないように、
注意することが必要です。

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限界ラインを考えておくことが大事!

自分でオープンしたお店を辞める、これは
大きな決断になると思います。
移転に伴うテナント退去や、その他のテナント退去でも
同様ですが、もしも自分がここから徹底することになったのであれば
どのぐらいの費用がかかることになるのかどうか。

これは、しっかりと把握しておかなくてはなりません。
自分の限界ラインはどこなのか。
ある程度は余裕を持って撤退できるように考えておきましょう。

また、テナント契約時のルール。
これはしっかりと把握しておく必要があります。
ルールを把握しないまま「知りませんでした」では、
テナントの貸し借りの世界では通用しません。

ちゃんとしっかりと契約書は読むようにし、
曖昧な点や、どうしても分からない点があるのであれば、
それは大家さんにしっかりと確認を取るようにしてください。

まとめ

テナント退去にも、場合によってはかなりのお金がかかります。
そんな時に、お金を用意することができずにトラブルに
なってしまったり、
テナント退去時の費用を確保するために借金を
することになってしまったりしたら、本末転倒です。

ちゃんとルールは把握しておかなくてはいけませんし、
ある程度の計画を、しっかりと自分の頭の中で
練っておくことはとても大切なことになります。

間違っても、知らなかった、だとか、こんなにお金が
かかるとは思わなかった!だとか
そういうことが、無いようにしましょう!

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